レぺゼン地球『カゲロウ』歌詞の意味を考察・解釈

炎天夏揺らぐアスファルトの陽炎みたいに
アバウトな夢をひとつ
ポケットに入れ快晴を歩く
今日も 入道雲の様に堂々と

街の喧騒に勝る セミの声にも勝るのは
俺達の歌だと信じて 今日まで辿り着いた
青々と広がる海をステージに 涼しげに吹き抜ける
そよ風を観客に 夏が始まる

俺が掻き鳴らすメロディが 耳を澄ませばほら
LaLaLa 鼓膜を揺らしてKnock
サイダー飲み干し会場見渡せばもう満天のライト
天の川の中で歌ってるみたいで たまんねぇなって。

揺れる向日葵と 指される後指
「あいつらじゃ無理」って
眩しい日差しにポツリ差す影
「俺達じゃ無理かも」って

誰かが言った「俺なら出来る」 「俺達なら出来る」と
それを信じてここまで歩いて来た
俺らは一つ一つの星じゃなくて 一つの大きな星座だと
教えてくれたのが 俺らのアルタイル

また掻き鳴らすメロディが また耳を澄ませばほら
LaLaLa 鼓膜を揺らしてくKnock
サイダー飲み干し会場見渡せばもう満天のライト
天の川の中で歌ってるみたいで たまんねぇなって。

紫陽花を踊らす季節や銀の雨雲なんて越えて
夏の黄色い日射の元へまたステージを求め
照り付ける真っ赤な太陽も巻き込んで全て包み込むのは
何処までも続く雲ひとつない晴れ渡る青空

あの夏カットバシた思い出も
あの夏空に上がったHANABIも
全てポケットの中にしまって
昔入れた夢を今取り出し歌う

俺らが掻き鳴らすメロディが 耳を澄ませばほら
LaLaLa 鼓膜を揺らしてくKnock
サイダー飲み干し会場見渡せばもう満天のライト
天の川の中で歌ってるみたいで たまんねぇなって。

はじめに

『カゲロウ』とは2019年8月31日にネット上で公開された楽曲です。
同年8月26日にレぺゼン地球のメンバーDJふぉいさんが、自身ツイッターにて今
作『カゲロウ』MVの予告映像を公開していました。
その日からファンの期待感は高まりフル公開された今まさに興奮状態です。

その状態は分かり易い仕方で数字に表れ、動画再生回数は公開から1週間で100
を超える驚異的人気となりました。

今作のMV内容を少しご紹介したいと思います。
MVはレぺゼン地球メンバーをアニメ化し、今年の夏とこれまでの歩みを振り返
る内容になっていました。
映画さながらの画力と音楽のクオリティーの高さに思わず息を飲みました。

動画コメント欄でも「今年は格段といい夏でした」とメンバーも認めるほど充実
した夏を過ごせたようですね。
同時に充実感を得るには多くの辛酸を舐めてきたことも歌詞と映像から知ること
ができます。

彼らの喜びの笑顔と流した涙の両面を今作から十分に観察することができると思
います。

曲調はどのような仕上がりになっているのでしょうか。
夏の爽快感と快活さをイメージさせる明るくポップなテイストでした。
目標を持ったり何かにチャレンジしたくなるような曲進行に感じましたね。

それではさっそく気になる歌詞を考察していくことにしましょう。

タイトル『カゲロウ』とは

『カゲロウ』とは「陽炎」と表記し「天気の良い日に地面から炎のような揺らめ
きが立ち上る現象」
です。
最も強い印象として「現れては消える儚いもの」というものがあります。

今作の歌詞では『カゲロウ』を「アバウトな夢」と結び付けています。
レぺゼン地球が活動当初描いていた夢を指すのでしょう。
アバウトですから「詳細まで決めていない大体こんな感じという夢」を示唆して
います。

それは目指しては諦めかける、掴みかけるが離れていくようなもどかしい夢だっ
たのだと考えられます。
カゲロウのような不安定な夢を彼らは諦めずに掴もうとしました。
そしていま現在ではその夢をメンバー全員で掴んでいますね。

そうした壮大なスケールの物語と複雑に絡み合った感情がタイトルには込められ
ているのだと筆者は考えました。

『カゲロウ』歌詞の意味

ポケットサイズのアバウトな夢

炎天夏揺らぐアスファルトの陽炎みたいに
アバウトな夢をひとつ
ポケットに入れ快晴を歩く
今日も 入道雲の様に堂々と

茹だるような熱い夏に情熱を燃やす男たちがいました。
レぺゼン地球のメンバーはある「夢」があったのです。
それは「アバウト」であり「ポケット」にしまえる程
の小さな夢でした。

