ずっと真夜中でいいのに。『こんなこと騒動』歌詞の意味を考察・解釈

でぁーられったっとぇん

集まって話し合って
合わせ合う為の相槌 いつまで
ここの正確に沿って
どこの性格が体に いいんだろう
気の抜けた中華街を
涼しげに 意味 淀んだ挨拶だけ
なるべく音を消して
まるで 何かから逃げるみたいに

遮られてくみたい
深い緑の海に潜んで 真っ直ぐでいても
今は その視界が居場所でも
些細な疑問くらい 許してよ

嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟を決めたかった

いつしか 現れる
同じ熱の 途方もない憂いにも
いつしか 助けられる
まだ 諦めの悪い夢に頼ってしまうから

思っていたことと違っても 今更 引き返せないよ
[選べないコト]を きっと選ぶから
もっと 単純で いいんだよ
でも きっと こうやって着飾るの
より良いように 組み合うように 確かめたいよ
君の声で 太る意志で 貫けるから

嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟を決めたかった

失って気づく後悔くらい
失う前から気づいてた
もう わかり合える 根本じゃなく
先手で理解できる
どうにでも 些細な単純使命 果たせる
ぶった多数に 右往左往 素振りしてる
もう 自分が 見っともなくても
素直に取り出した言葉 言いたいのに

嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟はできてたんだ

はじめに

『こんなこと騒動』とは2019年10月8日にネット上でプレミア公開された楽曲で
す。

大人気ずっと真夜中でいいのに。(※以下ずとまよと表記)から期待の新MVが
本日登場しました。
同年10月30日リリース 1stフルアルバム『潜潜話』に収録されています。

プレミア公開を待ちわびていたファンの多さに毎回圧倒させられます。
その点はすぐに動画再生回数やコメント数に反映されました。
動画再生回数は公開から1時間で10万に達し、現在も伸び続けています。
コメント数も1,500以上集まっており熱いコメントで埋め尽くされています。

さて今作のMV内容と曲調はどのような構成になっているのでしょうか。

MVの舞台は異世界のような場所で、一人の主人公が中心となり物語が展開され
て行きます。
ずとまよ作品に多く見られる「主人公の気持ちの葛藤」が反映されているように
筆者は感じました。

前半に少女は街の住人たちに優しい笑みを見せ穏やかに振る舞っています。
しかし後半では盾や剣を手にして「なにか」と戦っている場面が映し出されてい
ました。
彼女は何と戦っていたのでしょうか。

さらに人気キャラクターである「うにぐりくん」の登場時間も過去最大?となっ
ていて見どころ満点です(主役を狙い始めている?笑)

曲調は怪しげなハミングから始まり、不思議なオーラを放っていました。
MVの世界観と非常にマッチしていましたね。

途中で加わるベースラインが非常にお洒落であり作品の味わい深さに貢献してい
ました。
また物語の展開に合わせて加速したり減速するテンポにも高い技術力を感じまし
た。

今作のアレンジは前作大人気となった「脳裏上のクラッカー」を手掛けた100回
嘔吐さん
が担当しています。
音のスケール感とトリッキーな転調の仕方には毎回、魅了されますね。

絵師は話題を呼んだ前作「ヒューマノイド」と同様sakiyamaさんです。
不思議と奇怪なオーラを纏った世界観が強く印象付けられます。

それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていくことにしましょう。

タイトル『こんなこと騒動』とは

「騒動」とは「多人数が騒ぎ立てて秩序が乱れる」ことを指しています。
しかし歌詞全体を考慮すると、主人公の心の中で沸き起こるさまざまな感情
騒動を起こしているように見受けられます。

「こんなこと」とは主人公の強がりや本心ではない気持ちや考えを指しているの
かもしれません。
実際にMVでの少女の表情や仕草からそうした点が伺えます。

続く部分からさらに細かい感情や状況を読み取っていきましょう。

『こんなこと騒動』歌詞の意味

感情の無い相槌

集まって話し合って
合わせ合う為の相槌 いつまで
ここの正確に沿って
どこの性格が体に いいんだろう
気の抜けた中華街を
涼しげに 意味 淀んだ挨拶だけ
なるべく音を消して
まるで 何かから逃げるみたいに

今回は一人の女性主人公を主軸に考察を進めていきたいと思います。

歌詞全体から彼女には「君」で表現される大切な人(男性)が存在すると解釈し
ました。

歌詞冒頭では彼女と彼のやり取りを示しているように感じます。
2人の「話し合い」の場ではいつでも合理的と思われる会話がなされ、多少間違
っていると感じる場合でも相槌を打って会話が進行していったのでしょう。

