NMB48『初恋至上主義』歌詞の意味を考察・解釈

初恋からずっと WOWWOWWOW
君のことが好きだ
あの気持ちは 変わっていない

街で偶然 バッタリ会った
何年振りだろう クラス会のテーブル以来
田中は元気か? どうでもいい話して
君はシングルかな さりげなく探り入れた

幼馴染って 告白のタイミング
照れ臭くって言えなくて いつまでも友達だ

初恋からずっと WOWWOWWOW
気づかれないように WOWWOWWOW
胸の奥で 叫んでた I wanna keep loving you!
今更なんだけど WOWWOWWOW
このまま見つめたい
だって僕は 初恋至上主義
WOWWOWWOW…

お互い何も 変わっていないね
それは褒め言葉か もしかしたら願望かも…
田中とはしばらく 付き合っていたんだろう
わざと冗談っぽく 過去形でぶっこんでみた

君が幸せなら 僕だって嬉しい
でも それ以上 踏み込めないプライベート

あの頃はじっと WOWWOWWOW
自分抑えていたんだ WOWWOWWOW
傷つくのが怖かった Hard to say I love you.
意気地なしってことさ WOWWOWWOW
昔に帰りたい
あとちょっぴり 勇気が欲しかった

あれから恋を いっぱいしたけど
初恋以上 ときめくことはないよ

初恋からずっと WOWWOWWOW
気づかれないように WOWWOWWOW
胸の奥で 叫んでた I wanna keep loving you!
今更なんだけど WOWWOWWOW
このまま見つめたい
だって僕は 初恋至上主義
じゃあ またねなんて 叶わない約束して…
WOWWOWWOW…

歌詞考察の前に

『初恋至上主義』とは2019年10月9日にネット上で公開された楽曲です。
同年11月6日に NMB48 22ndシングル としてリリースされることが決定してい
ます。
動画再生回数は公開から3週間経過した現在で30万を超える人気です。

今作MVを監督されたのは直(ZENITH)氏です。
彼は同年11月9日公開となった太田夢莉さん初ソロ曲「Acting tough」のMVも
手掛けています。
太田さんの卒業を前にした大事なシーンを陰で支える重要な人物です。

振付を担当したのはAKB48や乃木坂46など幅広いユニットの振付を担当する
CRE8BOYです。

今回センターを担当するのは太田夢莉さんです。
初めてのセンターとなり不安や緊張を感じているかもしれませんね。

彼女は同年9月4日、東京・NHKホールで行われた全国ツアー『NMB48 LIVE
TOUR 2019』初日公演にてグループからの卒業を発表をしました。
ですから今作がたいへん想い入れのある作品となり、色々な心境でパフォーマン
スを披露してくれたに違いありません。

12歳でNMB48に加入し約7年半活動してきた彼女の貴重な動き一つ一つを、MV
から観察することができます。

センター以外の選抜メンバーは以下の通りです。

東由樹、梅山恋和、大田莉央奈、加藤夕夏、川上千尋、小嶋花梨、塩月希依音、
渋谷凪咲、上西怜、白間美瑠、谷川愛梨、堀ノ内百香、南羽諒、村瀬紗英、安田
桃寧、山本彩加、山本望叶、吉田朱里(※さんを省略)

MVの内容に触れてみたいと思います。

今回MVは太田夢莉さんの背中で始まり背中で終わる、涙なくしては見れない構
成になっています。
まさに卒業に向けての旅立ちを感じさせる演出となっていました。

ダンスパフォーマンス、そしてメンバーたちが好きな格好で好きなことをしてい
るシーンが交互に映し出されていきます。
なんだか「送別会」もしくは「一夜限りのファミリーナイト」のように感じて泣
けてきました。

心置きなく楽しんだメンバーたちは夜になるとぐっすり眠ってしまいます。
太田夢莉さんは皆を起こさないようにと静かにその場を離れていきます。
しかしメンバーたちは目をあけてそっと窓辺から彼女の背中を見送ります。
それに笑い返す太田夢莉さんは笑顔のまま向き直り前へと進んでいきます。

面と向かってメンバーたちが彼女を見送らなかったところから、最後は楽しい思
い出を持って旅立って欲しいという願いを感じることができました。

曲調はどのような仕上がりになっているでしょうか。
イントロは切なくしんみりとしたメロディーが流れていきます。
しかし曲進行と共にハイテンポで軽快なメロディーに変わっていきます。

こうした曲構成からも、切なくしんみりとした気持ちは少し、新たな旅に出る仲
間を勢いよく送り出す気持ちをたくさん
込めたという印象を受けました。

続く部分からきになる歌詞の考察を始めていきたいと思います。

タイトル『初恋至上主義』とは

「初恋」とは読んで字の如く初めての恋のことです。
「至上」とは「この上ないこと、最上、最高」を意味する用語です。
「主義」とは「継続的にもっている思想上の立場・意見・主張」を指します。

上記3つの用語を平易な言葉で表現すると
「初めての恋が最高だとずっと思っている」となるでしょう。
この考えに同意される方も多くいるのではないでしょうか。
初めて経験する事柄は新鮮であり刺激的また魅力的に感じるものです。

そんな気持ちを抱いた一人の主人公と物語を歌詞から追っていきましょう。

『初恋至上主義』歌詞の意味

不変の恋

初恋からずっと WOWWOWWOW
君のことが好きだ
あの気持ちは 変わっていない

今回は一人の男性主人公を主軸に考察を進めていきたいと思います。

歌詞冒頭では彼の初恋について綴られています。
彼はたいへん一途であり自分の気持ちを大切にする性格のようです。
「初恋からずっと」というフレーズからもわかるように何年も1つの
恋を大事に育んできました。