「ポケット」に入れる物はすぐにではなく大抵「その
うち使って表に出る物」
が多いのではないでしょうか。

彼らの夢もいますぐ形となって現れるものではなく、
機会が訪れた時に周囲の人の目に留まるものでした。
その機会を今か今かと待ちわびる彼らがいました。

彼らは堂々と日々を過ごし自分たちの人生を満喫します。
自分の心には夢を諦めない志が芽生えているからです。

夏の風物詩

街の喧騒に勝る セミの声にも勝るのは
俺達の歌だと信じて 今日まで辿り着いた
青々と広がる海をステージに 涼しげに吹き抜ける
そよ風を観客に 夏が始まる

俺が掻き鳴らすメロディが 耳を澄ませばほら
LaLaLa 鼓膜を揺らしてKnock
サイダー飲み干し会場見渡せばもう満天のライト
天の川の中で歌ってるみたいで たまんねぇなって。

レぺゼン地球のメンバーたちは自身にみなぎっていました。
この部分の歌詞で彼らの夢の正体が「音楽活動」であることが
明らかになっています。
彼らは誰の歌でもない「俺達の歌」を武器に前進していきます。

自分たちの歌は街の喧騒にも負けない、さらには夏の知らせを
告げる蝉の声より印象付けるものがあると豪語しています。
まるで自分たちの歌が夏の風物詩だと言わんばかりに自信があ
ったのです。

「青々と広がる海をステージに 涼しげに吹き抜ける
そよ風を観客に 夏が始まる」
というフレーズから、活動開始
時は人気も知名度も今よりありません。

上記歌詞は観客が一人もいなくても彼らが歌っていたことを示
唆しています。
本格的な音楽活動が開始されたのは2015年8月28日だと思われます。
当時はDJ社長、DJふぉいさん、DJ銀太さんの3人でしたね。

2016年3月に1stシングル「5454」を公開してから大々的に自分たち
の歌が知られるようになりました。
遂に「俺達の歌」のお披露目が開始されたわけです。

会場を見渡せばライトがたくさんあり、それはまるで天の川でした。
自分たちを包むその光に魅了された彼らは音楽の世界にますます引
き込まれていったことでしょう。
夏が来ればレぺゼン地球が来て歌う、そんな状態を切望していました。

己が震源地―揺らぐ自身

揺れる向日葵と 指される後指
「あいつらじゃ無理」って
眩しい日差しにポツリ差す影
「俺達じゃ無理かも」って

彼らは「向日葵」のように力強くそして大きく成長していきました。
しかしすべてが順調だったわけではないことを続く歌詞は示しています。
「後指」とは「後ろ指」のことで「陰で悪口を言う人」を意味する言葉
です。

音楽で人気になり人々に勇気や感銘を与えようとする志に「あいつらじゃ
無理」と水を差す人たちがいます。
周囲の言葉はダイレクトにメンバーたちに影響を与えたようです。

「俺達じゃ無理かも」

あれだけ夏の日差しのように輝いていた彼らに少しばかりの影が差しました。
少しの影、不安や恐怖は時間の経過と共に大きくなっていきました。
そのうち彼らの自信は嘘みたいに揺れ動くのでした。

仲間意識―取り出した夢

誰かが言った「俺なら出来る」 「俺達なら出来る」と
それを信じてここまで歩いて来た
俺らは一つ一つの星じゃなくて 一つの大きな星座だと
教えてくれたのが 俺らのアルタイル

あの夏カットバシた思い出も
あの夏空に上がったHANABIも
全てポケットの中にしまって
昔入れた夢を今取り出し歌う

自信が無くなって夢を諦めかけていたそのとき、
メンバーの一人が意を決して呟きます。
「俺なら出来る」

その言葉に呼応するかのように他のメンバーも続きます。
「俺なら出来る」
そして全員がある一つの共通理解に達していきます。
「俺達なら出来る」と。

「それを信じてここまで歩いて来た」ことを再認識して
最初の確信を全員で取り戻しました。
スランプ時には当初の頃を冷静に黙想するという大切な
教訓がここに示されています。

失いかけた自信と夢を取り戻したメンバーは、ポケット
にしまっていた夢をもう一度描き出します。
あの夏、思いがけない仕方で打ち上げた花火のような夢
「アバウトで不安定な夢」を胸に歌い出します。

現状、様々な出来事が起因してレぺゼン地球はドームで
のライブを断念しています。
しかし彼らは自分たちの夢を諦めません。
ピンチをチャンスに変える力が彼らには確かにあるのです。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
レぺゼン地球の夢に対する情熱と活動の歩みを追うことが
できました。

涙を飲んで夢を諦めかけた時には仲間の支えが助けになり
ました。
互いを励まし鼓舞していくことが、夢を諦めない上でとて
も重要なことだと再認識させられましたね。

炎上問題があった時には筆者も少し動揺しましたが、彼ら
のことなのでなんとかするだろうと楽観視していた部分も
正直ありました(笑)

個人的に何度も笑わせて頂いていますので、これからもど
うぞ力強く活動して下さい。
レぺゼン地球の今後の活動と次回作に期待し注目していき
たいと思います。

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