みきとP『愛の容器』歌詞の意味を考察・解釈~気づけば愛情不足になる心模様とは~

玄関の外 飛び出してしまった
隠していたのに 部屋の外の世界
それからといえば 君はうわのそら
「閉じ込めないで」と物言いたげな目で
愛の容器満たしてあげる
心配なんてしなくてもいいよ
ここにあるのは ガラクタだけど
僕が君を守るから
仕事してても お風呂に入っても
トイレに行っても おやすみの時にも
待ちくたびれてる フリして見張ってる
心配してるのは やっぱり君だ
そんな目で睨まないでよ
運命だって受け入れてみよう
全部終わって 余裕ができたら
噛みつきたくなるまで遊ぼう
どれだけ汚したって
どれだけ壊したって
違うよ 君のせいじゃないよ
何もわからないまま
入れられたメスの光
少しずつ癒していこう
これからも この先も
愛の容器満たしてあげる
心配なんてしなくてもいいよ
ここにあるのは ガラクタだけど
僕が君を守るから
そんな目で睨まないでよ
運命だって受け入れてみよう
全部終わって 余裕ができたら
噛みつきたくなるまで遊ぼう
動けなくなるまで食べよう
外の世界はこわいから
Hu… Wah…

はじめに

2018年11月18日リリースのアルバム「DAISAN WAVE」に収録された楽曲です。
MVはハートが多様されピンクや紫などを特色とした女子受けの良い感じに
仕上がっています。

曲調も穏やかで家でゆっくり紅茶でもすすりながら浸るというイメージです。

MVでは若い男女のカップルが登場します。
彼女のハートが満たされていく演出が多く見られることから
彼女の心に愛情が注がれたり反対に空っぽになったり
する描写のように思われます。

彼氏である男性は彼女の心を愛情で満たそうと努力します。
それでも様々な要因から彼女は満たされたり不足を感じたりを
繰り返していきます。

彼女が感じる様々な要因を読み解き、彼女の浮き沈みする心の愛情模様を
ご一緒に覗いてみましょう。

タイトル『愛の容器』の意味

MVでは彼女とハートがセットで登場するシーンが多いです。
ですから『愛の容器』とは彼女の心を指すと思われます。
その中に彼氏の愛情が入っていきます。

ですから彼女の心の中の愛情が彼氏の行動によって増減
していく様子を描いた物語となっていると思われます。


『愛の容器』歌詞の意味

素顔を知られて出来た距離

玄関の外 飛び出してしまった
隠していたのに 部屋の外の世界
それからといえば 君はうわのそら
「閉じ込めないで」と物言いたげな目で

彼氏は「部屋の中」つまり彼女と一緒の空間にいる時に
見せる自分とは別の自分「部屋の外の世界」を彼女に見せて
しまったのでしょう。

お互いの関係が緊迫したのを見て彼氏は気まずい思いをします。
彼氏はこれ以上知られたくないと思い彼女に見せた別の面を
自分の中に閉じ込め隠します。

それに気づいた彼女は彼氏の大事な一面である部分を自分の
中に「閉じ込めないで」つまり隠さないでと目で訴えます。


表面を取り繕う言葉たち

愛の容器満たしてあげる
心配なんてしなくてもいいよ
ここにあるのは ガラクタだけど
僕が君を守るから

「心配しなくても大丈夫、なんの役にもたたない言葉かも
しれないけどこれからも僕は僕で変わらず君に愛情を
いっぱい注いであげるから」と彼氏は彼女を
表面的な言葉で落ち着かせようとします。

