『米津玄師』歌詞の意味が深い曲ランキング TOP10!

はじめに

ボカロPとしての活躍からメジャーデビューを経て、今最も熱いアーティストとして注目されている米津玄師。

そんな米津さんの楽曲を、独断でランキング付けして紹介していきたいと思います。


第10位 アンビリーバーズ

4thシングルの「アンビリーバーズ」は歌詞のとおり、「信じない者達」といった意味でしょうか。

テンポが良く、癖のあるメロディが耳に残ります。

今は信じない 果てのない悲しみを

太陽を見ていた 地面に立ちすくんだまま

それでも僕ら 空を飛ぼうと 夢を見て朝を繋いでいく

全て受け止めて一緒に笑おうか

「否定による肯定」が楽曲のテーマのようで、サビの頭が「今は信じない」という否定形になっています。

けれど否定するのは「果てのない悲しみ」であり、強い希望が感じられます。

また、「アンビリーバーズ」という複数形を表すように、歌詞の中には「一緒に」「僕ら」といったフレーズがよく出てきます。

たとえばいじめだったり、パワハラだったり、辛い環境に置かれている人を強く引っ張り上げる、一緒に抜け出そうとする、誰かを力づける、そんな曲のように思えます。

第9位 サンタマリア

米津玄師さんの記念すべき1stシングルとなる楽曲です。

優しく包み込むような歌詞とメロディが心地よい一曲となっています。

サンタマリア 何も言わないさ

惑うだけの言葉で満たすくらいならば

様々な幸せを砕いて 祈り疲れ

漸くあなたに 会えたのだから

一緒にいこう あの光の方へ

手をつなごう 意味なんか無くたって

サンタマリア 闇を背負いながら

一緒にいこう あの光の方へ

「サンタマリア」も希望ある曲のように思いますが、歌詞に出てくる「呪い」や「面会室」といったワードから、現状は明るくない状態のようです。

「サンタマリア」は「聖母マリア」の意味を持ち、救いや慈愛を表しています。

罪や闇を背負いながらも、そこから救い出されるための祈りのような曲のように感じます。


第8位 Flowerwall

3rdシングルとなる「Flowerwall」は米津玄師さんの曲の中では珍しく、はっきりと「陽」を感じさせる1曲です。

歌詞のとおり色とりどりな風景が浮かぶような楽曲となっています。

フラワーウォール 目の前に色とりどりの花でできた 壁が今立ちふさがる

僕らを拒むのか何かから守るためなのか 解らずに立ち竦んでる

それでも嬉しいのさ 君と道に迷えることが 沢山を分け合えるのが

フラワーウォール 二人で生きていくことを やめられず笑いあうんだ

それを僕らは運命と呼びながら いつまでも手をつないでいた

「色とりどりの花」「それでも嬉しいのさ」「笑いあうんだ」「いつまでも手をつないでいた」と、比較的ポジティブなワードが並びます。

個人的には夫婦の明るい未来を思い描ける曲のように感じています。

ニコンのCMソングでもあり、感動の一瞬を切り取る「カメラ」のCMということで、ポジティブなイメージの曲を作ったのかもしれませんね。

米津玄師『Flowerwall』歌詞の意味・解釈と考察

2018.05.11

第7位 フローライト

3rdアルバム「Bremen」に収録されている楽曲です。

フローライトはパワーストーンの一種であり、その効果は、自由で無邪気な発想や思考力を高めてくれるというものです。

フローライト こんなものが 世界で一番輝いて見えるのは

フローライト きっと君が 大切でいる何よりの証だろう

確かめていたんだよ僕らは ずっと目には見えないものを

ふいにそれは何かを通して 再び出会う

サビの歌詞からも、その他の部分からも、「君」が「僕」にとって大切な存在であることが窺えます。

「こんなもの」は「フローライト」を指すのでしょうが、「こんなもの」という言い方のとおり、大したことのないもの、価値のないものと思っているのでしょう。

それを覆すほど、「君」の存在が大きいものなのかもしれません。

米津玄師さんにはちょっと珍しい、明るい好きの気持ちがはっきり表れる1曲です。


第6位 orion

6thシングル「orion」はタイトルどおり星や星座について歌詞に出てきます。

アニメ「3月のライオン」のエンディング曲ともなっている楽曲です。

神様 どうか 声を聞かせて

ほんのちょっとでいいから

もう二度と離れないように

あなたと二人 この星座のように

結んで欲しくて

「この星座のように 結んで欲しくて」という直喩が使われています。

なんとなく直喩は珍しいような気がしますが、結んで欲しくても結ばれない想いを示しているように見えます。

米津玄師『orion』歌詞の意味・解釈と考察

2018.05.06

曲の解釈についてはこちらがしっくり来るなぁと思っています。

オリオン座は均整のとれた美しい星とされていますが、その星のように結ばれたい想いを感じる曲ですね。

第5位 春雷

春雷はシングル曲ではないにも関わらず、米津楽曲の人気上位に食い込む曲です。

グッと響くイントロ、テンポのいい曲調ながら歌詞は切なさもあり、何度も聞きたくなる1曲。

聞きたい言葉も 言いたい想いも 笑うくらい山ほどあって

それでもあなたを前にすると 何も出てはこないなんて

焦げ付く痛みも差し込む痺れも 口をつぐんだ恋とわかって

あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ

恋をすると、その人の前では何も言えなくなってしまうこと、誰でも経験したことがあると思います。

想像の中でなら話したいことや聞きたいことがすらすらと出てくるのに、本人を前にすると何も言えなくなってしまいますよね。

焦げ付く痛みも差し込む痺れも、苦しくなるくらいの恋心を感じさせます。

歌詞は苦しいほどの恋心を歌っているのに、曲調はポップで明るく、頭から離れなくなる曲です。

米津玄師『春雷』歌詞の意味・解釈と考察

2018.05.08

 

第4位 メトロノーム

 

3rdアルバム「Bremen」の中の1曲です。

ずれないようにするためのメトロノームがずれていく、それをすれ違いや別れに結び付ける感性は米津さんらしいように思えます。

これから僕たちは どこへ行くのかな

全て忘れて生きていけるのかな

あなたが今どんなに 幸せでも

忘れないで欲しいんだ

僕の中にはいつも

米津さんの楽曲の中では比較的分かりやすい、男女の別れの歌ではないかと思います。

メトロノームのように並んでいたのにそのテンポがずれていく。

忘れないでほしい、僕の存在を。僕の中にはあなたがいるということを。

各サビで「僕」の切ない未練を感じられます。

 

第3位 アイネクライネ

東京メトロのCMソングとして起用された楽曲です。

始まりは少し切ないのに、最後は希望や明るさを感じさせる曲になっています。

消えない悲しみも綻びもあなたといれば

それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前のすべてがぼやけては溶けてゆくような

奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

あなたの名前を呼んでいいかな

「名前」はその人の唯一のものであり、「名前を呼ぶ」行為は愛情や好意の表れとも言えるでしょう。

「呼んでくれた」ことによって「呼んでいい」のだと、「あたし」が希望を抱くようなラストになっています。

少し臆病な恋の歌のように感じられます。

米津玄師『アイネクライネ』歌詞の意味・解釈と考察

2018.05.04

第2位 lemon

ドラマ「アンナチュラル」の主題歌であり、ドラマアカデミー賞「最優秀ドラマソング賞」を獲得したlemon。

米津玄師さんを一気に有名にした一曲でもあります。

「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」というドラマ制作サイドからの依頼を受けて作られた楽曲で、「人の死」をテーマに作られています。

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ

そのすべてを愛してた あなたとともに

胸に残り離れない 苦いレモンの匂い

雨が降り止むまでは帰れない

切り分けた果実の片方の様に

今でもあなたはわたしの光

米津さんの曲には、「あなた」「君」といった特定の誰かを思い浮かべるような曲が多くあります。

「切り分けた果実の片方のように 今でもあなたはわたしの光」

「あなた」という存在が「わたし」にとって重要な存在であることが感じられます。

「切り分けた果実の片方」が重要な存在であるということは、米津さんが、果物を人体のようだとインタビューで語ったことにも表れています。

制作サイドの依頼どおり、傷ついた人たちを優しく包み込む、希望の光に満ちた1曲です。

米津玄師『Lemon』歌詞の意味・解釈と考察

2018.04.21

第1位 Flamingo

2018年10月31日リリースの9thシングルとなる楽曲です。

個性的な歌詞や独創的なメロディーが特徴の、癖になる1曲です。

あなた フラフラフラ フラミンゴ

鮮やかな フラフラフラ フラミンゴ

踊るまま フラフラ笑ってもう帰らない

嫉妬ばっか残して

毎度あり次はもっと大事にして

宵闇に爪弾き花曇り

枯れた街にべもなし鼻へらり

「嫉妬」をテーマにした曲となっています。

タイトルや歌詞からも、MVからも、ふらついた人間の姿が示されています。

タイアップやコラボ曲が多くなっていた中で、米津さんが自分と向き合って作った曲だそうで、自分の中にあるぐずぐずしたものとか、みっともなさを表現しているとのことでした。

男性の嫉妬心だとか、お酒に酔ってみっともない姿だとか、そういった人間くささがこの曲の魅力なのかもしれません。

聞けば聞くほど独創的な世界観にハマってしまう1曲ですね。

米津玄師『Flamingo』歌詞の意味・解釈と考察

2018.11.06

まとめ

独断でまとめさせていただいたランキングでしたが、いかがでしたでしょうか。

まだまだ紹介したい曲やランクインさせたい曲がたくさんありますが、今回は10曲に絞らせていただきました。

アルバム曲やカップリング曲などもとてもいい曲ばかりです。

米津玄師さんの曲は、誰にとっても感情移入できるような曲が多くあるのも、人気の秘密かもしれません。

どの曲も聞けば聞くほどメロディが頭から離れなくなり、歌詞の意味を読み解きたくなります。

これからの米津玄師さんの活躍が楽しみですね!



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