そらる『ワンダー』歌詞の意味を考察・解釈

暗い六畳一間のボロボロの天井にも
僕の目に映ってた 無限に広がる星空

ああいつからだろう 上手く笑えずに俯き歩いてた
幼い頃には憧れ真似てた ヒーローにはなれなかったよ

そんな時見つけた 踏みつけられて咲き誇る花達
気付かせてくれた こんな日々にでも意味はきっとあること

雁字搦めの心臓も まだ僕を諦めないでくれた
永遠のように思えた夜も 陽は手を伸ばした

見せてよワンダー 想像超えた奇跡達を
涙流しながら消えていった可能性のその全て

世界中が恋するような夢を見せて
永遠に覚めない 鳴り止まない
響き続けるような そんな歌

傷つくのは嫌で 嘘つくのも嫌で
耳を塞ぐうちに聴こえなくなっていた
自分が叫んだ 枯れた助けての声

回る回る めまぐるしく
目が眩むようなこんな世界で
雨上がり虹がかかるような
喜び数えた

聞いてよワンダー 彷徨う僕らここまで来たよ
同じ空見上げればもう大丈夫 そんな風に肩を組みながら

たった一つだけ与えられた この命何が残せるだろう
そこに理由が生まれたとしたら 意味をくれたのは
君だ

大丈夫さワンダー いつまででも傍にいるよ
君がくれた奇跡 その続き見たいんだ 君と一緒に

世界中が恋するような夢を見せよう
永遠に覚めない 鳴り止まない
響かせ続けていこう この歌を

はじめに

『ワンダー』とは7月22日にネット上で公開された楽曲です。
同年7月17日リリースされるアルバム「ワンダー」のタイトル曲として
収録されています。
動画再生回数は公開から3時間で5万を超える驚異的な人気ぶりです。

さてこのたびそらるさんは11周年を迎えました!おめでとうございます!

MVにもいつも以上に気合が入っている印象を受けました。
映画並みのスケール感を持つ内容と高い映像技術は圧巻でしたね。

MVと曲調について少し触れておきたいと思います。

タイトル「ワンダー」に寄り添った映像がふんだんに盛り込まれていました。
詳しい意味については後程、取り上げます。

六畳一間に住む青年が今回の主人公です。
彼は平凡な生活を送っていました。

しかしある時、友達が一人また一人と消える体験をします。
さらに宇宙空間に放り出されたり次元の裂け目を見たりと驚くべき体験を繰り返
していきます。

曲調に関しては爽快感漂うメロディーラインを保ちながら進行していきます。
特筆すべきは曲進行と共に変わるテンポです。
イントロはローテンポ、Aメロミドルテンポ、そしてサビがハイテンポと忙しく
変化していきます。

それはまるでそらるさんの10年間が慌ただしく、そして目まぐるしいものであ
ったことを物語っているようです。

タイトル『ワンダー』とは

今回この部分を考察と同じくらい深く考えていかなければなりません。
そらるさんはこの言葉に並々ならぬ思いを注いでいます。
ご自身でも次のようにインタビューでコメントしておられました。

「奇跡」といったファンタジー的な意味合いの「wonder」と、「さまよう」という意味の「wander」、どちらも「ワンダー」なんですよ。だから

「彷徨う僕らの世界紀行」だけは使いたくて。最初に10周年を記念したアルバムを作ろうと思ったとき、「自分の10年を表す言葉ってなんだろう」と考えた結果、この「ワンダー」という言葉に出会ったんですよね。「奇跡」と「さまよう」がひと言で言い表せることができるなんて、自分にピッタリだなと思ったんです。


https://natalie.mu/music/pp/soraru04/page/3  ナタリーより

まずそらるさんの英単語精通と発想力の高さに驚嘆しました。
そして複数の思いを1つにまとめるセンスは素直にイケメンです(笑)

上記でここまではっきりとテーマが示されているのですから、本考察も
「奇跡」と「さまよう」を主軸にして進めていきたいと思います。

『ワンダー』歌詞の意味

天井に描く無限の可能性

暗い六畳一間のボロボロの天井にも
僕の目に映ってた 無限に広がる星空
ああいつからだろう 上手く笑えずに俯き歩いてた
幼い頃には憧れ真似てた ヒーローにはなれなかったよ

本考察では一人の青年男性を主人公として進めていきます。

彼は六畳一間に住んでおり平凡な暮らしを送っています。
ボロボロの天井に無限に広がる星空を描いているのは、彼
に大きな夢があり自分の可能性を投影しているのでしょう。

もしかするとこの部分は売れる前のそらるさんの思いが綴
られているのかもしれません(売れてない時あるのか)

