乃木坂46 『世界中の隣人よ』歌詞の意味を考察・解釈

夜はいつだって明けると誰もみんな思っているよ
星がやがて消えて行くまで 僕らは窓の空を見てた

なんてちっぽけな存在なんだ
この部屋から祈ることしかできなくて
世界のこの悲しみに胸を痛め
言葉以上の涙を流してた

隣人よ そこにいて あなたの想いは伝わっているから
手を握らなくても その愛は分かち合えるよ
大切な誰かと今を生きよう

自分に何ができるのだろう そう何度も考えてみた
ずっと眠れぬまま働く彼らにどう感謝をしようか

そうさ 人間は捨てたもんじゃない
会ったことない誰かのため支え合って
すべてを乗り越えられる強さを持ち
未来に続く希望を信じてる

隣人よ 微笑んで 私と一緒に歌ってください
壁の向こう側に この声は聴こえていますか?
お互いに一人じゃないとわかって

隣人よ 夜が明けて 世界を照らすまで部屋にいましょう

隣人よ そこにいて あなたの想いは伝わっているから
手を握らなくても その愛は分かち合えるよ
大切な誰かと今を生きよう

LALALA

LALALA

乃木坂46 『世界中の隣人よ』の概要

皆さんこんにちは。ライターのseiです。

今回は人気アイドルグループである乃木坂46の楽曲『世界中の隣人よ』の歌詞考察をしていきたいと思います。

『世界中の隣人よ』の歌詞が伝えている点は以下の通りです。

・外出自粛を心がけるすべての人たちへのエール

・医療従事者たちへの感謝

上記の点をメインに考察をしていきますので最後までお読み下さい。

『世界中の隣人よ』 のMVが2020年5月25日にネット上で公開されました。
動画再生回数は公開から僅か2日で150万を超え、大人気ナンバーとなりました。

MVの監督を横堀光範氏、CGの監督は荒船泰廣氏が担当しています。
今作の注目は、現役メンバーと卒業したメンバーがリモート撮影にて共演しているところです。

それぞれ自宅で1人の時間を過ごしたり、ゲームや通話で他者と繋がろうとする姿が観察できました。
外出自粛を余儀なくされた人たちの日々の過ごし方を適切に描いていましたね。

さらに毎年ライブを開催していた明治神宮野球場の様子も収められています。
これまでのライブの感動を回想しつつ、ライブ再会への期待感を高めてくれました。

公式サイトでも、今作『世界中の隣人よ』のシングル化に伴い、その収益全額を医療機関に寄付することが発表されていました。
メッセージだけでなく実際的な援助によっても支えたいという彼女たちの願いに胸打たれます。

それではさっそく気になるタイトルや歌詞全体の考察を初めていきましょう。

『世界中の隣人よ』の意味とは

タイトルに含まれる「隣人」「となりの人、近状の人」を指します。
しかし、ヘブライ語のレーアなどの関連用語には「友人、仲間」などの広義的な意味があります。

世界中の人たちを友人や仲間と見なすなら、隣人に物理的距離の概念がないことを理解できます。
その概念を噛み砕いてタイトルを簡単に表現するなら「世界中どこにいてもそばにいるよ、友人また仲間だよ」となるでしょう。

乃木坂46 『世界中の隣人よ』歌詞の意味

いつかの終息を願って

夜はいつだって明けると誰もみんな思っているよ
星がやがて消えて行くまで 僕らは窓の空を見てた

1番では、外出自粛を強いらている現状と人間の無力さが歌われています。

Aメロでは「夜が明ける」つまりコロナウイルス終息の日を願う人たちの気持ちが歌われています。

「星がやがて消える」のを見ている描写は、一日の終わりを呆然と迎えるしかない現状を伝えているようです。
コロナウイルスの脅威がなくなる日が来ることを誰もが切望しています。

ちっぽけな人間の祈願

なんてちっぽけな存在なんだ
この部屋から祈ることしかできなくて
世界のこの悲しみに胸を痛め
言葉以上の涙を流してた

Bメロでは人間が「ちっぽけな存在」であることが歌われています。

普段グループで活動しているアーティストであっても、密接することになるため1人ずつ活動することになります。
ファンへの思いを伝える方法も以前と比べて限られてきます。

誰もが「部屋」にこもって、家族や友人の無事を祈ることでしょう。
特にコロナウイルスに感染し、面会すら許されない状況にある人への祈りは熱烈なものに違いありません。

先日、友人から話をうかがったのですが、毎日顔を合わせていた子供と対面できない辛さをずっと痛感しているようです。
そのような状況にある人たちは歌詞にあるような「言葉以上の涙」を流すかもしれません。

