WANIMA『アゲイン』歌詞の意味を考察・解釈

懐かしくて もう一度
焼き付いて離れない
くたびれた顔で目が覚める
おいてゆく身体が望んでる
曇った夜を照らす

青臭くて頼りない開きかけのツボミが
塞いだままのココロにきっかけをくれて
ごく普通のどこにでもある繰り返す景色が
忘れられない舞台になる

知りたくないことも知って 聴きたくない音も聴いた
善も悪も胸の中しまえ 封じ込めた記憶に火を着けて声が重なる

何度目の挑戦?

誰かが台無しにした日も
誰もが大事に想う日も
優しさだけじゃ癒えない
理屈や理由ならいらない
このままじゃ終わりたくないから

懐かしくて もう一度
焼き付いて離れない
くたびれた顔で目が覚める
おいてゆく身体が望んでる
濁ったホシを探す

知りたくないことも知って 聴きたくない音も聴いた
善も悪も胸の中しまえ 封じ込めた記憶に火を着けて胸が高鳴る

何度目の失敗?

僕が台無しにした日は
僕が大事に想う日は
空しさだけじゃ届かない
理屈や理由ならいらない
このままじゃ終わりたくないから

懐かしくて もう一度
焼き付いて離れないんだ
正しさだけじゃ見えない
理屈や理由ならいらない
曇った夜 抜け出すから
くたびれた顔に陽が射す
おいてゆく身体が覚えてる
そうさ まだこれからだ


はじめに

『アゲイン』とは2019年3月5日にネット上で公開された楽曲です。
僅か三日で動画再生回数ハーフミリオンを達成した人気の一曲です。
TBS系 金曜ドラマ「メゾン・ド・ポリス」主題歌ともなっています。

WANIMAオフィシャルサイトではボーカルのKENTAさんご自身が次
のようにコメントしていました。

今回は僕とギターのKO-SHINが生まれ育った天草が舞台です。
高校時代に自分達で作り上げたパチンコ大和でアゲインを撮影しました。
このパチンコ大和はパチンコ屋さんの跡地を
当時にバンド練習やライブをするため自分達で
内装やステージを作り、非行に走らず音楽ばかりやっていました。
当時の面影そのままにスタジオを作り直す姿や
僕が育った町をアゲインとともに開催して下さい!!

https://wanima.net/ WANIMAオフィシャルサイト

地元愛に満ちた曲であると同時に熊本の雰囲気をアピールした
温かい楽曲であることが理解できますね(地元民大喜び?)

彼らの活動に注目してみますとライブでもジャケットでもどこ
を切り取っても笑顔でいるのです。
彼らが音楽を愛しておりメンバーをそしてファンや地元を含め
たライブ開催地を愛しているのが伝わってきますね。

筆者のWANIMA初見のイメージですが髭もじゃで難い良くてレ
ゲエでなんだか柄悪そうという独断と偏見に満ちたものでした。
それでも音楽活動や取り組みの姿勢を観察するやその印象は音
をたてて崩れ去っていきました。

上記KENTAさんのコメントにもありましたが非行に走らず音楽
一本でやっていらしたんですね、失礼しました(苦笑)
それではさっそく歌詞の考察を始めていきましょう。

タイトル『アゲイン』とは

「again」には再び、重ねて、またもう一度という意味があります。
歌詞中にも「もう一度」「重なる」というフレーズが多様されてい
ます。
大事なものや場所を再び見たいという意気込みを感じます。

前述でも引用しましたが当時の面影そのままにスタジオを作り直す様
子がMVで映し出されています。
彼らが高校時代の時のスタジオですからかなり懐かしいのではないで
しょうか。

古き良き場所に赴けば懐かしい思い出を燻らす素敵な時間の始まりです。
そんな彼らの気持ちに感情移入しながらこの曲を聴いてみましょう。


『アゲイン』歌詞の意味

懐かしの大地を踏みしめて

懐かしくて もう一度
焼き付いて離れない
くたびれた顔で目が覚める
おいてゆく身体が望んでる
曇った夜を照らす

青臭くて頼りない開きかけのツボミが
塞いだままのココロにきっかけをくれて
ごく普通のどこにでもある繰り返す景色が
忘れられない舞台になる

ボーカルのKENTAさんとギターのKO−SHINさんは
出身地熊本県天草を「懐かしく」思ったのでしょう。
もう一度生まれ故郷を訪ねたい、そこで音楽を奏でた
いという欲求に駆られたに違いありません。

