ラストアイドル『青春トレイン』歌詞の意味を考察・解釈

トレイン トレイン 走り出すよ
トレイン トレイン トレイン

人の波 黙って流されてしまおうか?
みんなの意志に逆らえば邪険にされて
足を踏まれ小突かれる

どこへ向かっているのかなんて
聞いちゃいけないんだろう
列を乱さず 不満飲み込み
行進してりゃ満足か?

夢など見なけりゃいいんだ 傷つくこともないのに
自分の行きたい場所ができたから他の道 進む
誰かに反対されたって 僕は行くしかないんだ
見えない列車の発車ベルが鳴り 未来を急(せ)かす
青春 トレイン トレイン どうするんだ?
さあ トレイン トレイン そろそろ楽(らく)して大人になるか?

こっちから回れば 近道になるって
ずる賢い誰かに耳打ちされても
先を急ぐ理由がない

ここに留(とど)まりやるべきことは
何もないって知ってる
希望持たずに 自分捨てれば
ここもそんなに悪くない

夢など見なけりゃいいんだ 傷つくこともないのに
自分の行きたい場所ができたから他の道 進む
誰かに反対されたって 僕は行くしかないんだ
見えない列車の発車ベルが鳴り 未来を急(せ)かす
青春 トレイン トレイン どうするんだ?
さあ トレイン トレイン そろそろ楽(らく)して大人になるか?

人生はトンネルだらけ
青空を期待するなよ
闇の中で振り返るな
次で降りて 自分で歩け!

何度も挫折をしながら それでも人は立ち上がる
理想と現実の狭間(はざま)で 何を求めてるのだろう
自分で経験しなくても 行ったふりすればいい
列車に乗ってる大人が窓から叫んでいたよ
青春 トレイン トレイン 乗らないのか?
トレイン トレイン トレイン

死ぬまで夢を見てなきゃ 生きてる意味がないじゃないか?
叶うか叶わないかより 目指すものがあればいいさ
行き先もわからないまま 荷物を運ばれるように
僕らはガタゴト レールの上で歳を取って行く
青春 トレイン トレイン 走り出すよ
さあ トレイン トレイン どうするんだ?
今 トレイン トレイン 乗らないのか?
ああ トレイン トレイン 死んでも絶対大人にならない

はじめに

『青春トレイン』とは2019年8月29日にネット上で公開された楽曲です。
同年9月11日に 7thシングルとしてリリースされました。
秋元康プロデュースである究極のアイドルグループの勢いが止まりません。
動画再生回数は公開から1か月経った現在で100万を超えてる人気ぶりです。

今作のPVはどのような仕上がりになっているのでしょうか。
開始早々メンバーが大地を駆け抜けこちらに突進してくるようなダンスを
披露してきます(筆者がPCから何センチか離れるほどに)

それ以降もとても難解で見たこともないダンスパフォーマンスが次々と披露
されていきます。
それもそのはず、 バブリーダンスの仕掛け人・akaneさんが振付した史上最高難
度のダンスパフォーマンス
だからです。

今までにない程の練習量が必要となり、今作のような一体感を生み出すには相当
な根気がいったことでしょう。

さらに映画主題歌のような大胆で迫力に包まれた曲調にも注目です。

タムとブラスセッションでテンポを刻みながら進行するメロディは、大地を野生
動物が疾走するかのような印象を受けました。
さらにメンバーの息の合った掛け声が「雄叫び」のような力強さに感じました。

作詞が秋元 康さんぽいなと強く感じるのはやはり題材が「列車」だからでしょ
うか。
過去にもユニット「NONAME」の「虹の列車」「HKT48」の「大人列車」 な
ど列車(また電車)を題材にした作品が多くみられますね(本人も電車好き)

それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていくことにしましょう。

タイトル『青春トレイン』とは

筆者は今タイトルに色々な意味や背景を見出しました。
歌詞から「青春が列車のように走り去っていくさま」を垣間見たような
気がしました。
さらにその青春は多勢の人が足並み合わせて過ごす青春なのだと思いました。

歌詞の中の主人公はそのような集団と共に日々を過ごそうとはしません。
列車は必ず線路に沿って進んで行きますが、主人公は人たちが容易した人生行路
を黙って従い進むことに抵抗を感じているようです。

自分なりの意志と考えを持つ主人公は果たしてどんな生き方を選び歩んでいくの
でしょうか。

『青春トレイン』歌詞の意味

黙って従うことへの反感

人の波 黙って流されてしまおうか?
みんなの意志に逆らえば邪険にされて
足を踏まれ小突かれる

どこへ向かっているのかなんて
聞いちゃいけないんだろう
列を乱さず 不満飲み込み
行進してりゃ満足か?

