クリープハイプ『栞』歌詞の意味・考察と解釈

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『栞』は「FM802×TSUTAYA ACCESS!」のキャンペーンソングとして、クリープハイプの尾崎世界観が書き下ろした曲です。

尾崎世界観(クリープハイプ)、片岡健太(sumika)、あいみょん、GEN(04 Limited Sazabys)、斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)、スガシカオという豪華アーティストから構成されたユニット、Radio Bestsellersで歌われています。

また、クリープハイプだけで演奏されたものもあるのでぜひチェックしてみて下さい。

さて、今回はそんな人気曲『栞』を、タイトルの意味から歌詞解釈まで徹底解明していきますよ。

タイトル『栞』の意味

『栞』は本をモチーフにした曲です。

本に挟むことで使う栞は、どこまで進んできたかを確認するために使われます。

また、栞がさせるということは、まだこれからも続きがあるということ。

今、後悔の想いで動けなくても、道はずっと続いているんだよ
その後悔も含めてのあなただよ
、そんな意味が込められているのではないでしょうか。

『栞』のテーマ

『栞』についてクリープハイプのギターボーカルであり、『栞』の作詞・作曲をした尾崎世界観は次のように語っています。

新生活で新たに踏み出す瞬間、何かを引きずっていない人なんていないと思います。

その後悔を、無理やり疾走感に乗せて、それでも前に行く、そんな歌を作りたいと思いました。

桜が散っても、うつむいていればその花びらが地面に咲いている。

この感覚は、ある意味で前向きなんじゃないか。

後悔を捨てて進むのではなく、後悔と一緒に進める曲になると思いました。

(引用元:https://funky802.com/access/

日常生活でふとした瞬間に訪れる絶望感。

しかし、その中に必ず前へ向ける何かがあります。

「もうだめだ。何も残ってない。」

そんなあなたに一歩を踏み出す力を与えてくれる、そんな曲です。

『栞』の歌詞中の登場人物

主人公である「僕」、そして彼女だった「君」が登場します。

主人公目線の少し切ない歌詞に注目してみて下さい。

『栞』歌詞の意味

幸せだった2人の日々

途中でやめた本の中に挟んだままだった

空気を読むことに忙しくて 今まで忘れてたよ

句読点がない君の嘘はとても可愛かった

後ろ前逆の優しさは すこしだけ本当だった

簡単なあらすじなんかにまとまってたまるか

途中から読んでも 意味不明な2人の話

主人公と彼女との日々を本に例えています。

「句読点がない君の嘘はとても可愛かった」、「後ろ前逆の優しさは すこしだけ本当だった」は読み取ることがとても難しいですね。

句読点がないと読みづらいことから、歪な嘘ということでしょうか?

きっとすぐにバレてしまうような主人公を想った嘘を、彼女なりの優しさでついた。

そんな彼女のことがとても愛おしく、一言で言い表せないほど濃厚な時間を2人で過ごしてきました。

想いが溢れ出す

桜散る桜散る ひらひら舞う文字が綺麗

「今ならまだやり直せるよ」が風に舞う

嘘だよ ごめんね 新しい街にいっても元気でね

桜散る桜散る お別れの時間がきて

「ちょっといたい もっといたい ずっといたいのにな」

うつむいてるくらいがちょうどいい

地面に咲いてる

彼女と離れたくなくて、つい「今ならまだやり直せるよ」という言葉が口から出てしまいます。

それを聞いた彼女は、悲しそうにそして複雑な顔をしたのではないでしょうか。

ハッと我に返り、「嘘だよ 新しい街に行っても元気でね」とにこやかに伝えます。

お別れの時間が迫り、段々と彼女の顔を見ることが出来なくなって俯く主人公。

下には一面に桜の花びらが綺麗に咲いているという、なんとも心が苦しくなるような光景ですね。

出会った頃の2人

初めて呼んだ君の名前 振り向いたあの顔

それだけでなんか嬉しくて 急いで閉じ込めた

あのね本当はね あの時言えなかったことを

あとがきに書いても 意味不明な2人の話

彼女と付き合いたての頃。

どきどきしながら、下の名前を呼んでみると、ちょっと驚いて照れくさそうな彼女がさっとこちらを向きます。

嬉し過ぎて思わず抱きしめてしまったのでしょう。

想像するだけできゅんとしますね。

そんな幸せな2人ですが、主人公は「ずっと一緒にいようね」という、2人の仲を約束するような言葉がずっと言えなかったのです。

あの時の自分への後悔

ありがちで退屈などこにでもある続きが

開いたら落ちてひらひらと風に舞う

迷っても 止まっても いつも今を教えてくれた栞

ありがちで退屈などこにでもある続きが

終わってから分かっても遅いのにな

うつむいてるくらいがちょうどいい

地面に泣いてる

彼女との時間をあんなに大事に想っていたのに。

いつの日かそれは、ありふれた退屈な日常のなってしまいました。

以前のようには向き合ってくれなくなった彼に、彼女は別れを切り出したのではないでしょうか。

2人の関係が終わってから、やっと大切さに気付いても2度と時は戻りません。

後悔、そして無念の想いと共に涙が溢れてきます。

前を向く主人公

この気持ちもいつか 手軽に持ち運べる文庫になって

懐かしくなるから それまでは待って地面に水をやる

今はまだ。

整理がつかない想いだらけでも。

いつの日か、人に話せるぐらいの懐かしく愛おしい想い出になる日が必ず来る。

だから、その気持ちは捨てないでおこう。

と、主人公は思いながら涙を流すのです。

2人の門出

桜散る桜散る ひらひら舞う文字が綺麗

「今ならまだやり直せるよ」が風に舞う

嘘だよ ごめんね 新しい街に行っても元気でね

桜散る桜散る お別れの時間がきて

「ちょっといたい もっといたい ずっといたいのにな」

うつむいてるくらいがちょうどいい

地面に咲いてる

別れてしまった彼女の旅立ち。

本当はもっと一緒にいろんなことをやりたかった。

でも、離れる寂しさとは共に、旅立つ彼女の門出を祝いたい気持ちもあるから。

引き止める言葉をぐっと堪えます。

「うつむいているくらいがちょうどいい」は彼の強がりです。

彼女と同様、主人公もこの気持ちを胸にしまったまま、新たな1歩を踏み出したのです。

まとめ

尾崎世界観ならではの感性によって綴られた『栞』。

この曲からクリープハイプのファンになった方も多いのではないでしょうか?

歌詞はもちろんですが、豪華なヴォーカル陣の歌声にも注目してみて下さい。

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