乃木坂46 『夜明けまで強がらなくてもいい』歌詞の意味を考察・解釈

風が悲鳴をあげ 肩震わせて
水道の蛇口から 後悔が漏れる

過ぎ去った一日を振り返って
眠れなくなるほど 不安になるんだ

誰に相談しても 考えすぎだという
自分をどうやって認めればいいのか?

光はどこにある? 僕を照らしてくれよ
暗闇は(Hey!) 暗闇は(Hey!)
涙を捨てる場所
希望はどこにある? 生まれ変わる瞬間
夜明けまで(Hey!) WOW WOW(Hey!)
強がらなくていい


当たり前のように出来たことが
自信がなくなって 部屋を出たくない

情けない自分が腹立たしく思えて
命の無駄遣い 誰に謝るか?

光はどこにある? 僕を導いてくれ
太陽は(Hey!)太陽は(Hey!)
夢の背中を押す
明日はどこにある? よろよろと立ち上がれ
夜明けまでは(Hey!) さあ(Hey!)
格好悪くていい


朝日が見えてきた 弱音はもう吐かない
今日こそは 今日こそは
自分らしく生きる

光はどこにある? 僕を照らしてくれよ
不安とは(Hey!)不安とは(Hey!)
期待の裏返しか
希望はどこにある? 生まれ変わる瞬間
太陽よ(Hey!)太陽よ(Hey!)
連れ出してくれるのか?
すぐに夜明けが来る


はじめに

『夜明けまで強がらなくてもいい』とは2019年8月8日にネット上で公開された
楽曲です。
同年9月4日に24th Singleとして今作がリリースされることが決定しています。
動画再生回数は公開から数時間で20万を超え、急上昇ランキング3位獲得です。

今作では遠藤さくらさんがセンターを担当しMV全体をリードしてくれます。
加えて下記のメンバーが今作で素敵な歌声とダンスを披露して下さいます。

梅澤美波、北野日奈子、秋元真夏、久保史緒里、高山一実、星野みなみ、新内眞
衣、山下美月、生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理、桜井玲香、与田祐希、堀未
央奈、賀喜遥香、遠藤さくら、筒井あやめ、齋藤飛鳥(多数の為「さん」省略)

今作MVの内容に触れてみたいと思います。

映像序盤から中盤までメンバーは一様に「悲痛」「戸惑い」「不安」のなんらか
をエモーショナルに表現しています。
分かりやすい笑顔は終盤でもありませんでした。
そう、今回はタイトルにもあるように「つよがり」がテーマとなっています。

人が「つよがり」を見せるなんらかの出来事、大切な人と離れるまた死別などか
ら立ち上がるまでの様子を描いた構成となっていました。

曲調もどこかメランコリックなテイストを加えており、明るさやPOPな要素は排
除してありました。
それでも楽曲の後半に差し掛かり、それまで見せていた表情から一遍したメンバ
ーたちの明るく輝いた表情に注目して見て下さい。

今作を堪能したあとに、つよがりが許されることやつよがる必要性がなくなって
歩き出せる強さを得られるかもしれません。

そんなエールがたくさん込められた歌詞をさっそく考察していきましょう。

タイトル『夜明けまで強がらなくてもいい』とは

まず『夜明け』とは文字通り夜が明けることです。
歌詞でもそれまでは強がらなくてもいいと慰めています。
しかし歌詞の中で「朝日」という一つの用語が区切りとされています。

朝日を区切りに強がり、もしくは目標を持ってくよくよせず前を向いて
生きる点が歌詞に示されていました。

ここからタイトルは甘い慰めの部分と、泣いたあとは胸を張って前向きに
生きるというメリハリが込められているのだと筆者は感じました。


『夜明けまで強がらなくてもいい』歌詞の意味

存在価値―認められず

風が悲鳴をあげ 肩震わせて
水道の蛇口から 後悔が漏れる

過ぎ去った一日を振り返って
眠れなくなるほど 不安になるんだ

誰に相談しても 考えすぎだという
自分をどうやって認めればいいのか?

