岸 洋佑『ごめんね』歌詞の意味を考察・解釈

ごめんね 謝れない
誰に誓ったって愛してたんだから
ごめんなさいって言ってほしいのかい?
言うだけで良いなら 何度でも言うよ

商店街 自転車を押しながら歩く
出会った日 制服姿が眩しくて
バイトする君が懐かしい
いつだろうか僕たちがすれ違ったのは

ただ 愛してる まだ愛してる
それだけは世界中 誰にも負けない
なぜ「愛してる」それが言えないんだろう
アホらしい「男」という 意地のせいなら
「男」は不要らない

どこに居るか 教えてくれないか
嫌われて良いから もう離しやしない

成人式同級生 集まりを蹴って
二人して 小さな神社お参りしたね
100万年 未来に出会っても
僕たちは 結ばれる はずだと話した

ほら 愛してる でも愛してる
それだけは死んだって 変わらない
この 愛だけは ずっと変わらないだろう
天地がね変わっても 他の誰かと
結ばれたっても

はじめに

『ごめんね』とは2019年8月30日にネット上で公開された楽曲です。
同年9月25日にリリースされる岸 洋佑さん 2nd Mini Album 「THE
ONEMEN’S」に収録されているナンバーです。
動画再生回数は公開から僅か3日で60万を超える大人気です。

今作のPVを担当したのはYouTuber・水溜りボンドのカンタこと佐藤寛太さんで
す。

寛太さんは映像担当・ YouTuber以外にもさまざまな経験をしています。
お笑いではキングオブコント2014では準々決勝まで到達する実力者です。
今回はかねてから親交のあった岸さんからの熱烈なオファーがありPVを手掛け
ることになりました。

PVは7月下旬に千葉県の海岸部で撮影されました。
岸さん、そして高校時代の同級生である吉沢さんが出演しています。
お二人の物悲しくも力強いエモーショナルな表情は一度見れば忘れられないもの
となるでしょう。

曲調はいったいどのようなものなのでしょうか。
水面の映像に合わせて奏でられるイントロのピアノが切ない気持ちにさせます。
ローテンポバラードで構成された今作は聴く人の心にゆっくりと浸透していくよ
うです。

今作について岸さんと寛太さんからコメントが寄せられていましたのでご紹介し
ます。

岸洋佑 コメント

【令和のシングルベッドを作りたい】という僕の勝手な思いから始まった、この「ごめんね」という楽曲は、平成の数々の名曲を彩ってきたつんく♂さん、マシコタツロウさん、斎藤誠さんに手掛けて頂きました。
そしてMVに出演してくれたのは、大切な仲間であり俳優の
吉沢亮。そして監督は超人気YouTuberである水溜りボンドのカンタくん。
沢山の方々のお力添えがあって、とてつもなく大きな形になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
とにかく、観て、聴いてください。楽曲に恥じないように、心から大切に唄っていきたいと思います。

https://natalie.mu/eiga/news/345589  ナタリーより

佐藤寛太 コメント

吉沢亮さんを含め、この大切な現場の責任をおうことは簡単なことではなかったです。
ただまだ世間に浸透しきっていない「YouTuber」という職業を通じて自分が感じてきたこと、日々映像と向き合って得た全ての引き出しは全て貴重なものです。
そしてそこに岸さん、吉沢亮さんが価値を感じ、信頼し、任せてくださったことを光栄に思います。
僕はアナログにこそ今は真実があると思います。
綺麗な映像、作られた加工での美しさが増えた一方で昔のザラついた撮り直しがきかないものにこそ映る一瞬のリアルさは忘れてはいけないし、大切なものがそこにある、そんな想いで今回のミュージックビデオを制作しました。
一人でも多くの人にこの楽曲が突き刺さり、寄り添うことを願います。

https://natalie.mu/eiga/news/345589  ナタリーより

【令和のシングルベッドを作りたい】とはどういう意味なのでしょうか。
筆者初のコメントに対する考察を始めていきたいと思います(笑)

