sumika『ハイヤーグラウンド』歌詞の意味を考察・解釈

さあ
始まりの時だ
泣いていた夜にはさよならさ
真っさらにマイグローリア
掲げた世界に一つの旗

歩き出せば
風はやがて起こるだろう
旗なびかせて進もう

さあ
はじめまして
目醒めたストーリー
もう迷わないよ
歩き出して
夜明けのストーリー
もっと向こうまで

めくるめく歩いて
がむしゃらの先に居た数多の旗
似通らないそれらも
それぞれ意地ごと掲げた旗

擦り寄るでも
戯れ合うでもない
僕らただ
行先同じ旅人

ねえ
創り出して
見初めたグローリー
共に行こうよ
歩み合って
重なりパレードに
もっと向こうまで

朝は影生んで
希望が病んだって
現在(いま)だけを信じていて
それぞれに光る覚悟を
旗印に行進を

ねえ
創り出して
自由のストーリー
もう迷わないよ
違い合って
夜明けのパレードに
共に行こうよ

世界が果てる日まで
掲げて行こう
光れ合って
運命も超えて
もっと向こうまで

僕ら向こうまで
ずっと向こうまで

歌詞考察の前に

人気ロックバンドsumika の楽曲である『ハイヤーグラウンド』MVが2019年12月10日に公開されました。
動画再生回数は公開から3週間で90万を超える人気を見せています。

今作は 映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』主題歌となっています。

堀越耕平氏が描く 『僕のヒーローアカデミア』累計2,500万部を超える大人気マンガです。

この漫画は読むとすぐに元気になれます。
バナナが体内ですぐエネルギーになるくらい早いです(笑)

さてここで映画のあらすじをご紹介しておきたいと思います。

雪が降り続く冬のある夜。 ヒーロー社会を壊そうと目論む敵<ヴィラン>・死柄木弔たちが、密かに【何か】を運ぼうとしていた。彼らの動きを事前にキャッチしたプロヒーローたちが現場に駆け付け、激しい戦いを繰り広げる。その戦いの中、その【何か】は、仲間とともに去って行った。「実験は、成功した―。」という言葉を残して。 ちょうどその頃、出久たち雄英高校ヒーロー科1年A組の面々は、引退したNo.1ヒーロー・オールマイトの後を継ぐ“次世代のヒーロー育成プロジェクト”の一環として、クラス全員で期間限定の校外ヒーロー活動のために日本のはるか南に位置する離島・那(な)歩(ぶ)島(とう)を訪れていた。ここしばらく大きな事件が全く起きていない平和な島で、駐在ヒーローとして島の人々の生活を助けながら、忙しく、それでいてのんびりとした時間を過ごす中、出久たちは真(ま)幌(ほろ)と活(かつ)真(ま)という二人の姉弟と出会う。ヒーローに憧れる活真と早速打ち解ける出久だったが、なぜか真幌は、かたくなに活真を出久たちから遠ざけるのだった。 そんな中、突如謎の敵<ヴィラン>たちが那歩島に襲来、次々と島の施設を破壊していく。それを指揮するのは、「ナイン」。出久、爆豪ら1年A組のメンバーは力を合わせて敵<ヴィラン>に立ち向かうが、ナインの圧倒的な“個性”と力は想像を遥かに超えるものだった。 なぜ、ナインたちは那歩島を襲撃したのか?そして、出久たち1年A組の“ニューヒーロー”たちは、果たして最凶の敵<ヴィラン>から活真と真幌、そして島の人々を守ることができるのか―!?

https://heroaca-movie.com/

上記はたいへん興奮を誘う内容となっています。
作者の 堀越耕平氏が「原作の最終決戦でやりたかった」ことが劇中には盛り込まれています。

その感動の熱は動画コメント欄やファンサイトなどからも観察できます。

今作のMVの内容や曲調にも注目してみましょう。

映像がブロークン状態の中、sumikaメンバーが登場します。
奏でられるシンセとギターは最近の彼らには珍しい荒々しさがありました。

「ヒーロー」にふさわしい雄々しさと勇気を感じさせるアグレッシブでポップな曲調になっていました。

sumikaメンバーの1人1人が劇中のヒーローたちの背中を音楽でサポートしているように筆者は感じました。

それではさっそく気になるタイトルと歌詞を考察していきたいと思います。

タイトル『ハイヤーグラウンド』とは

英語表記にすると「HIGHER GROUND」となり「高み」「高台」「高地」を意味しています。

ヒーローアカデミアの登場人物だちは今でこそヒーローですが、当初はなんの能力も取りえもありませんでした。
しかし努力と苦労の日々を重ねて自身を磨き上げていきます。

そしてヒーローになるという「高い目標」に到達することを願っています。
劇中では最凶の敵「ナイン」が登場します。

ヒーローたちは持ちうる限りの力を発揮しますが、ナインに苦戦します。
それでも諦めずに今の「限界」を超えて「もっと高い次元へと」自身を奮い立たせて障害を越えて行こうとしていました。