しかしその相槌に感情は伴わず、ただ輪を乱さないという指針に導かれているよ
うに行われているように感じます。

彼女は本音で話し合えない状況に満足していない様子です。
「正確に沿って」とは彼の前で「間違ったことを言わない」ことを指すのかもし
れません。
しかし自分の性格がそのやり方に合うかどうかを疑問視しているようです。

私たちも相手を優先しながらも自分の性に合わないことを言ったりやったりする
場合がありますね。
そうした状況に似ているのかもしれません。

彼女はこの点を黙想するために歩き出して静かな場所を探したようです。
彼女の心情的には「答え」を見出すというより「何かから逃げる」ような状態だ
ったのかもしれません。

疑問の答えを見出した時、彼との関係が終わってしまうのではと考えた可能性も
あります。

MVではを持った彼女が怪物のような存在と戦うシーンがありました。
防戦一方になっている彼女は、先ほどから考えている本音を言えない主人公とリ
ンクしているように思えました。

上の仮定で考えると戦っている怪物「自分の中の恐怖や不安」を指すのかもし
れません。
彼女の心の中ではいつでも本音を言った時に、彼を失ってしまうのではないかと
いう恐怖や不安との戦いがあったと解釈しました。

自分との戦い

嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟を決めたかった

彼女の心の中にはさまざまな感情が湧き上がっていました。
「彼に嫌われたくない」「彼のある面についてどうしても知りたい」
という気持ちが渦巻いていたかもしれません。

些細なことを気にしてばっかりの自分に嫌気を感じることもあった
でしょう。
自分の中で「こんなこと」と思えるもので心は騒がしくなり、秩序
正しい感情つまり冷静とは呼べない状態になっていたと考えられます。

それでも彼女は彼との関係について「もうどうだってよい」と考える
前に覚悟を決めたいと思ったようです。

結果はどうあれ迷っている自分が一番嫌なことに気づいたのかもしれ
ません。

MVの少女が盾の代わりにを持って怪物に向かって行くシーンがあります。
これは上記の覚悟を決めて自分の中の恐怖や不安と向き合っていくことを描写し
ていると解釈しました。

何かを得、何かを失う

失って気づく後悔くらい
失う前から気づいてた
もう わかり合える 根本じゃなく
先手で理解できる
どうにでも 些細な単純使命 果たせる
ぶった多数に 右往左往 素振りしてる
もう 自分が 見っともなくても
素直に取り出した言葉 言いたいのに

彼女は自分の中で沸き起こる恐怖や不安と向き合うことを
決心しました。
それでも長年、自分の中で飼いならした感情を克服するこ
とはできなかったのでしょう。

MVの怪物に打ち負かされた少女のように彼女も恐怖や不安
に負けてしまったのかもしれません。

MVではうにぐりくんが魔導書(1stミニアルバム『正しい
りからの起床』初回限定盤に似ている)のようなものを読み、
電球や不思議な力などを駆使して彼女を救います。

これは恐怖や不安と戦い負けてしまった主人公に、彼との想
い出が強く働きかけた
ことを描写するように思えました。
MVではうにぐりが打ち出したものが花火となり周囲を輝かせ
ました。

同じように自分の中で湧き上がった彼との想い出が、彼女の恐
怖や不安を取り除いた
のかもしれません。
これまでの関係性から、本音をぶつけても彼を失うはずないと
考えることができたのでしょうか。

しかし歌詞には「失って気づく後悔くらい 失う前から気づい
てた」
というフレーズがあります。
これは彼女が自分を信じ、強さを得た頃になんらかの理由で
を失ったこと
を示唆しているのかもしれません。

私たちも日常で、考えて答えを出している間に何かを得損なう
という経験をします。
彼女の身にも同様の事が起きたのかもしれません。

上記の仮定で考えると彼女は大切なものを得ましたが、同時に
大切な存在を1人失いました。
この事実が彼女にとって「こんなこと」と表現するにはあまり
にも衝撃的で大きなことだったのは言うまでもありません。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
プレミア公開から数時間頭を捻らせ悩ませ苦悩していました。
世界観の深さと難解さに打ち負かされそうになりました(笑)

考察の正否ではなく自由な発想と感じた気持ちを大切に執筆
してみました。
さまざまな解釈が存在するという事は、それだけ魅力的な作
品であるという証拠なのだと筆者は考えます。

MVの細部に注目すると色々な遊び心が発見できると思います。
少女の持つ盾に記されたZTMYも恐らくずとまよ(ZUTOMAYO)
のローマ字表記からきているのでしょう。

過去作品と絡めた考察や解釈も今後たくさん執筆されていく
と思います。

ACAねさんの美しくどこまでも広がって行くような歌声も魅力的でした。
今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。

素敵な作品をありがとうございました。

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