今回は一人の女性主人公を主軸に考察を進めていきたいと思います。
彼女は自分の人生と世の中の風潮を照らし合わせて疑問を持っているようです。
「人の波」に押し寄せられるように感じる日々は果たして正しいのだろうかと。

彼女はこれまでの経験からいくらか黙って従う方が賢い、そんな面も実感して
いるのでしょう。
海の波に逆らって進めば体力の浪費が激しいように、みんなの意志に逆らえば
邪見にされ危害を加えられることすらあるのです。

それでも彼女は黙って従う人生に疑問を感じると同時に反感を持つようになった
のかもしれません。

列車の行先を駅員に尋ねれば教えて貰えるのですが、人生の違った歩み方を大人
の前で口にすると反対されたり嘲笑されたりするときがあります。
彼女もそんな経験をしたのかもしれません。

「列を乱さず 不満飲み込み 行進してりゃ満足か?」というフレーズから
彼女の集団行動がもたらす副作用、つまり自己決定能力の欠如に対する反感を幾
らか感じました。

楽して生きるが大人路線?

青春 トレイン トレイン どうするんだ?
さあ トレイン トレイン そろそろ楽(らく)して大人になるか?

ここでは「青春」が速度を上げた列車のように早く過ぎ去る様が
描き出されているようです。
「どうするんだ?」と青春に急かされるかのように主人公の日々は
過ぎ去っていきます。

時間がなくなり切羽詰まった状況に置かれると人は短絡的な決定
してしまう傾向があるようです。
「ああ、じゃあいいやこれで」と決定したことは誰しも一度はある
かもしれません。

主人公も皆が乗る列車を見て「そろそろ楽して大人になるか?」と自問
しています。
このフレーズから彼女の思考には「大人は何かしらずる賢いことをして
問題を回避する楽な生き方をしている」
というものがあるのでしょう。

特に若いうちは「言いたい場面で言いたいことを言えない」「悪くないのに
謝る」
という大人の対応に疑問を感じることがあるかもしれません。
勿論、大人になっても疑問を感じることがあるのは言うまでもありませんが。

暗闇を歩く決意

人生はトンネルだらけ
青空を期待するなよ
闇の中で振り返るな
次で降りて 自分で歩け!

ここでは驚くべきフレーズが飛び出してきます。
トレインが含まれる楽曲の歌詞で「自分で歩け!」
という表現が出てくるのです(驚き)

主人公は試行錯誤の上、集団が選んだ「楽して大人路線」
を進むのを拒否したようです。
歌詞では結局同じ線路を歩いて進むわけですが、それは
あくまでも人生を歩むという意味なのだと思います。

同じ人生でも自分は問題とぶつかって道を切り開いていく
スタイルを崩さないという意志の強さを感じます。
傍から見てもたいへん不器用な生き方ですが、彼女もそれ
を認識しているようです。

闇の中にいるように孤独を感じるときもあることでしょう。
近くに仲間と呼べる人がいないかもしれません。
それでも自分で決めた人生の歩み方ですから、彼女は進んで
行きます。

将棋の「歩」のように彼女は前進しかできません。
それでもいつの日か自分の夢や目標に到達した時に「金」
ように輝き自由に歩んでいけるようになるのでしょう。。

遠くで汽笛がなります。
辺りに響き渡るその大きな音も彼女は意に介しません。
彼女の耳には線路を一歩ずつ踏みしめる足音だけが聞こえてい
るからです。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
いきなり「歩く」を選択した彼女の突飛な行動に筆者も
たじたじになってしまいました(汗)

しかしPVのいきなり大地を駆け抜けるラストアイドルの
メンバーに納得してしまった自分がいました。
列車という乗り物に乗り「楽な生き方」をする、そんな
考えに抗い「自分の足」で進みたい意志を感じました。

解釈の仕方が多岐に渡る曲だと言われていますが、今回は
このような考察に至りました。

いつも未熟で不甲斐ない考察・解釈にお付き合いくださり
本当に感謝しております。
これからも本考察を温かく応援して頂けると幸いです。

ラストアイドルの息の合ったダンスと力強い歌声に、また
心を震わせる掛け声に感謝します。
今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。

素敵な作品をありがとうございました。

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