今回は一人の男性主人公を主軸に考察を進めていきます。

彼は酷く悩んでおり部屋の隅で頭を抱えています。
なぜでしょうか。
「風が悲鳴をあげ」とは周囲からの冷たい発言を示唆する
のかもしれません。

彼はその言葉に文字通り肩を震わせていました。
「水道の蛇口から 後悔が漏れる」とは彼の口から後悔す
るような言葉が出たという点を例証しているのでしょう。

そうです、彼は過ぎ去った一日のことをずっと後悔して
そのことを取り消そうと思い悩んでいるのです。
周囲の友達に相談しても考え過ぎだと一蹴され取り合って
貰えません。

こうした経験を皆さんもされたことがあるでしょうか。
筆者のように考え過ぎのタイプにはよく起こり得る現状な
のです(苦笑)

彼は段々、周囲の人々との思考の違いそして生き方の違い
を気にし始め「自分は駄目な人間なのだろうか 存在価値
はあるのだろうか」と疑い初めたのかもしれません。
深く考えてしまう自分を受け入れてあげれないのです。


前進も謝罪も叶わずに

当たり前のように出来たことが
自信がなくなって 部屋を出たくない

情けない自分が腹立たしく思えて
命の無駄遣い 誰に謝るか?

以前に彼はもっと自由に行動し発言できていたことが
歌詞から読み取れます。

それでも誰かから冷たい言葉を浴びせられたときから
それが難しくなったのでしょう。
日常でもこういったことは起こり得ますね。
人間関係で浮かくいかないと途端に自信が無くなるのです。

歌詞の「部屋を出たくない」という言葉には2つの意味が
あると思います。
1つは文字通り部屋に引きこもりたいという意味です。
2つめは「自分の心を閉ざす」という比喩的な意味です。

いずれにせよ2つの解釈は他者を受け入れない思考から成り
立っているものです。
こうした状況に陥るとなにかの分野で「前進」することが
難しくなります。

そんな自分が大変情けないと彼は感じ、自分の命を懸命に
用いていないと卑下します。
しかし命を無駄遣いしたことを親に謝罪すれば良いのか、
はたまた神に懺悔すればよいのかわかりません。

彼はとにかく惨めで自尊心を失っていました。

決意の朝日

光はどこにある? 僕を照らしてくれよ
不安とは(Hey!)不安とは(Hey!)
期待の裏返しか
希望はどこにある? 生まれ変わる瞬間
太陽よ(Hey!)太陽よ(Hey!)
連れ出してくれるのか?
すぐに夜明けが来る

朝日が見えてきた 弱音はもう吐かない
今日こそは 今日こそは
自分らしく生きる

自尊心が失われた彼は一人孤独の部屋で膝を抱えます。
「光」という希望を願いながらもそれが何でどこにあるのか
全くわかりません。

今の自分の不安を消し去りたい、そして自分は強く明るい自
分に生まれ変わりたいと強く願うのでした。
なにかきっかけが欲しいのですが、そのなにかが思い当りま
せん。

MVのメンバーたちも途方にくれて俯いたり、涙を流したりと
落胆を表現していましたね。
彼もそうした感情表現をしたことでしょう。

しかし彼は真っ暗い部屋の中である決意を抱きました。
どんな夜も必ず明けるのだから、自分の悩みも無くなる日が来
るはずだと結論します。

そして次に夜が明ける時、そう「朝日」が来たら自分はくよく
よ考えるのを辞めることを決意します。
もう泣かない、消極的に考えない、人と比べないなど自分の中
で誓約を立てたかもしれません。

MV後半では悲しみの表情すべてを捨てたメンバーたちが映し出
されていました。
光の演出と合わせて強い意志を感じる瞳、そして前進していく
彼女たちの生き様はとても気高く映りましたね。

そんな彼女たちのように彼も強く気高く明日を生きて行ったに違
いありません。
朝日に誓った約束と決意を胸に抱いて。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
何かの問題にぶつかって自尊心をなくすことは誰でも
ありますね。
問題の内容と自尊心のなくし方も人それぞれですね。

それでも今作の主人公のように一つの区切りを設けて
考え方や行動の仕方を見直す大切さを学べたような気
がしました。
とても慰めとなり同時に教訓的な歌詞でした。

MVは何度も触れますが、序盤と終盤の表情とダンスの
違いが非常にメリハリがあり驚嘆します。
どれほどの練習を重ねればあのように踊りながら演技が
できるのかと思ってしまいますね。

乃木坂46の今後の活動と次回作に期待し注目していきた
いと思います。