そうした点もタイトルには包含されているのだと思います。

「また次は君たちだ」と予告に示されていたように、次世代の者達がヒーローの舞台を目指せることを暗示しているとも感じました。

続く部分でヒーローたちがどのようにして仲間と「高み」を目指して駆け抜けるかを見て行きましょう。

『ハイヤーグラウンド』歌詞の意味

栄光を目指して

さあ
始まりの時だ
泣いていた夜にはさよならさ
真っさらにマイグローリア
掲げた世界に一つの旗

歌詞冒頭では「さあ」と意気込み示す掛け声が登場しています。

続く「泣いていた夜にはさよならさ」というフレーズからわかるように
主人公たちが挫折や迷いから解き放たれて、自身の目標へと歩き出すための掛け声だったと理解できます。

「マイグローリア」とは「自分の栄光」という意味です。
「掲げた世界に一つの旗」とは主人公たちの辿り着きたい「目標」を指すものと思われます。

目標は人によって異なることでしょう。

ヒーローになっていない人はヒーローになることを目指します。
すでにヒーローであるならより強いヒーローを目指すことでしょう。

己が目標という高みを目指し栄光を掴み取るため彼らは進んで行きます。

努力に呼応する成果の風

歩き出せば
風はやがて起こるだろう
旗なびかせて進もう

この部分では「無駄な努力がない」ことや「諦めない」ことが強調されています。

「歩き出せば」とは「行動する」ことを示唆しています。
「風…が起こる」とは行動という努力に見合った「成果」が得られるということだと解釈しました。

また努力する人の背中を周囲が押して「追い風になる」ことも暗示しているように感じます。

「旗」がなびいていることは主人公たちが「目標」を鮮明に描いていることや目標を「誇らしげに」している様子を表しているのでしょう。

旗違えど志同じ

めくるめく歩いて
がむしゃらの先に居た数多の旗
似通らないそれらも
それぞれ意地ごと掲げた旗

擦り寄るでも
戯れ合うでもない
僕らただ
行先同じ旅人

この部分では「目標の違う仲間」「仲間との一致」をイメージして綴られているようです。

「めくるめく」とは「目がくらむ」「めまい」という意味です。

人は長距離を歩き続けると疲労によりそれらの症状を訴えることがあります。

主人公はがむしゃらに1人で歩いていましたが、途中で「数多の旗」つまり自分以外の人たちが掲げる目標に出逢いました。

続く部分で旗に対して「似通らない」と表現されていることからも、それぞれが抱く目標は内容が異なると理解できます。

しかし「意地」でも夢を叶えたいという想いは共通していると主人公は感じたようです。

ヒーローを志す人たちと共に旅を続けることにしました。

「僕ら」という表現は「仲間」「一体感」を連想させられます。
劇中でも「雄英高校ヒーロー科1年A組」全員で戦う貴重なシーンが収められており、この部分との関連性を感じます。

栄光を帯びた者たち―頂点へ

世界が果てる日まで
掲げて行こう
光れ合って
運命も超えて
もっと向こうまで

僕ら向こうまで
ずっと向こうまで

この部分では主人公たちの「すべてを超える」という決意が示されています。

当初感じていた消極的な想い「叶わない」「勝てない」などは誰かが定めた揺るがない「運命」のように思えたことでしょう。

しかし今の主人公たちにはそれらを超えていくことが出来る強さがあります。
「もっと向こうまで」自身の限界を突破する意欲も持ち合わせています。

今作で最も興味深いフレーズが「光れ合って」という部分です。
これは「惹かれあって」の当て字であり前述の「グローリア」と掛かっているように読み取れます。

目標1つをクリアする度に栄光を帯びて行く主人公たち。
小さな目標をクリアすることで大きな目標をクリアすることができます。
その度に眩さを増す栄光はヒーローたちをより強く逞しく成長させたに違いありません。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
考察しながら、個性豊かで愛嬌いっぱいのヒーローたちの顔1人1人が浮かんできました。

「ヒーローアカデミア」の世界に触れるとヒーローへの憧れと同時にヒーローの玄人な部分を味わい知ることができます(笑)

しかし素直な気持ちとして、世界を救うヒーローにはなれなくても身近な誰かの救いになれたら良いなとは感じました。

武器の所持が禁止されている日本において、そうしたものの脅威にさらされている人は少ないかもしれません。
それよりも同じ人間である人の辛辣な言葉や行ないの脅威に面している人たちがたくさんいるのではないでしょうか。

特に会社や学校などでいじめや嫌がらせの問題に苦しんでる人もいるでしょう。
集団相手に正義をかざすのは勇気のいることかもしれません。
それでも誰かを助けるための行動は世界を救うヒーローに勝るとも劣らないものだと筆者は感じます。

身近な人を助けられる人がより遠くの大勢の人たちを助けられる人だとも実感しています。

胸を熱くさせる歌詞と演奏を提供してくれたsumikaに感謝したいと思います。
今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。
素敵な作品をありがとうございました。

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