宇多田ヒカル『First Love』歌詞の意味・考察と解説

最後のキスは
タバコのflavorがした
ニガくてせつない香り

明日の今頃には
あなたはどこにいるんだろう
誰を想ってるんだろう

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I’ll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
今はまだ悲しいlove song
新しい歌 うたえるまで

立ち止まる時間が
動き出そうとしてる
忘れたくないことばかり

明日の今頃には
わたしはきっと泣いてる
あなたを想ってるんだろう

You will always be inside my heart
いつもあなただけの場所があるから
I hope that I have a place in your heart too
Now and forever you are still the one
今はまだ悲しいlove song
新しい歌 うたえるまで

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I’ll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
まだ悲しいlove song
Now and forever

はじめに

1999年に発売された宇多田ヒカルの3枚目のシングル『First Love』。

宇多田ヒカルの名を世に知らしめたヒット曲であり、売上枚数は96万枚にも及びました。

また同タイトルのアルバムの売上枚数は765万枚を記録。
これは国内のアルバムセールスで歴代1位です。

多くのアーティストにカバーもされており、発売されてから約20年経った今でも
根強い人気を誇る『First Love』。

果たしてその歌詞はどのような内容なのでしょうか。

歌詞考察

もう会えないあなたを思って

最後のキスは
タバコのflavorがした
ニガくてせつない香り

明日の今頃には
あなたはどこにいるんだろう
誰を想ってるんだろう

一番Aメロ〜Bメロです。

「最後のキスは タバコのflavorがした」という歌い出しは宇多田ヒカルの楽曲の中で
というより、邦楽の中で最も有名なフレーズと言えるでしょう。

そしてこれはもう何度も言及されていることですが、とても15歳が作った歌詞とは
思えないほど大人な雰囲気が漂っています。

この歌詞の後には「明日の今頃には あなたはどこにいるんだろう」と続きます。

明日という近々のことを考えていることから、今日この瞬間に恋人と
別れてしまったことが分かります。

先程説明した邦楽史上最も有名な歌い出しは、恋人と別れる直前の事を歌っていたのですね。

恋人が教えてくれた愛は忘れない

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I’ll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
今はまだ悲しいlove song
新しい歌 うたえるまで

一番サビです。

帰国子女である宇多田ヒカルらしく、英語の歌詞の比重が多いことが目に入りますね。

昨今の作品である「あなた」「初恋」などはほとんど日本語の歌詞で書かれており、
当然ですが宇多田ヒカルの作詞スタイルの変化を感じさせます。

さて、内容としては「いつか誰かとまた恋に落ちても」
「I’ll remember to loveYou taught me how」という部分が特徴的です。

英詞部分を和訳すると「あなたが教えてくれた愛を思い出すだろう」というもの。

別の誰かと付き合っても恋人が教えてくれた愛を忘れはしないと歌うのです。
別れた恋人への思いがとても強かったことがわかる歌詞ですね。

そして別れた直後はその強すぎる思い故に苦しみ、「今は まだ悲しい love song」と綴るのです。

前を向きたいけれど

立ち止まる時間が
動き出そうとしてる
忘れたくないことばかり

明日の今頃には
わたしはきっと泣いてる
あなたを想ってるんだろう

二番Aメロ〜Bメロです。

「立ち止まる時間が動き出そうとしている」と、別れてしばらく呆然としていたけれど、
いつまでもそのショックを引きずってはいけないと思い始めた歌詞が綴られます。

しかし、「明日の今頃にはわたしはきっと泣いている あなたを想ってるんだろう」と続きます。 やはり別れた直後ということもあり、簡単に思いを忘れることはできないのでしょう。

この部分は一番Bメロの「明日の今頃には あなたはどこにいるんだろう 誰を想ってるんだろう」と対比になっており、別れた恋人への思いが断ち切れないことを上手く表現しています。

もう会えない恋人への思いはより強く

You will always be inside my heart
いつもあなただけの場所があるから
I hope that I have a place in your heart too
Now and forever you are still the one
今はまだ悲しいlove song
新しい歌 うたえるまで

You are always gonna be my love
いつか誰かとまた恋に落ちても
I’ll remember to love
You taught me how
You are always gonna be the one
まだ悲しいlove song
Now and forever

二番サビです。

恋人に対する思いは主に英詞に込められています。

まず着目したいのが「I hope that I have a place in your heart too」 。
これは私があなたを思っているように、あなたも私のことを思っていて欲しいという意味です。

次に「Now and forever you are still the one」。
これは今もいつまでも恋人は特別な存在であるという意味です。

別れた相手に対してこのように思うのはあまり良くないような気もしますが、
やはりこれは主人公の相手に対する思いの強さ故でしょう。

そして、一番サビと同様に「今はまだ 悲しいlove song」と思いの強さ故に
苦しんでいることが描写されます。

全体を通してこれでもか、というほど恋人への強い思いが綴られていることが分かりますね。

が、タイトルが『First Love』であることを考えると、これ程までに強く
恋人のことを思うのは当然なのかもしれません。

『First Love』は繰り返される恋人への愛の言葉によって、初恋の特別さを描いた楽曲なのです。

終わりに

数多くヒット曲のある宇多田ヒカルの中でも特に有名な楽曲、『First Love』は繰り返し
別れた恋人への思いが綴られる、初恋の特別さを描いた楽曲であることがわかりました。

初恋の特別さというのは経験した人、いま経験している人であれば
誰しもが共感することだと思います。

この『First Love』の歌詞を読めば、きっと胸がしめつけられるような思いになることでしょう。
そんな歌詞を若干15歳で書いた宇多田ヒカルはやはり天才という他ありませんね。

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