THE ORAL CIGARETTES『Dream In Drive』歌詞の意味を考察・解釈

Iʼm lost inside
誰も見えやしない
I’m falling down
逃れられやしない
They take my brain
この手の感触を
Isn’t time too late?
満たせない感覚を切り裂いて

唇が巻き起こすその夢へ
終わりのない
赤い線で君と繋いでいく
I want you to tell me
世界がそっと無くなるその前に
抱きしめ大切な Dream In Drive

Who drowns my brain?
火がついた脳細胞
From the birth till the end
やり場ない代償も切り裂いて

未完成な僕はいつも夢へ
終わりのない
赤い線で君と繋いでいく
I want you to tell me
世界をそっと頼りない面影で包む様
呑み込んだ Dream In Drive

Iʼm lost inside
I’m falling down
満たせない感覚を切り裂いて

唇が巻き起こすその夢へ
終わりのない
赤い線で君と繋いでいく
I want you to tell me
世界がそっと無くなるその前に
抱きしめ大切な Dream In Drive

始めから決まっていたんだろ
夢で終わらせない
赤い線で君を確かにしたい
I want you to tell me
世界がそっと無くなるその前に
守りたい大切な Dream In Drive

歌詞考察の前に

今回は人気ロックバンドであるTHE ORAL CIGARETTESの楽曲『Dream In Drive』を考察していきたいと思います。

筆者が今作から特に感じ取った点は以下の通りです。

・大切な人との絆

・守りたい夢

上記の点を続く楽曲紹介と共にお話したいと思います。

『Dream In Drive』のMVが2020年3月25日にネット上で公開またデジタルリリースされました。
動画再生回数は公開から3日経過した現在で10万を超える人気ナンバーとなっています。

また同年4月29日にリリースされる 5th Album「SUCK MY WORLD」に収録されています。

事前に公式ツイッターおよびインスタグラムにてティザー映像が公開され、MVとメロディーへの関心が高まっていた今作。。
その内容に注目してみたいと思います。

MVをシーン別に分けると以下のようになります。

・オーラルのパフォーマンス

・SF世界

・古代における戦い

3つのシーンが交錯するMVに筆者はスターウォーズとマトリックスの世界観を連想しました。

特に類似していると感じた点はマトリックスのシステムや世界観です。
MVではSF要素の強い空間で一人の男性が赤いチューブのようなものに繋がれています。

彼はチューブに繋がれていることで生かされている&空想世界に飛び込むことができるのでしょう。

髪の長い女性(ごめんね)がモーフィアスのような案内人、もしくは導き手のような役割を担っているのだと思います。

そのように仮定すると古代で男性が戦っていた民族はエージェントのような存在と考えることができます。
男性の一連の表情から彼が古代の仮想世界に連れて行かれること、民族と戦うことは不本意であるように見受けられます(戦わされている)

さきほどの女性がそうさせているという見方もできるでしょう。
MVのラストでは男性と山中拓也さんの顔に「逆三角形」のマークがありました。
恐らく女性に管理されている証なのだと筆者は考えました。

そうであれば 山中拓也さんも男性と同じように空想世界に飛び込んだ経験があり、民族に敗れたということになります。
2人の共通点は「赤い糸」つまり赤いチューブで結ばれているもの同士、そして共通の敵がいることを明らかにしているようです。

夢のような空想世界からの脱却、それが彼らの真の夢なのでしょう。
歌詞はそのような困難を大切な人と乗り越え自分たちの絆と夢を守っていくことを伝えていると解釈しました。

余談ですがMVの3分1秒(これ過ぎると見えない)で左上の頂きにオーラルくんが登場していましたね。

それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていきましょう。

タイトル『Dream In Drive』とは

タイトルは「夢に飛び込む」というニュアンスがあります。
タイトルの文脈には「大切な」というフレーズが添えられていました。

ですから主人公にとっての大切な夢に飛び込む、つまり集中するという意味だと解釈しました。
歌詞を見ると主人公は大切な人との繋がりについても言及しています。

その人と同じ夢を守っていきたいと考えているようです。

しかし歌詞は「世界がなくなる前」についても綴っています。
このフレーズからMVの設定は女性と民族による世界征服であると予想されます。
それを防ぐために先ほどの男性と山中拓也さんが何度も戦っているのでしょう。

この点を歌詞に当てはめるとどうなるでしょうか。

主人公と大切な人は共に自分たちの夢を守るため、世界がなくなると思えるほどの困難に立ち向かっていくという姿勢が浮き彫りになります。

タイトルにはそうしたたくさんの意味が包含されていると解釈しました。

『Dream In Drive』歌詞の意味

支配されていく感触と感覚

Iʼm lost inside
誰も見えやしない
I’m falling down
逃れられやしない
They take my brain
この手の感触を
Isn’t time too late?
満たせない感覚を切り裂いて

今回は一人の男性主人公を主軸に考察を進めていきたいと思います。

英語の部分の訳し方を変えると主人公の状態が明快になってきます。
「Iʼm lost inside」とは自分を見失っているまた迷っている状態を指します。
結果として「誰も見えやしない」と述べているわけです。

誰かを信じたり希望を置くことなど出来ない状態なのでしょう。

「I’m falling down」とは「転ぶ、また落ちる」という意味があります。
この表現から彼の足はおぼつかず転げ落ちるほどに不安定になっています。
なぜそのような状態になっているのでしょうか。

