東京事変『閃光少女』歌詞の意味・考察と解説

今日現在(いま)が確かなら万事快調よ
明日には全く憶えて居なくたっていいの
昨日の予想が感度を奪うわ
先回りしないで

今日現在(いま)を最高値で通過して行こうよ
明日まで電池を残す考えなんてないの
昨日の誤解で歪んだ焦点(ピント)は
新しく合わせて

切り取ってよ、一瞬の光を
写真機は要らないわ
五感を持ってお出で
私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい

今日現在(いま)がどんな昨日よりも好調よ
明日からそうは思えなくなったっていいの
呼吸が鼓動が大きく聴こえる
生きている内に

焼き付いてよ、一瞬の光で
またとないいのちを
使い切っていくから
私は今しか知らない
貴方の今を閃きたい

これが最期だって光って居たい

はじめに

2007年に発売された東京事変の配信限定シングル、『閃光少女』。

その名を表すかのごとく、テンポの良いメロディとリズムが特徴的なこの曲。

2012年に解散してから6年経った今でもなお多くのファンを魅了する東京事変の楽曲の中でも一番の名曲として候補に挙がることも少くない『閃光少女』ですが、その魅力の一つは強いメッセージ性を持った歌詞です。

今回はそんな『閃光少女』の歌詞を考察してまいります。

歌詞の考察

昨日、今日、明日。最も大事なものとは

今日現在(いま)が確かなら万事快調よ
明日には全く憶えて居なくたっていいの
昨日の予想が感度を奪うわ
先回りしないで

今日現在(いま)を最高値で通過して行こうよ
明日まで電池を残す考えなんてないの
昨日の誤解で歪んだ焦点(ピント)は
新しく合わせて

一番Aメロ〜Bメロです。

今日、昨日、明日、今日、明日、昨日と日時を表す言葉が繰り返される構成が印象的なこのパート。

歌われるのは「今日現在(いま)が確かなら万事快調よ」「今日現在(いま)を最高値で通過していこうよ」などの部分から分かる、今をしっかりと生きようというこの曲のテーマです。

ではしっかり生きるためにはどうすればよいのか? サビへと続きます。

五感を研ぎ澄ませて

切り取ってよ、一瞬の光を
写真機は要らないわ
五感を持ってお出で
私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい

一番サビです。

Aメロ〜Bメロで歌われたことは今をしっかりと生きるということでした。

これに対して、サビでは今をしっかりと生きるには五感を研ぎ澄ませることだと綴られます。

「切り取ってよ、一瞬の光を」「写真機はいらないわ五感を持っておいで」。

一瞬の光とは今のことを指し、切り取って、というのはしっかりと生きるということの比喩だと考えられます。

そして「写真機は要らないわ 五感を持ってお出で」と続き、今をしっかりと生きるために必要なものは何も無くただ五感を研ぎ澄ませてさえいれば良いのだ、と歌われます。

シンプルながらも力強いメッセージですね。

明日のことなんて考えないで、今を生きて

今日現在(いま)がどんな昨日よりも好調よ
明日からそうは思えなくなったっていいの
呼吸が鼓動が大きく聴こえる
生きている内に

二番Aメロ〜Bメロです。

「今日現在(いま)がどんな昨日よりも快調よ」「明日にはそう思えなくたっていいの」と今をしっかりと生きるというこの曲のテーマを強める歌詞が登場します。

明日にはどうなっても良い、というと言い過ぎな印象を受ける方もいるかもしれません。

しかしこの歌詞はそういった意味ではなく、今日を快調であろうという意識を連続して持っていれば、明日も明後日もそのまた先も快調でいられるのだということが綴られているのです。

明日のことを考えず今を生きることが、結果として明日も充実することになるという真理を捉えた歌詞ですね。

今、それは一瞬

焼き付いてよ、一瞬の光で
またとないいのちを
使い切っていくから
私は今しか知らない
貴方の今を閃きたい

これが最期だって光って居たい

二番サビ〜大サビです。

一貫して歌われてきた今をしっかりと生きるというテーマ。

今という言葉はこれまで「今日現在(いま)を最高値で通過していこうよ」など、今日というニュアンスで用いられてきました。

しかし、「焼きついてよ、一瞬の光で」「これが最期だって光って居たい」という歌詞から今という言葉はこの瞬間も過ぎている今、この一瞬であると綴られます。

また「またとないいのちを使い切っていくから」とあるように一瞬をしっかりと意識して人生を送っていくのだ、とも綴られます

今、つまりこの一瞬をしっかりと生き、そして人生を終える。

そんな最高の人生の送り方が『閃光少女』では歌われているのです。

そんな人生を送る為にも今この瞬間から五感を研ぎ澄ませて生きるようにしなければなりませんね。

おわりに

多くの人気曲をもつ東京事変の中でも屈指の人気を誇る名曲、『閃光少女』。

その人気の理由の一つは今、この瞬間をしっかりと生きようと訴える力強い歌詞でした。

どんな人生を送ろうか模索中の方の背中を押してくれる名曲です。

ぜひ聞いてみて下さい。

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