シングルベッドとはシャ乱Qの初ミリオンヒットとなった楽曲です。
今作の作詞を担当されたつんくさんを意識してのコメントであることを理解
できます。

さらにシャ乱Qのシングルベッドも「昔の恋を忘れられない男の歌」ですから、
今作の題材と趣旨はこれで決まりというわけです。

岸さんのコメントには関係者への愛と友情、そして感謝も溢れていますね。

寛太さんはアナログ愛とファンへの熱意伝達を意識した思いが良く伝わってきま
した。
勿論仲間への深い関心事もあるものの、技術面と責任の面で大きなものを背負っ
ている部分が強調されていますね。

今作がたくさんの人によって成り立ち、それぞれが尽力して悲しい物語を作り
上げたことを理解できました。
それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていくことにしましょう。

タイトル『ごめんね』とは

説明するまでもありませんが謝罪の言葉の一つがタイトルになっています。
主人公の男性は別れた女性へこの四文字の短い言葉を繰り返しています。
しかし彼女を目の前にして、そうです彼女に届くように述べてはいません。

彼女と付き合っているときには男のプライドが邪魔をして言えませんでした。
しかし彼女を失って初めて、この言葉が彼女との永続する関係には不可欠であ
ることに気づいてしまったのです。

「ありがとう」と同じほど重要な意味を持つ「ごめんね」。
彼はこの短い言葉にたくさんの大事な要素が詰まっていることを、身を持って
思い知らされます。

そして彼女に伝えたいと思うのですが彼女はいません。
そんな切ない物語が短いタイトルには込められているのだと解釈しました。

『ごめんね』歌詞の意味

「ごめんね」ってなんだろう

ごめんね 謝れない
誰に誓ったって愛してたんだから
ごめんなさいって言ってほしいのかい?
言うだけで良いなら 何度でも言うよ

歌詞冒頭では主人公の男性が謝罪の言葉について
黙想し頭を抱えて悩んでいます。

「ごめんね」ってなんだろう。

男性が簡単に女性に謝っていいのだろうか。
男らしくないし弱く見えると彼は考えたのでしょうか。
思考の過程はどうあれ彼は「謝れない」という結論に
至っています。

男性の皆さんだったらどう思いますか。
彼と同じように感じるでしょうか。

彼は新たな切り口でこの難問に挑みます。
「ごめんね」はなんだか軽いから「ごめんなさい」
方が良いのだろうか。
そして言うだけで満足するのだろうかと。。

筆者は女性兄弟に挟まれて生まれたのでいくらか女性
の考えを聞かされてきました(笑)
しかしこれは女性の気持ちが普通の人よりわかるという
ものではないことをご理解下さい。

参考までに女性は悪いときにははっきり「ごめんね」と
言ってもらいたいようです。
ごめんなさいのような形式を拘るより「誠意」を見たい
場合が多いのです。

男性は面子や体裁を気にしがちですが、女性はそれらす
べてをドブに投げ捨てて謝ってくれた男性に魅力を感じる
のかもしれません。
この点で筆者へのコメントをお待ちしています(汗)

きっかけはなんだろう

商店街 自転車を押しながら歩く
出会った日 制服姿が眩しくて
バイトする君が懐かしい
いつだろうか僕たちがすれ違ったのは

男性は答えの明確にならない難問について考えるのをやめ、
昔の回想を始めます。
そう、彼女と出会ったきっかけはなにかと考えました。

商店街で自転車を押しながら彼は歩いていました。
そこで制服姿が眩しい彼女と出会ったのがきっかけだった
のです。
学生同士の恋愛スタートと考えるのが妥当かもしれません。

学生時のバイトする彼女がひどく昔のことのように思えます。
「今日バイトなんだ」「そうか頑張れよ」
そんなやり取りが毎日あって繋がりを感じていたのでしょう。
その繋がりがほどけてすれ違いを感じたのは一体いつから。。