「逃れられやしない」という表現から彼が逃げたいと思えるほど困難な状況に面していることを理解できます。

「They take my brain」とは「彼らは私の脳を取る(乗っ取る)」という意味が含まれます。

MVの女性がそれに該当するでしょうか。
男性たちは彼女の支配下また管理化に置かれているのかもしれません。

主人公も周囲の人たちに洗脳されている、または自分の意に反した行動をさせられていることを綴っていると解釈できます。

私たちも集団生活をしているとそうした困難に幾度も直面しますね。
発言力のある一人の人にすべての人がコントロールされているというケースです。

そうした状況から逃れたいと思っても足がすくんでしまい、結果として強い人の言いなりになるという経験があるかもしれません。

そうした経験をすると主人公のように「手の感触」つまりやるせなさや焦りを感じることでしょう。

「Isn’t time too late?」とは「もう手遅れか」という問いかけです。
主人公は困難からの脱却は無理だと思い始めているようです。

こうした心理状態の人が感じる「満たせない感覚」とはなんでしょうか。
「焦燥感や脱力感」が含まれるでしょう。

それらを切り裂いて欲しいと当てもなく叫んだことが読み取れます。

オーラルが繋ぐ夢

唇が巻き起こすその夢へ
終わりのない
赤い線で君と繋いでいく
I want you to tell me
世界がそっと無くなるその前に
抱きしめ大切な Dream In Drive

この部分はオーラルが生み出す夢に言及していると解釈しました。

「唇」がオーラルであり「終わりのない赤い線」が「永遠の絆」「君」が「ファン」であると考えました。

オーラルの視点で考えると「君」には先ほどから考えている主人公も該当すると考えられます。

歌詞冒頭で困難に面して意気消沈している主人公のような人たちにオーラルが寄り添い共闘しようという意志の強さを感じます。
この視点の切り替わりはMVでも表現されており、男性からオーラルへと繋がって行くような演出が成されていましたね。

オーラルはみんなと同じ夢を困難な状況下で守り抜こうと決意しています。
夢に飛び込むことは日々の悩みや不安から目をそらし、楽しいことに夢中になるまた熱中することも意味していると解釈できます。

リスクを恐れずに

Who drowns my brain?
火がついた脳細胞
From the birth till the end
やり場ない代償も切り裂いて

ここでは主人公がリスクを恐れずに行動しようと願っています。
歌詞冒頭から心境の変化が感じられます。

「Who drowns my brain?」とは「誰が脳を溺れさせようとしている」という問いかけとなっています。
比喩表現ですが「思考を停止」させようとしているという意味合いでしょう。
主人公の困難の1つにそのような人物の存在が含まれていることを理解できます。

そのような人物に対し主人公は「火がついた脳細胞」つまり戦うことを意識したと考えられます。
また困難を取り除くために行動を決意したとも言えるでしょう。

「From the birth till the end」とは誕生から終わりまでを指します。
これまで主人公はずっとそのような人物に苦しめられてきたのでしょう。

ですから辛抱尽きた主人公は対象となる人物との戦いを決めたのでしょう。

「やり場ない代償」とはなんでしょうか。
それは「時間や体力の無駄」もしくはそれに類するリスクです。

MVでも男性が民族と戦っていましたが結果として殺されてしまいました。
映像からも力の差は歴然であり男性はある意味で無駄死にと言えます。

しかしそうしたリスクも切り裂いて男性も歌詞中の主人公も困難を恐れずに立ち向かっていきます。

不完全ゆえに夢を見る

未完成な僕はいつも夢へ
終わりのない
赤い線で君と繋いでいく
I want you to tell me
世界をそっと頼りない面影で包む様
呑み込んだ Dream In Drive

ここでは主人公が夢を見続ける理由が綴られています。

彼は自身を「未完成な僕」と表現しています。
つまり人格面でも経験の面でも不足があることを認めています。
それゆえに「いつも夢へ」と続いています。

人は夢に自身の「完成形」を描くものです。
もし現在が完成しているのであれば夢は見ないかもしれません。

完成に向かって大切な人と同じ夢を見続けるというのは素晴らしいことですね。

私たちの住む世界の大部分はデジタルで統率され完成形のようにも思えます。
そうした何不自由なく見える世界を未完成な主人公が「頼りなさで包含していく」と歌詞は綴っています。

この部分から筆者は、世界に見られる技術は確かに素晴らしいと感じるのと同時に人々の未完成な人間らしい部分に愛着を感じました。
完成されてないからこそ生まれる新たな発想や感情が、誰かの助けに繋がるかもしれません。

言葉にするのがたいへん難しいのですが、それは主体性だったり個性とも呼べるかもしれません。

MVにおけるSF世界(空間)では完全にシステム化され優秀な者だけが残されていくという設定を想定できます。
同じように現在の社会も優劣重視で人々を扱う傾向にあるかもしれません。

しかたのない部分もありますが「みんな違ってみんな良い」という儚い夢を筆者はいつまでも見ていたいと思った次第です。

主人公も自分の夢を困難な状況の下で甘受するという意味で「呑み込んだ」と述べたのだと感じました。

今作が夢を見るすべての人たちの背中を押すことを願っています。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
MVのスケールがだだっ広くて二転三転さらに四転くらいしてしまいました。
まとまりつかない部分に関してはもうなんか、、、ごめんなさい(素直)

解釈の仕方はどうあれ大変な中でも夢を見ることの大切さが伝わりました。
なによりオーラルの絡みつくような旋律と美声が魅力的でしたね。
特にエッジボイスや独特のしゃくりが絶妙できた。

THE ORAL CIGARETTESの今後の活動と次回作に期待し注目したいきたいと思います。

ここまで記事を読んで頂きありがとうございました。

コメントを残す