「おいてゆく身体」と表現しているのはバンドを組んで
いたHANIMA時代の2006年から13年近くが経過して当時
と比較すると自分たちは老いたという意味なのでしょう。

「青臭くて頼りない開きかけのツボミ」とは音楽活動を
開始したばかりの売れていない時代の自分たちに言及し
ているのかもしれません。

そんな時にも地元天草の光景が与えてくれた勇気と自信
を思い出し感謝の念に溢れている様子を見て取れますね。
彼らにとってその光景は目に焼き付いて離れることはな
く忘れることなど決してできない宝の一枚絵でした。


諦めかけた挑戦

知りたくないことも知って 聴きたくない音も聴いた
善も悪も胸の中しまえ 封じ込めた記憶に火を着けて声が重なる

何度目の挑戦?

誰かが台無しにした日も
誰もが大事に想う日も
優しさだけじゃ癒えない
理屈や理由ならいらない
このままじゃ終わりたくないから

「知りたくないことも知って」とは大人になる
過程で知ってしまった現実や汚い面のことを指
しているのでしょう。

「聴きたくない音も聴いた」とは自分たちと方
向性の違うバンドが人気を得ていてそのたびに
嫌な思いをしたことを示唆しているのでしょう。

メジャーデビューを目指して活動しても何度も
諦めかけた経験があったのでしょう。

ほとんどのアーティストがそうした過程で挫折
しスランプを感じながらビッグになっていくの
だと筆者は思います。

他者から台無しにされたと思える日も誰もが満
場一致で大事に思う日もすべて大切であると歌
詞は伝えています。

大きな夢に向かう人たちにとって単なる気休め
でしかない「優しさ」では癒えない心の傷があ
るのかもしれません。

「いい加減諦めたら」「夢では食っていけない」
など周囲の人が善意から優しい言葉をかけてく
るかもしれません。

それでも夢を追う人たちにとって理由や理屈で
はなく夢を叶えたいという理性からかけ離れた
「本能」が必要であり確信が重要なのです。

外なる人は衰えようとも

懐かしくて もう一度
焼き付いて離れないんだ
正しさだけじゃ見えない
理屈や理由ならいらない
曇った夜 抜け出すから
くたびれた顔に陽が射す
おいてゆく身体が覚えてる
そうさ まだこれからだ

生まれ故郷に戻ってきたWANIMAのメンバー
特にKENTAさんとKO−SHINさんにとっては
今回の撮影で心の充電ができたように感じま
した。

何が正しいか間違っているかの正邪の判断よ
り本能的行動、直観が物を言う場面がたくさ
んあったのでしょう。

「曇った夜 抜け出すから」とは今後の活動や
次回作において先行き不透明というわけでは
ないものの確かなものがなかったという意味
でしょうか。

それでも彼らの中で何かひっかかるものから
の離脱、脱却が可能になったことを伺わせる
表現のように感じました。

「くたびれた顔に陽が射す おいてゆく身体
が覚えてる」とは歳をとって疲労を感じる顔
に希望が満ち溢れたことを描写しています。

現在KENTAさん30歳、KO−SHINさん29歳に
なっていますが地元天草に訪れ、自分たちの
若いころの記憶や感覚を身体が覚えているこ
とを実感できたのでしょう。

その瞬間から「そうさ まだこれからだ」と
勇気と確信が全身にみなぎってきたに違いあ
りません。

WANIMAの全国を駆け巡る音楽の旅はまだま
だ続いていきそうです。

まとめ

今回は地元密着型の歌詞構成だなと感じました。
ドラマタイアップについてあまり触れませんでし
たが彼らがこれからものびのびと活動していけそ
うなのを知って安心しました(笑)

今作の歌詞考察から教訓として何かに行き詰った
りした時には地元に帰省して一息ついてみようと
思いました。

若かりし頃の大事な何かを取り戻すことができる
かもしれませんし、懐かしいものにもう一度触れ
たり作り上げる喜びを堪能できることでしょう。

日常に忙殺されたり街の喧騒にストレスを感じて
いる人たちはそうしたことが必須になってくるの
かもしれませんね。

WANIMAの今後の活動にも期待し次回作にも注目
していきたいと思います。






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