まふまふ『リア充になりたい』歌詞の意味を考察・解釈

メークアップ・リア充 恋に恋せよ
ツーストライクから本番!

名も無い感情が名も無い
ままで終わるってよくあること
それって大体ボクのこと?
踏み込めないもう一歩の数
数えたら地球何周だって
回れそうなくらい
弱気なボクだ 君がとおざかっていく

ああ 居場所もない夜には慣れたけど
誰もが平等に 恋に恋をしていい
はずですよね?

いつも恋人未満で友達の下
きっと「気になるアイツ」の周りの人A
君を振り向かせるような
魔法のひとつもないけれど
引き立て役のまま終われないのです

メークアップ・リア充 恋に恋せよ
ツーアウトから挽回!

思えば 単純な気持ちは
単純なほど言いづらくて
それってきっと空回り?
自分以外になれたなら
君はボクを愛してくれたのかなんてさ
弱音のメロディ書いて
今日も歌っている

ああ 教科書にない答えを探すより
動け 簡単な「おはよう」
ひとつでいいから

埋まらない30センチの勇気をください
明日を書き直せるような言葉をください
いつも横切るだけでおしまいの
君の視線すらも
虜にする 魔法をかけてください

ハイセンスなコーデにパフューム
少し背伸びしたっていい
オン トレンドで2割増し
予想外くらいがちょうどいい

届け
君に届け
はやる気持ち
伝われこの想い一粒
君にだけ

恋人未満で友達の下
きっと「気になるアイツ」の周りの人A
君を振り向かせるような
魔法のひとつもないけれど
引き立て役のまま終われないのです

メークアップ・リア充 恋に恋せよ
ツーストライクから本番!

まふまふ『リア充になりたい』の概要

今回は人気アーティストであるまふまふさんの楽曲『リア充になりたい』の歌詞考察をしていきたいと思います。

『リア充になりたい』から筆者が特に感じ取った点は以下の通りです。

・挨拶やオシャレが日常を充実させる

上記の点を続く楽曲紹介と共にお話したいと思います。

『リア充になりたい』のMVは2020年4月5日にネット上で公開されました。
動画再生回数は公開から僅か5日で100万を超える大人気ナンバーとなっています。

今作『リア充になりたい』は アパレルブランド「Rady」とのコラボ企画となっています。

「Rady」とは「小悪魔Ageha」モデルの武藤静香氏プロデュースによるファッションブランドです。
ガーリーでビビッドカラーを特徴としたアイテムが多いのが印象的です。

コラボを意識したファッション関連の用語も歌詞の随所に登場していますね。

MVの内容や曲調にも注目してみましょう。

『リア充になりたい』のMVには以下の4名がインフルエンサーとして出演しています。

・シイナナルミさん
・古川優香 さん
・ほりえ りく さん
・Yapp!(やっぴ) さん

登場人物たちは それぞれ「Rady」 の衣装を着て登場しています。
部屋に置かれたジュエリーボックスなどの小物も「Rady」のアイテムです。

曲調はどのような構成になっているでしょうか。
イントロからゲーム音のような音使いがなされていました。
最近まふまふさんが出す曲で多様されている印象です。

MVと相まってアイドルソングのようなキャッチー重視のポップスといった感じを受けました。

MVは舞台色と照明の兼ね合いか眩しいくらい明るい映像が続いています。
「リア充」を願い求めるものには不向きな場所ではないかなと筆者は個人的に思っていました。。

そしたらまふまふさん自身もツイッターで

「ずっと光がまぶしいなって思ってました(ひきこもり脳)」

と語っていました(だよな)

基本的に闇属性な彼にとって色んな意味で大変な撮影だったと思います(汗)

それではさっそく気になるタイトルや歌詞全体の考察を始めていきましょう。

『リア充になりたい』の意味とは

タイトルに含まれる「リア充(りあじゅう)」とは、リアル(現実)の生活が実している人を指すネットスラングのことです。
2005年頃から2ちゃんねるで使用され以降、幅広いシーンで使用されるようになりました。

当初はネットコミニティーに入り浸る人が、現実生活が充実していないことを自虐的に表現するための用語でした。
しかし近年では「恋愛の有無」で「リア充」か否かが判断されている傾向にあります。

以上のことを踏まえ今作『リア充になりたい』の歌詞に注目してみると、恋愛と日々の生活を充実させるためのヒントは「オシャレ」にあるというメッセージ性が伝わってきます。

とりわけ社交的でなく自宅に引きこもっている人の多くが、ファッションや身嗜みに無頓着であると言われています(すべての人がそうではありませんが)
そうした現状を踏まえて、たまにはオシャレしてみようという気持ちにさせる楽曲だと筆者は理解しました。

今作とは直接関係ありませんが、ライブ中止や今後の見通しが立たない気持ちから「早くリアルを充実させてた頃に戻りたい」というまふまふさんの心の叫びのようにも思えました。

『リア充になりたい』歌詞の意味

追い込まれてからが勝負

メークアップ・リア充 恋に恋せよ
ツーストライクから本番!

