井口裕香「革命前夜」の歌詞の考察

ふとした瞬間に 君はいない

孤独が胸の奥 酷く叩く

溜息の夜は 星たち 見上げ

唇を噛んで 祈る

 

夜明けが来るたび 君へと走ってく

傷だらけの君は 笑顔でごまかすけど

気づいてる私 子供じゃないよ

 

世界中 敵に回しても 君を守るよ

この強さは 君がくれた光

奇跡を 待つだけじゃなくて 起こしたいんだ

2人の意味を変える 革命前夜

 

気づけば花が咲く 君の周り

言えない感情が 渦を巻くの

優しくされると 泣きそうになるよ

気づかないね 君は鈍感

 

遠くなる背中 追いかけた日々に

サヨナラを告げるよ 1人でも大丈夫

気づいたの私 これからもずっと

 

世界に置き去りにされて バカにされても

2人で見た 軌跡を信じてる

誰にも よそ見なんてさせない 覚悟してね

2人の未来を変える 革命前夜

 

世界中 敵に回しても 君を守るよ

この強さは 君がくれた光

奇跡を 待つだけじゃなくて 起こしたいんだ

2人の意味を変える 革命前夜

 


 アニメ「とある魔術の禁書目録」第三期エンディングテーマ

井口裕香さんが歌う「革命前夜」は声優としてヒロインを演じている「とある魔術の禁書目録」第三期エンディングテーマとして起用されました。

ヒロイン役である井口裕香さんが歌うのですから目線はヒロイン「インデックス」でしょう。

ふとした瞬間に 君はいない

孤独が胸の奥 酷く叩く

とある魔術の禁書目録の主人公 上条当麻はいろんな面倒なことに

巻き込まれたり、手を突っ込んだり、「不幸体質」です。

インデックスを巻き込まないようにと、自分だけの力で解決しようと

突っ走ってしまうことも多くあり、インデックスは孤独を感じているのでしょう。

アニメの話数によってはヒロインが一切出てこないこともあるぐらいです。

溜息の夜は 星たち 見上げ

唇を噛んで 祈る

置いてけぼりなヒロインは 上条当麻の身を案じ、祈っているのでしょう。

唇を噛んでいるのは、また蚊帳の外にされた、というちょっとした怒りも乗せられている気がします。

インデックスの優しさ

夜明けが来るたび 君へと走ってく

傷だらけの君は 笑顔でごまかすけど

気づいてる私 子供じゃないよ

戦いに出てはボロボロになって帰ってくる主人公。

過去に記憶を消すほどの脳にダメージを受けたことがあります。

そんなときでも病院のベッドで笑顔で誤魔化そうとするシーンがありました。

記憶が消えてしまったことはヒロインには秘密にしていましたが

内心、どこかで気が付いているのかもしれません。


ボロボロになっても戦う主人公と共にある歌詞!

世界中 敵に回しても 君を守るよ

この強さは 君がくれた光

奇跡を 待つだけじゃなくて 起こしたいんだ

2人の意味を変える 革命前夜

作品では能力者と魔術師の対立が描かれています。

当初は敵・味方という関係はありませんでしたが、ヒロインと主人公が出逢ったことから

科学と魔術が交差し、物語がはじまりました。

ヒロインには実戦に出る力はなく、祈ることや知識を与えることしかできません。

また主人公も作中の中では「能力は持っていない」ことになっています。

サビに関しては主人公とヒロイン、互いの思いが寄り添っている気がします。

「世界中 敵に回しても 君を守るよ」

作中の世界は「科学サイド」と「魔術サイド」と2つの勢力があります。

更に魔術サイドにはローマ正教、イギリス教、とたくさんの集団が常に争っています。

主人公は「科学サイド」、ヒロインは「魔術サイド」です。

二人の関係は常に揺れ動き「世界中が敵になる可能性がある2人」です。


「この強さは 君がくれた光」

肉体的な強さではなく精神的な強さの表現です。

君がくれた光とは主人公を守りたい、帰りを迎えたいというヒロインの気持ちではないでしょうか?

奇跡を 待つだけじゃなくて 起こしたいんだ

2人の意味を変える 革命前夜

主人公が帰ってこれているのが「奇跡」的な出来事のようで

それを待っているだけじゃなく、「起こしたい」のでしょう。

「二人の意味」とは?

「科学」と「魔術」、そして「主人公」と「ヒロイン」

作中に出てくる対になるもの全体を乗せているようにも聞こえます。

皮肉まじり?

気づけば花が咲く 君の周り

言えない感情が 渦を巻くの

優しくされると 泣きそうになるよ

気づかないね 君は鈍感

主人公は行く先々の女性登場人物に惚れられたりされています。

気づけば花が咲く、とても皮肉が混じってますね。

言えない感情、それは好き、や愛情でしょう。

守ってやりたい!と思っていても

それが恋心に繋がるとは主人公は到底考えが及んでおらず

「鈍感」といわれてしまいました。


ヒロインの決意

遠くなる背中 追いかけた日々に

サヨナラを告げるよ 1人でも大丈夫

気づいたの私 これからもずっと

いつも送り出したり、

後から追いかけていた日々でしたが、

これからは違う、一人でも行くという決意でしょうか。

1番では「子供じゃない」と歌い、2番は「これからもずっと」に変わりました。

これからもずっとそばに居たい、という気持ちが隠れている気がします。

奇跡と軌跡

世界に置き去りにされて バカにされても

2人で見た 軌跡を信じてる

誰にも よそ見なんてさせない 覚悟してね

2人の未来を変える 革命前夜

1番では奇跡を起こしたい、と願っていました。

2人で見た軌跡、は今までの出来事を全て思い返し、

無事に帰ってきた主人公の「奇跡」と重ねているようです。

これから物語がどんどんと進行していく中で

ヒロインと主人公が離ればなれになってしまいますが、

それぞれが違う場所で、最終的には同じ目標を夢見て動きだします。

2人の行動で未来が、世界が変わるのでしょう。


曲名「革命前夜」の意味とは?

聞けば聞くほど「革命前夜」というキーワードがぐるぐる回りました。

曲調と若干ミスマッチな気もしますが、

ヒロインが変わっていく様を見せつけたい、という決心を「革命前夜」と

語っているようにも聞こえます。

作品では4文字の漢字に技名や能力名などを乗せたりしています。

「禁書目録」=インデックスと読むように、

曲名「革命前夜」にもつけるとしたらどんな風になるでしょうか。

革命前夜 = Revolutionary Eve

レボリューショナリーイヴ、なんてどうでしょうか。

とある魔術の禁書目録の世界にぐっと近づいた気がします。

第2期放映から途中、劇場版を挟んでも

かなり長いこと期間が空いてしまった第3期ですが、

帰ってきた、Re; の意味もそっと感じてしまいました。



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