きっかけは思い出せてもすれ違いの原因を思い出せません。

ここでも余計な筆者が一言述べたいと思います。
男性は大きな失敗や最悪なことを連想したりします。
しかし大抵の場合、小さなことで女性を怒らせその時にしっか
りと「ごめんね」といって対応しないのが原因のようです。

※人によって感じ方や思考が違うことを認めています(汗)

「男」ってなんだろう

ただ 愛してる まだ愛してる
それだけは世界中 誰にも負けない
なぜ「愛してる」それが言えないんだろう
アホらしい「男」という 意地のせいなら
「男」は不要らない

どこに居るか 教えてくれないか
嫌われて良いから もう離しやしない

男性は自分の出来ていない点を考えるのをやめました。
自分が彼女を継続して愛している点に目を向けました。
それに関しては誰にも負けない自信があったのです。
しかしここでもう一つの言えない言葉に気づきました。

「愛してる」

愛してるの気持ちがたくさん頭にインプットされてい
るのに相手にアウトプットされないのです。
そういえば彼女に一度でも「愛してる」と言ったこと
があっただろうかと考えます。

またここでも「男」のプライドが邪魔をして「愛して
る」なんて男性が簡単に口にして良いのだろうかと考
えたことでしょう。

しかしすぐにその考えを改めます。

「男」のプライドのせいで大切な彼女を手放したのな
ら、一体プライドにどんな価値があるというのか。。
彼は自分の今まで大事にしてきたそれを、どこか遠く
に投げたい気持ちになったでしょう。

今、彼が両手に持っているのは「四文字の言葉」だけ
です。

右手に「ごめんね」左手に「愛してる」
身軽になった自分は「次こそは彼女と上手に向き合える」
という気持ちでいっぱいです。

しかし時すでに遅し、彼女はどこにもいないのでした。
このように男性は一人で落ち込み一人で立て直すのですが
「次」がない場合が多いのが現状です。

最後に辛口な意見を述べてこの考察を終えたいと思います。
男性は「未練」を大事に育てていつか一人の「試練」を乗
り越えて再会を希望する場合があります。
しかし女性はとっくに忘れて切り替えているようです。

※くどいようですが個人差があります。

これは筆者の経験か、どこの参考書からか、などの意見が
出そうですが、考察と同じで一つの意見として流して下さ
れば幸いです(苦笑)

主人公の男性も今回の経験が生きて次の恋愛に活かされる
ことは間違いありません。
未だ見ぬ恋愛に向けてファイト。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は歌詞も紐解いてみましたが、筆者の個人的な意見が
連発していました。
たいへん稀なことなのでお気になさならないで下さい(笑)

今作から「男性側はこう感じている、考えている」という
のがリアルに伝わったと思います。
女性側のリアクションが非常に気になるところです。

また「気づいた時にはもう遅い」という要素が余計に物悲
しくさせましたね。
教訓は経験を重ねて「気づくスピードを速めていく」こと
なのでしょうか。

でも一番はやはり「お互い許し合う」続けることだと思
っています。
難しいけど終わらすのは続けるより簡単ですからね。

岸 洋佑さんの心に染み渡る歌声とつんくさんの歌詞が絶妙
に絡み合っていました。
素敵な作品をありがとうございました。
今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。




1 個のコメント

  • 気づいた時にはもう遅い…って切なすぎます。
    ごめんね!の一言で解決出来る問題ならプライドなんか捨ててその言葉をいうべきですね。
    思ってるだけじゃ伝わらない言葉に出してちやんと伝えなきゃならない時もあります。特に男性にとっては難しいのかな…でも、それで大切なものを失ってしまうのなら…
    男性は未練…女性は切り替えが早いのもわかります。私の知人の経験談ですが…1度目の別れがあっても、また再び縁あれば絶対に再会できると思います。もし、その時がきたら今度は同じことを繰り返さないように出来たらいいですね。

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