今回はまふまふさんを主人公として考察していきたいと思います。

歌詞冒頭で彼は世界中に潜伏する(表現)非リア充に向けて「リア充に変わって恋しよう」と投げかけています。

なぜ上のように理解したかと言うと「make up」は文脈や動詞によって色々な意味を持つからです。

もともと「作る」を意味する言葉が文脈によって「変わる」「化粧する」などの意味を持つようになります。

興味深いのが彼が「メーク」と表記している点です。
コラボ「Rady」サイト内では「メイク」を選んでいます。
以前は新聞ではメーク、美容業界ではメイクという境界線がありましたが最近では自由に好みの表記が選ばれているような気がします。
結論、どっちでも良いということです(笑)

「ツーストライク」は野球においてバッターが追い込まれている状況です。
非リア充たちがそのような状況であることを述べています。

アウトプットされない本心

名も無い感情が名も無い
ままで終わるってよくあること
それって大体ボクのこと?
踏み込めないもう一歩の数
数えたら地球何周だって
回れそうなくらい
弱気なボクだ 君がとおざかっていく

ここではまふまふさんの「気持ちを上手に表現できないやるせなさ」が綴られています。

「名も無い感情」について論じられた歌はこれまでもありましたね。
キャスやユーチューブ、ライブMCなどで見せる饒舌ぶりからは想像できない方もいると思います。

しかし彼のこれまでの作品や話し方に注目すると「たくさん話せている人が胸の内を明らかにしているわけではない」という事が理解できるような気がします。

彼の本心を伝えられなかった数、一歩届かなかった日々を数えていったら「地球何周」もできると綴っています。
そんな自分を「弱気なボク」と表現しています。

そうして本心を伝えれなかった間に「君」という好きな人が遠い存在になっていくのを幾度も実感してきたことが読み取れます。

たまには主役になりたい

いつも恋人未満で友達の下
きっと「気になるアイツ」の周りの人A
君を振り向かせるような
魔法のひとつもないけれど
引き立て役のまま終われないのです

ここではまふまふさんが好きな人との距離感を感じていること、そしてたまには主役になりたいという願いが綴られているようです。

余談ですがこの説のフレーズを見たときバックナンバーの高嶺の花子さんが頭の中で流れました(わかって欲しい)

人間関係の表現として多いのが「友達以上、恋人未満」というものです。
しかし歌詞では「友達の下」とありますから彼は好きな人の友達でもないと感じています。
「周りの人A」ということですから知人以下の存在であることを述べているのでしょう。

彼女をとりこにするような魔法の言葉を彼は知りません。
それでもヒロインのような彼女を遠目から指を加えて眺める脇役ではいられないのです。
彼女の横を並んで歩く主役になることを望んでいます。

まずは基本的なことから

ああ 教科書にない答えを探すより
動け 簡単な「おはよう」
ひとつでいいから

「教科書にない答え」とは「学校では教わらないような特別なこと」を示唆していると考えられます。

そのような特別なことを探す人は「特別なことをしないと好きな人は振り向いてくれない」という心理が働くのかもしれません。

しかしまふまふさんは特別なことより「おはよう」という基本的な挨拶が大事であると考えています。

しかし「動け」と自分を奮い立たせている点から挨拶にも勇気がいることを認めています。
挨拶はリア充への第一歩なのです。

オシャレは日々も飾る

ハイセンスなコーデにパフューム
少し背伸びしたっていい
オン トレンドで2割増し
予想外くらいがちょうどいい

ここではまふまふさんがリア充になるために「オシャレ」を試みるよう勧めています。

「コーデ」はコーディネイト(coordinate)のことで服のデザイン、色合いなどを組み合わせることを指します。
「パフューム」は3人組のユニットではなく「香り、香水、香料」のことです。

余談ですが女性から良い香りがする場合、必ずしも「香水」ではありません。
ハンドクリーム、BBクリーム、ボディークリーム、ヘアコロンなど香り付きのものから香っていることがあります。

時折、男性が自信を持って「香水好きなんだ」と会話を切り出したのに「ん?つけてないけど」と返され若干気まずくなるのはそういうことです(何の話)

あえて歌詞に「パフューム」まで入れたのは「Rady」のアイテムに注目させるためではないかと思いました。

「オン トレンド(on trend)」とは「流行っている、流行」を指す言葉です。

オシャレで自分が2割増しになると彼は述べています。
慣れないメークやコーデで多少失敗したとしても、好きな人に気に入られなくても「予想外くらいがちょうどいい」と慰めの言葉も添えられています。
こうした点に彼の優しさを感じました。

普段、挨拶やオシャレにあまり意識を傾けてこなかったのであれば、これを機会に努力してみるのも良いかもしれません。
今、好きな人が身近にいるのならば尚更チャレンジしてみては。。

まとめ

いかがでしょうか。
まふまふさんによる「リア充のすゝめ」って感じでした。
自分を含めてなんでしょうけど、彼はすでにオシャレだしリア充だからピンと来ないとこもあったりなかったり。

それでもいつもと違うことに努力を傾けることの大切さ、好きな人を振り向かせようとする直向な精神を感じることができました。

途中からコスメの話が膨らんで脱線してしまいました。
コーデやパフュームには無頓着ではないので機会があれば「Rady」のアイテムを買ってみようと思います。
「Rady」のルームウェアって「ジェラートピケ」に似てるよね(また余談)

まふまふさんの今後の活動に期待し次回作にも注目していきたいと思います。
素敵でオシャレな作品をありがとうございました。

ここまで記事を読んで下さりありがとうございました。

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