その言葉を聞いた彼女の心は一見満たされたように感じましたが
彼女の目は不安を訴えるような冷たい眼差しを保っていました。

彼氏が見せる笑顔や「心配しなくてもいいよ」という言葉では
自分の心を満たすことはできませんでした。

自分のすべてを見つめる瞳

仕事してても お風呂に入っても
トイレに行っても おやすみの時にも
待ちくたびれてる フリして見張ってる
心配してるのは やっぱり君だ
そんな目で睨まないでよ
運命だって受け入れてみよう
全部終わって 余裕ができたら
噛みつきたくなるまで遊ぼう
彼氏が仕事をしていたりお風呂に入っているときも、
またトイレや一日を終えて寝床に入るときまで彼女は
見守っていました。彼は自分の中に押しやっている別の素顔を気にしていましたが
彼女はそうした部分すべてを愛そうとして賢明に努力していました。
彼のことが心配で気がかりでした。彼も自分の抱く葛藤や二人の間に生じた歪みのようなものに
決着がついて「全部終わって余裕ができたら」また
以前のように戻ろうと決意します。

「噛みつきたくなるまで遊ぼう」とは体裁などを気にせず
近距離で二人が一緒にいることの比喩だと思われます。


葛藤と挫折の先に生まれる関係

どれだけ汚したって
どれだけ壊したって
違うよ 君のせいじゃないよ
何もわからないまま
入れられたメスの光
少しずつ癒していこう
これからも この先も
彼氏が別の素顔を彼女に隠したり少しずつ出していく
ことで二人の関係が汚れたり壊れたりしたのかもしれません。彼女はそれを自分のせいだと思い悲しんだりしました。
彼氏は「君のせいじゃないよ」と優しく慰めます。
変われない自分との葛藤、受け入れられない自分が
すべて悪いのだと知っています。二人ともまだどうしていいのかわからない状況でした。
それでも二人の関係を改善する上で必要な調整という
「メス」が入れられたと納得することにしたようです。

調整している間に葛藤や挫折、悲嘆などの痛みが生じた
としても二人で時間をかけて癒していこうと決意します。
二人の心を愛情で満たし合うことを今も将来も続けていく
ことを約束しあったものと思われます。

愛の容器で満たして~別の素顔が入らないように~

そんな目で睨まないでよ
運命だって受け入れてみよう
全部終わって 余裕ができたら
噛みつきたくなるまで遊ぼう
動けなくなるまで食べよう
外の世界はこわいから
彼氏の真面目な目も彼女には睨んでいるように見えます。
反対に彼女が彼氏を心配そうに見る目も睨んでいるように見えます。
このことから双方がまだお互いの気持ちを十分に理解できていない
様子がうかがえます。
「外の世界はこわい」という表現から以前に彼氏が彼女の前で見せた
別の素顔を恐れているのでしょう。
二人の関係を緊迫させ気まづくさせた要因だからです。
まだ彼氏には別の素顔を見せながら彼女とうまく生活していく
自信がないのかもしれません。ですから彼女にもっと近づき時間を過ごし愛し合い
自分の心を愛情で満たすことを望みます。
そうすれば別の素顔が顔を出す余裕がない程に
彼女の前で見せていた自分でいられると考えたのかも
しれません。いずれにしても彼氏のすべての言動や行動に彼女は
注目し心配し気にしています。
一日の間に彼女の心の容器は満たされたり不足を感じたり
空っぽになったりしているのでしょう。いつか彼氏が表面をなぞった言葉を使わなくなり
自分のすべての素顔と向き合えたなら
彼女の心の容器は彼の愛情で満タンになるでしょう。

その日が来るのを彼女は待ちわびています。

心配そうな瞳で、浮き沈みする愛の容器で。

まとめ

MVに出てきたカップルが二人とも色々な表情を見せていました。
好きな人同士だからいつも笑い合って万事上手くわけではない、
という現実味を帯びた作品だなと感じました。

この間、遊んだから、褒めたから彼女への愛情は大丈夫などと
いうことはないんでしょうね。
会うたびに、一緒に時を過ごすたびに愛情を注ぐ必要があることを
教えてくれたような歌詞でした。

『愛の容器』に登場した二人の心が愛で満タンにされ続けることを
願っています。

みきとPさんの甘くそして考えさせる意義深い歌詞に感銘を受けました。
今後のご活躍と次回作を楽しみにして注目しています。

 

 

 



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