夕日のように真っ赤に染まったようなその初恋が今もなお、色褪せる
ことはありません。
彼の不変の恋の行方を追ってみましょう。

幼馴染の君へ

街で偶然 バッタリ会った
何年振りだろう クラス会のテーブル以来
田中は元気か? どうでもいい話して
君はシングルかな さりげなく探り入れた

幼馴染って 告白のタイミング
照れ臭くって言えなくて いつまでも友達だ

ここでは初恋の再熱となった原因が示されています。
彼は「街で偶然バッタリ」好きだった女性に出会いました。
「クラス会」「幼馴染」というワードから2人が良く知った
仲であり幼い時からかなりの接点があった
と理解できます。

彼は彼女にクラスメイトと思われる「田中」について尋ね
会話を続けていきます。
これは彼が一番したい話ではありません。

彼が一番したい話は「君はシングルか」という論題について
だということが歌詞から把握できます。
言い換えると「今は一人で付き合ってる人はいないのか」
いう点を尋ねたのです。

彼がこの点を「さりげなく探り入れた」のは、自分が彼女を
好きだと探られないようにするため
なのでしょう。

続く歌詞では彼の恋の大きな障害となる点にも触れています。
「幼馴染」というポジションです。

恋愛において「相手をよく知らない」というのは障害になります。
しかし「相手を知りすぎている」というのも障害になるのです。

知らないからこそ生まれるミステリアスな魅力とスリルを幼馴染
から期待することはできません。
そして友達や兄弟のような独特のオーラを跳ね除けて、恋人オーラ
を作り出していく難しさは言葉にできないでしょう。

余談ですが、結婚した友人も幼馴染との恋愛には何年も苦しんだと
語っていました。

ですから主人公が彼女の前で照れ臭そうにし、恋愛攻略に手を拱いて
いるのも無理のないことなのです。

自分の上に築かれた幸せ

お互い何も 変わっていないね
それは褒め言葉か もしかしたら願望かも…
田中とはしばらく 付き合っていたんだろう
わざと冗談っぽく 過去形でぶっこんでみた

君が幸せなら 僕だって嬉しい
でも それ以上 踏み込めないプライベート

彼は彼女との楽しい会話で「お互い何も変わっていない」という
点に触れています。
「褒め言葉」として受け取るなら「変わらないということの価値を
認めている」
ということになると思います。

「願望かも」というフレーズから主人公が、2人の関係が昔と変わらず
これからも良いものであるようにと願っている
ことがわかります。

そして前の歌詞で登場した「田中」がここでも再登場します。
どうやら田中は彼女と交際していたようです。
彼は当初からその点を羨ましく感じており、できることなら別れて欲
しいとも思っていたようです。

何故なら久々に再会した彼女に「田中との交際」を過去形にした台詞
で尋ねているからです。
「前に付き合ってたけど、、もう終わった?」というニュアンスが彼
の会話から伝わってきます。

しかし続く歌詞を見ると彼が自分中心のひとりよがりな恋愛をしてい
ない
ことも理解できます。
「君が幸せなら 僕だって嬉しい」というフレーズにその点が表れてい
ます。

これは素晴らしい考え方であり、自分の幸せの上に彼女の幸せを築いて
いるのです。
田中と別れて欲しいとの願い、それと同時に彼とうまくいって欲しいと
の願いを合わせ持っているのだと筆者は感じました。

叶わぬ約束、交わして

初恋からずっと WOWWOWWOW
気づかれないように WOWWOWWOW
胸の奥で 叫んでた I wanna keep loving you!
今更なんだけど WOWWOWWOW
このまま見つめたい
だって僕は 初恋至上主義
じゃあ またねなんて 叶わない約束して…
WOWWOWWOW…

大人になった今もそうですが、彼は自分の初恋を彼女に
気づかれないようにしてきました。
それでも心の中では「I wanna keep loving you!」つまり
「あなたを愛し続けたい」と強く願っていました。

幼い時は彼女を好きの気持ちを抱いて見つめ続けることな
どできなかったのでしょう。
しかし何年か経過した、「今更」と思えるほどの歳月が経
ったこの瞬間に彼は彼女を見つめたいと思ったのです。

それでも彼は彼女の目を見つめるだけで、本当の気持ちを
伝えることができなかったようです。

「じゃあ またね」

そんな叶わない約束を2人の間を吹き抜ける風が運び去った
かもしれません。

彼の恋愛を人によっては嘲笑するかもしれません。
1人の人をずっと追いかけて、実りもせずに、諦めろと言う
かもしれません。

それでも彼はそのような言葉を気に留めないでしょう。
なぜなら彼には日本国憲法「三原則」のうちの1つ「平和主義」に
勝るとも劣らない「初恋至上主義」をこれからも掲げ続けていくか
らです。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
最後のシメが社会の時間になってしまいました(笑)
皆さんも今回の主人公のような恋愛をされたことがあるでしょうか。

自分にも幼馴染が何人かいましたが、彼女になること、というより
恋愛対象になることはなかったと思います(相手も)

それでも幼馴染に好きな人が出来たり交際が始まると、妙な不安や
焦りを感じたりと主人公と同じように感じていたかもしれません。

考察には含めませんでしたが、卒業される太田夢莉さんにリンクさせる
と、NMB48加入時の初めて感じた思いを歌っているのかもしれませんね。
新たな目標に身を伸ばすと同時に、初めて感じたその思いはいつまでも
不変である
という点を「初恋」としたのかなと解釈しました。

これからソロとしての彼女の活躍とNMB48の活躍を期待し、注目していき
たいと思います。
素敵な作品をありがとうございました。

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