Omoi『奇跡さえも』歌詞の意味を考察・解釈

告白しますが 僕はずっと 
夜の星空が嫌いでした 
「自分だけじゃ 輝けないくせに」 
誰かの弱さを重ねました

春の足音が嫌いでした 
何かが始まる気がするから 
僕はまだ 何ひとつも 
やり切れてないのに

それを君ときたら 優しく笑って 
夢のひとかけらを 僕にくれたんだ

辿り着けるのなら 遥か遠くまで 
誰も見たことのないその場所へ 連れて行ってよ

1.2.3で風を切って 
4.5.6を駆け抜けたなら 
奇跡さえも霞むような 
君のドラマが見たいんだ!

いま1.2.3で息を飲んで 
この4.5.6が届かなくても 
まっすぐ見てるから どこまでも 
君よ進め!

どこまで話そうか

分析しますが 君はずっと 
痛みは表に出さなかった 
下手に笑って とぼけていたって 
隣に居ればやっぱり分かった

僕にはこれしか言えないけど 
これは僕にしか言えないんだ 
どうか君の その強さよ 
風を起こしてよ

言い張りなよ 
今感じてることを

1.2.3で風を切って 
4.5.6を駆け抜けたなら 
奇跡さえも霞むような 
君のドラマが見たいんだ!

いま1.2.3で息を飲んで 
この4.5.6が届かなくても 
少しも逸らさないから

決まってるだろう 
君のこと 誰だと思ってんだ! 
彼方へ吹く風に 
鼓動は一つになって

今にも溢れそうな 
気持ちは空の向こう 
飛行機雲を追い越して 
まっすぐ飛ぼうか

はじめに

『奇跡さえも』とは2019年3月29日にネット上で公開された楽曲です。
同年4月27日、28日と2日に渡って行われる「ニコニコ超会議2019 
超ボカニコ2019 supported by東武トップツアーズ」テーマソング と
なっている人気ナンバーです。

今年も有名ボカロPとファンとの間で熱い祭りが繰り広げられます。
今作のアーティストであるOmoiさんも27日に参加されるので注目です。

今作は動画コメント欄にてOmoiさんご自身が「雄飛の歌です」とコメン
トされていました。
「雄飛」とは雄鳥が大空に飛び上がるように、大きな志を抱いて盛んに活
動することを示しています。

歌詞はそのような志を胸に抱いている主人公のことを歌っているようです。
それではさっそく歌詞の考察へと進んでいきましょう。

タイトル『奇跡さえも』とは

歌詞には「君」で表される人物がいます。
歌詞の文脈から考えると「君」は女性だと思われます。
そしてある男性からみたこの女性は大きな志を持つ主人
公のような存在でした。

彼にとって彼女はとても大きな魅力と力を秘めているよ
うに思えていました。
そう「奇跡さえも」凌駕する強力なものに思えてました。
そうした意味がタイトルに込められていると解釈しました。

『奇跡さえも』歌詞の意味

自らを重ねた嫌悪

告白しますが 僕はずっと 
夜の星空が嫌いでした 
「自分だけじゃ 輝けないくせに」 
誰かの弱さを重ねました

春の足音が嫌いでした 
何かが始まる気がするから 
僕はまだ 何ひとつも 
やり切れてないのに

今作に登場する男性は自然界において2つの嫌悪
すべきものがあるようです。

1つめは「夜の星空」です。
理由は自分の力だけでは輝けない弱い存在だから
でした。
彼も誰かに頼らないと輝けないと感じていました。

2つめは「春の足音」です。
春は新たな活動の知らせを印象付ける季節ですね。
何もできていないと感じている彼にとってそのよ
うな季節は焦りをもたらすのでしょう。

彼は目に映るものを自分と重ねて嫌悪感を抱いて
しまうタイプのようです。

見るもの全てを変えた君

それを君ときたら 優しく笑って 
夢のひとかけらを 僕にくれたんだ

辿り着けるのなら 遥か遠くまで 
誰も見たことのないその場所へ 連れて行ってよ

そんなある時、見るものすべてに嫌悪感を抱いて
いた彼を大きく変える人物が現れました。
「君」で表されている一人の少女でした。

少女は彼が抱く嫌悪感を感じ取るや優しく笑って
見せたのでした。
彼の嫌悪感を優しさで包み込んで消し去ってしま
ったようです。

彼は当初あっけにとられたことでしょう。
自分に対してそのような接し方をしてくれた人物
は少女の他にいませんでした。

彼は何かを嫌うこと以外の考え、そう少女がそう
してくれたように「何かを優しく包み好きになる」
ことを覚えたように見受けられます。
それは「夢のひとかけら」と描写されています。

自分も何かを好きになれる、優しくなれると夢のよ
うな感覚を覚えたに違いありません。

誰も見たこともない場所、そう自分の人生にはなか
った温かい場所へと彼は導いて欲しかったのです。
彼の達しえなかった優しさという心境はまさに未知
の場所だったのです。

君と作る人生ドラマ

1.2.3で風を切って 
4.5.6を駆け抜けたなら 
奇跡さえも霞むような 
君のドラマが見たいんだ!

