Official髭男dism『始まりの朝』歌詞の意味・考察と解説

朝 始まりの朝 2番出口から 見えた空
サイダーみたいな音立てて 並木道が手招きしている

「前髪短すぎたかな?」 気にする声 弾んでる

誰もが胸躍らせる 4月のビートに
遅れないように スピード上げて

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが 希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
8時半のチャイムが響いて 僕らの春が始まる

朝 いつもの朝 万事悩み絶えず 上の空
ミュージックは知らないふりで
「課題曲3番」 リピートし続ける

急いでても のんびりしてても 上手くいかずに崩れてく
見つけなきゃいけないのは空白のモンスター
出来るまで何度も 繰り返す、 繰り返す

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが 希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
結末がどんなに転んでも やがて春が始まる

朝 始まりの朝 かすかに震える指先たち
並木道や2番出口の空 浮かんでく

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
位置についてライトが灯ったなら
僕らの春が春が春が始まる
春が春 春が始まる
朝 始まりの朝

はじめに

2017年に発売されたアルバム『レポート』に収録されたOfficial髭男dismの楽曲『始まりの朝』。

インディーズシーンで活動中であった、Official髭男dismの知名度を大きく押し上げた一曲です。

この曲がテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに、Official髭男dismは2018年
見事にメジャーデビューを果たします。

そんな彼らにとって転機となった『始まりの朝』ですが、
果たして歌詞はどのようなものなのでしょうか。

歌詞考察

高揚を感じる4月のビート、始まりの朝

朝 始まりの朝 2番出口から 見えた空
サイダーみたいな音立てて 並木道が手招きしている

「前髪短すぎたかな?」 気にする声 弾んでる

誰もが胸躍らせる 4月のビートに
遅れないように スピード上げて

一番Aメロ〜Bメロです。

「朝 始まりの朝 2番出口から 見えた空」と冒頭に、タイトルである
「始まりの朝」という歌詞が登場します。
「2番出口」とあるため電車に乗っていて、外に出た状況なのでしょう。

「サイダーみたいな音立てて 並木道が手招きしている」という歌詞からは
なんでもない並木道からさえもサイダーの弾けた音が
聞こえるという主人公の高揚感が伝わってきます。

そして「前髪短すぎたかな? 気にする声 弾んでる」と主人公にはパートナーがいて
やはり、「気にする声 弾んでる」と気持ちが高揚していることがわかります。

また「誰もが胸躍らせる 4月のビート」から状況が4月であることもわかります。

4月といえば新年度を迎え、誰しもが新生活に心躍らせる季節。

『始まりの朝』はそんな季節に心躍らせる人々の姿を描いた曲なのです。

高ぶる気持ちが抑えられなくて

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが 希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
8時半のチャイムが響いて 僕らの春が始まる

一番サビです。

「走れ 走れ」という歌詞が二度登場するこのパート。

サビの疾走感のあるリズムも合わさり、聞いているだけでこちらも
走り出したくなるような気持ちにさせてくれます。

「新しいスニーカーが 希望の歌を歌っている」という歌詞からは、4月から始まる
新生活のためにおろしたであろうスニーカーで駆け抜ける主人公の高揚感が伝わってきます。

またこのパートの最後の「8時半のチャイムが響いて 僕らの春が始まる」という歌詞で
主人公たちが学生であることがわかります。

4月からの新生活とは新学期のことだったのですね。
学生が軽やかな笑い声をあげながら、通学路を駆け抜けていく様が
目に浮かぶ見事な情景描写です。

青春の悩みは突然に

朝 いつもの朝 万事悩み絶えず 上の空
ミュージックは知らないふりで
「課題曲3番」 リピートし続ける

急いでても のんびりしてても 上手くいかずに崩れてく
見つけなきゃいけないのは空白のモンスター
出来るまで何度も 繰り返す、 繰り返す

二番Aメロ〜Bメロです。

急転直下、ここでは一番の晴れやかな歌詞とは真逆の内容が綴られます。

「朝 いつもの朝 万事悩み絶えず 上の空」と新生活への期待いっぱいだった
状況とは変わり、悩みを抱えてしまっていることがまず描写されます。

その後も「上手く行かずに崩れてく」などネガティブな歌詞が続きます。

しかし、最終的には「出来るまで何度も 繰り返す、繰り返す」と前向きな歌詞で締められます。

主人公が学生であることを考慮すると、部活やテストなどの結果があまり良くなかった、
といったところでしょうか。

兎にも角にも主人公は悩んでいて時期を乗り越え、前を向く決心をするのです。

青春への期待は最高潮に

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが 希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
結末がどんなに転んでも やがて春が始まる

朝 始まりの朝 かすかに震える指先たち
並木道や2番出口の空 浮かんでく

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を 風にのせて駆けよう
位置についてライトが灯ったなら
僕らの春が春が春が始まる
春が春が 春が始まる
朝 始まりの朝

二番サビ〜大サビです。

二番Aメロ〜Bメロで落ち込んだものの、元気を取り戻した主人公。

そんな気持ちを反映するかのように、サビは一番と同様に「走れ 走れ」
という歌詞が繰り替えされます。

そして「僕らの春」、つまり青春が始まるということを強く印象づけるために
大サビでは「春」というワードが実に6回も繰り返されます。

悩みを抱えたこともあったけれど、それでもいまこの瞬間、青春を楽しもう。

そんな主人公の思いが伝わってくる爽やかな歌詞です。

終わりに

歌詞考察を行なった結果、『始まりの朝』はそのタイトルからも察することができるように
青春時代の高揚感を綴った、非常に爽やかな歌詞であることがわかりました。

現在青春の只中にいる方、もう既にすぎてしまった方、はたまたまだ青春を迎えていない方
どの方でも思わず元気になってしまうような爽快感を感じられる曲です。

ぜひ歌詞を読み込みながら聴いてみてください。

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