ここでは主人公はヒーローに憧れています。
文字通りヒーローと捉えてしまえば悪者と対峙するイメー
ジにとどまってしまいます。

ですから「人気者」「注目される」「能力が高い」などに
憧れているという幅広い解釈をしたいと思います。

彼はそのうちのいくつか、あるいはそのすべてを望んでお
り天井に描いて見つめていたのかもしれません。
星空やヒーローという用語はそらるさんの前作で使用され
ていた用語ですね。

すべての夜は明ける

そんな時見つけた 踏みつけられて咲き誇る花達
気付かせてくれた こんな日々にでも意味はきっとあること
雁字搦めの心臓も まだ僕を諦めないでくれた
永遠のように思えた夜も 陽は手を伸ばした

変わらない日々に苦悩していた主人公は無気力になりつつ
あったのかもしれません。
そんな時、路上に咲いた踏みつけられた花を見かけました。
それらは踏みつけられていましたが咲き誇っていました。

自分よりか弱く短命な花が今を精一杯生きているように彼は
感じたことでしょう。
路上で誰も目に留めていないことが問題だったのではなく、
今を一生懸命生きているかが問題だったです。

主人公はそのことを花から教わり自分の日々に意味を見出す
ようになりました。

行き場の無い不安と心痛で止まりそうな心臓もまだ頑張って
くれそうです。
彼は先の見えなかった明日に希望の光を見ました。
そう、明けない夜はないのです。

夢を捨てた友人たち

見せてよワンダー 想像超えた奇跡達を
涙流しながら消えていった可能性のその全て
世界中が恋するような夢を見せて
永遠に覚めない 鳴り止まない
響き続けるような そんな歌

ここでタイトルが登場してきます。
まずワンダーと奇跡が関連付けられていますね。
そして続く部分では「涙流しながら消えってい
った可能性」について触れています。

可能性がなくなると人は彷徨いますから、ここ
の部分だけで「ワンダー」の持つ「奇跡」と「
さまよう」が両方適用されています。

主人公は歌手を目指していたのでしょうか。
そうかもしれませんが断定はできません。
歌には単に音という意味で用いられる場合も
あるからです。

ですから彼が望んでいるのが単に音楽で成功
することだけでなく、周囲からの歓声や声援
を望んでいると解釈できます。

そして世界中から愛されるそんな存在になる
ことを期待しているのです。

そらるさんに当てはめるならそれは音楽に関
してでしょう。
現在のそらるさんは数えきれないファンから
愛され歌も大人気です。

「ワンダー」と肩を並べて―僕ら歩いていく

聞いてよワンダー 彷徨う僕らここまで来たよ
同じ空見上げればもう大丈夫 そんな風に肩を組みながら
たった一つだけ与えられた この命何が残せるだろう
そこに理由が生まれたとしたら 意味をくれたのは
君だ
大丈夫さワンダー いつまででも傍にいるよ
君がくれた奇跡 その続き見たいんだ 君と一緒に

ここで「ワンダー」が人格を持つかのようにして扱われて
いる点に注目して下さい。
本来ワンダーは「奇跡」「さまよう」といった意味を持つ
言葉です。

しかしあえて人格を持つものとして扱っているのは、10年
間そらるさんが「奇跡」と「さまよう」を2人の友として
一緒に行動していたからなのでしょう。

奇跡ばかりでは自分を見つめなおす機会がなかったでしょう。
さまようことで自分に足りない何かに気づいたり、さらなる
成長について熟考することができたのではないでしょうか。

そして今まで「僕」と一人称単数で進行してきた歌詞に「僕
ら」という複数が登場してきました。

これはそらるさんにとってのまふまふさんかなと思いました。
さらにMVでは4人の友がいたので同じ時期に音楽活動してい
た仲間たちを示唆しているのかもしれません。

支え合う仲間とともにこれからも大きな奇跡を巻き起こすこ
とを主人公もそらるさんも決意しているのでしょう。

そうした決意があれば宇宙に行っても次元が避けても驚くこ
となく自分らしく生きることが出来そうですね。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
もう色々言いたいことは山ほどあったのですが
考察どうこうというよりそらるさんの活動期間
の大変さや努力に涙が滲んで、、お疲れ様です。

MVも歌声も綺麗、でもその綺麗な裏側で大変
な努力と辛い経験があるんだなとしみじみ思い
ました。

MVで仲間が消えていくシーンがありましたが
もし音楽活動を共にしていた仲間であったの
なら相当な不安だったでしょうね。

周囲の仲間が夢を諦めてくと自分も引きずられ
てしまいますから。

筆者も考察の仕事を続けていますが、たくさん
の方に読んで下さったり感想をもらえたりする
と励みになります。

それでもあまり読まれていないなっと感じる時
やもっと文才なんとかならないかなと思う時も
あります。

それでもそらるさんに見倣って諦めずに奇跡と
さまようことを両手に抱きしめたいと思います。

素敵な作品を有難うございました。
そらるさんの今後の活動と次回作に期待し注目
していきたいと思います。

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