隣人―触れなくても伝わる想い

隣人よ そこにいて あなたの想いは伝わっているから
手を握らなくても その愛は分かち合えるよ
大切な誰かと今を生きよう

サビでは、外出自粛を促すと同時に今できることが歌われています。

先ほども扱いましたが「隣人」には「となりにいる人や近所」あるいは「仲間、友人」という意味があります。

歌詞の中で「そこにいて」と訴えかけている理由はなんでしょうか。

一人で住んで家族や友人を想って「隣人」に該当する人が、訪ねてくるかもしれません。
誰かを心配して援助の手を差し伸べることは立派なことです。

しかし今は政府から3つの密( 密閉、密集、密接 )が促されています。
ですからできる限り接触を避けなければなりません。

こうした理由から「手を握らなくても その愛は分かち合えるよ」と歌詞は励ましています。

続く部分では「大切な誰かと今を生きよう」とあります。
「今」とはコロナウイルスの脅威にさらされている現状を指しています。

筆者は「今を生きよう」との訴えに力強さを感じました。
今の現状から目を背けたり諦めの気持ちを抱く人たちが増えている中で、とても大事な考えだと思います。

感謝―自分にできること

自分に何ができるのだろう そう何度も考えてみた
ずっと眠れぬまま働く彼らにどう感謝をしようか

2番では誰もができること、また希望について歌われています。

1番では悩んだり涙を流す様子が描かれていました。
対して2番Aメロでは「自分に何ができるのだろう」と前向きな自問をしています。

「ずっと眠れぬまま働く彼ら」とは医療従事者たちを指すのでしょう。
そのような人たちに「どう感謝をしようか」と考えることは重要ですね。

メディアでは医療機関を支持する寄付や応援メッセージを募集しています。
そうした活動に参加することで感謝を表すことができます。
また医療機関の支持に従うことも感謝を表す方法と言えます。

見知らぬ隣人のために

そうさ 人間は捨てたもんじゃない
会ったことない誰かのため支え合って
すべてを乗り越えられる強さを持ち
未来に続く希望を信じてる

1番Bメロでは人間がちっぽけな存在と歌われていたのに対し、Bメロでは人間が素晴らしい存在であることが歌われています。

「捨てたもんじゃない」という表現から人間が「価値ある何かを成すことができる」という考えを読み取れます。

「会ったことない誰かのため」とはそういう意味でしょうか。
先ほど登場した医療従事者はまさに見知らぬ人の命を救うために働いています。

また寄付をするすべての人たちは、会ったことのない人たちのために金銭的な援助をしています。

どちらの場合も、近くにいるいないまた知っているいないに関わらず助けようとしていますね。
やはり「隣人」に物理的距離の概念がないことを裏付けています。

歌詞の続く部分で、人間が目の前の問題を乗り越えつつ、未来に続く希望を信じる強い生き物であることを伝えています。

壁越しに聴こえる歌声

隣人よ 微笑んで 私と一緒に歌ってください
壁の向こう側に この声は聴こえていますか?
お互いに一人じゃないとわかって

隣人よ 夜が明けて 世界を照らすまで部屋にいましょう

2番のサビでは世界中の人たちの願いがで表現されています。

注目したいのが「壁の向こう側」という表現です。
これは文字通りの壁だけではなく、外出自粛の現状をも指すと考えました。
人との接触を阻む壁のような影響力をもたらしているからです。

文字通りの壁は接触を阻むことはできますが、声を完全に阻むことはできません。

この点から、「世界中の人たちの願いは必ず届く」という力強いメッセージ性を感じました。

続く「夜が明けて 世界を照らすまで部屋にいましょう」というフレーズも、外出自粛を促しています。

この表現には「会わないこと、近づかないこと」が隣人にできる最善のことであるという考えが背後にあるのでしょう。

今作『世界中の隣人よ』を聴くすべての人たちが、この歌詞に胸打たれ感化されることを願って止みません。。

まとめ

いかがでしょうか。
外出自粛に耐え続ける人たちの背中を押してくれるような歌詞でしたね。
また医療従事者の助けになろうとする切なる願いも伝わりました。

筆者も以前と比べて自由に過ごせる時間が増えました。
漫然と自分のことを考えて生活するのではなく、医療従事者や家族また仲間のことを考える時間を取りたいと感じました。

上記のような考えはコロナウイルス終息後も抱く必要があるとも感じています。
常に利己的ではなく利他的な精神を持っていたいですね。

乃木坂46の温かで力強い作品に感謝します。
ありがとうございました。
今後の活動と次回作にも期待し注目していきたいと思います。

また記事を最後まで読んでくださった皆さんにも感謝します。
ありがとうございました。

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