いま1.2.3で息を飲んで 
この4.5.6が届かなくても 
まっすぐ見てるから どこまでも 
君よ進め!

少女に手を引かれ彼は走り出しました。
「風を切って」とは文字通り走っていた時に
肌に感じた風のことでしょう。

さらに彼の人生が少女のお蔭で嬉しさで加速
したことを描写しているようにも思えます。
風のように時間が過ぎていったという感じで
しょうか。

少女にはなにやら大きな夢があるようです。
彼女は芸能のような人気を集める活動に携わ
っているようでした。
彼にすぐさま優しく出来たのも納得です。

彼は彼女の抱く夢を心から応援したいと思い
ました。
自分が感じた彼女の魅力をもっと多くの人に
知ってもらいたいと願っていたのです。

時経つ内に彼は彼女の活動を追うようになっ
たのかもしれません。

夢の舞台を目指してステージに彼女が上がる
たびに「息を飲む」ようにしてお互い緊張し
ていたのでしょう。

緊張して彼女の魅力が聴衆に本領発揮できな
くても自分だけは「まっすぐ見ている」と彼
は優しく彼女を励ましました。

彼女の夢を応援することは彼の生きがいにな
っていたことでしょう。
彼女が人気を得ることで彼は幸せになり彼女
もまた支えられていることで幸せでした。

二人で作り上げる人生ドラマはまさに薔薇色
に染まり楽しい日々が流れていくようでした。

君は他の誰でもないのだから

決まってるだろう 
君のこと 誰だと思ってんだ! 
彼方へ吹く風に 
鼓動は一つになって

今にも溢れそうな 
気持ちは空の向こう 
飛行機雲を追い越して 
まっすぐ飛ぼうか

彼女は時折、夢を追いかける上で挫折を経験する
こよがあるようです。
人気が伸び悩んだり自分に魅力がないのではない
かと疑問視したかもしれません。

そういう時期は誰しも一度は経験するものです。
普段は大きな志を持つ彼女をらしくないと彼は強
い言葉で激励します。

「君のこと 誰だと思ってるんだ!」と叫びまし
た。

これは言い換えるならば「君は他の魅力ない誰か
と勘違いしているんじゃないのか?」という意味
でしょう。
そして「君は君なんだよ」と気づかせました。

静かな風が二人の間を吹き抜けました。
二人の鼓動は一つになり彼女は彼の激励に応え応
じることにしたようです。

彼は彼女に彼女は彼に「好き」という言葉を伝え
たくなったのかもしれません。
「今にも溢れそうな気持ち」とはこのことだと筆
者は考えました。

それでも恥ずかしく思った両者はこの思いを互い
に伝えることはできませんでした。
胸の内に好きの言葉をそっと隠してしまいました。

それは空の向こうにあるかのように相手からは隠
されているようでした。

二人は新たな目標に向かって歩き出しました。
今度はお互い一緒になって叶えることの出来る目
標、それはなんでしょうか。

交際?結婚?
それは彼らにしかわからないことです。
どちらにせよ二人に不可能なことはないように思え
ます。

彼が彼女から教えて貰った優しさ、そして彼女の持
つ魅力と志の大きさはすべてを可能にしていくこと
でしょう。

二人の持つ可能性に満ちた能力や性質は今やすべて
のものを凌駕していくほどになったのです。
そう、奇跡さえも。

まとめ

一人の人物がきっかけで人生が大きく変わることが
ありますね。
人によっては「恩師」「恩人」と呼ぶ場合がありま
す。

今作に登場した男性にとって少女は恩人であったに
違いありません。
自分の人生観や性格に大きな影響を与えてくれたか
らです。

彼は最初、彼女に助けられていました。
しかし彼女が行き詰ると今度は彼が激励し助ける番
になりましたね。

男女の助け合いと同じ夢を追いかけるまでの壮大な
ストーリーを楽しむことができました。
勿論、考察の仕方でストーリーは大きく変わると思
います。

そこが考察の醍醐味であり魅力的な点でしょう。
筆者も奇跡は超えられないまでも、閲覧して頂ける
方を感動させるような記事をこれからも執筆してい
きたいと思いました。

Omoiさんの今後の活動と次回作、そして4月27日の
イベントが成功するように祈っております。
勿論28日も盛り上がるように願っています。

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