関ジャニ∞『ここに』歌詞の意味・考察と解説

止まらない思い 抱いて
慣れない風に吹かれ
降り出す雨に打たれて
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

ララララララララララララララララララ
ララララララララララララ ラララ ラララ

憧れた未来に向かって
出逢い 別れはいつも背中合わせ
気が付けば今日も空回り
あたりまえの毎日 満たされないけど…

馬鹿にされた分 チカラ合わせ
分かり合えない日は気が済むまで
気が付けば心通わせて
あたりまえの毎日 足跡を残して…

散り散りになりそうな思い出を掻き集めて
何の足しにもならないけれど
いつだって信じてる
光り輝き照らせ…

ここにいる!!

きっとずっと辿り着くまで
もっともっと遥か遠くへ
グッとグッと涙こらえて
進むんじゃない 進めるんだぜ!!

憧れた未来に向かって
この先の不安なら四六時中
気が付けば今日もまたガッカリ
あたりまえの毎日
どうなりたいんだろう…

凍える夜は怯えて耳を澄まして
声を聴かせて日々を照らして…

(Hey!!)新しい(Hey!!)朝の光
(Hey!!)感じるまま 家を飛び出して
(Hey!!)変わらない(Hey!!)胸の痛み
(Hey!!)鍵を掛けた心のドアを開けて
(Hey!!)頼りない(Hey!!)綱渡りみたいに
(Hey!!)守りたい今日 明日 明後日も
(Hey!!)浮き沈み(Hey!!)ある方がいい
(Hey!!)どこの誰かじゃなく君に届け!!

止まらない思い 抱いて
慣れない風に吹かれ
降り出す雨も止んで
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

きっとずっと辿り着くまで
もっともっと遥か遠くへ
グッとグッと涙こらえて
進むんじゃない 進めるんだぜ!!

本当 本当 夢じゃなくて
終わらない旅を続けよう
難しい事は後にして
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

また逢えたら歌おう リズム刻んで踊ろう
また逢う日を歌おう いまを刻んで行こう


はじめに

2018年に発売された関ジャニ∞の41枚目のシングル『ここに』。

2002年の活動開始以来、歌唱メンバーとして活躍してきた渋谷すばるが
関ジャニ∞を脱退してから初のシングル。

楽曲提供を行ったのは2018年最も活躍したバンドの1組であるWANIMA。
WANIMAと言えばキャッチーでアップテンポのポジティブな雰囲気が前面に出る
楽曲を作ることで有名。

また関ジャニ∞も関西の雰囲気を伴っており、明るい雰囲気を持つことで有名。
メンバーの横山裕や村上信五はバラエティでよくMCも務めています。

そんな陽気なイメージの強い両組がタッグを組んでおり、もはや元気付けられる
ことは確約されたような『ここに』。

このようなタッグを組むに至った経緯としてはやはり、渋谷すばるの脱退
によるものが大きいでしょう。

結成以来、唯一無二の存在として活動しその歌唱力はアイドルの垣根を越えて
高い評価を持つ渋谷すばるの脱退というのは関ジャニ∞にとっても
ファンにとっても暗い影を落としうるできことだったことでしょう。

そんな暗さを吹き飛ばすためにこのような楽曲を作ったのではないでしょうか。

さて、では『ここに』の歌詞は実際にどのようになっているのでしょう。
早速歌詞考察を行って参ります。

歌詞考察

始まりを己の意思で

止まらない思い 抱いて
慣れない風に吹かれ
降り出す雨に打たれて
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

ララララララララララララララララララ
ララララララララララララ ラララ ラララ

一番Aメロ〜Bメロです。

「止まらない思い 抱いて」という意義深い歌詞から始まる『ここに』。
ここでこの歌い出しが意義深いと定義づけるのはやはり渋谷すばるの脱退が影響しています。

渋谷すばるの脱退に関して関ジャニ∞全員で記者会見が行われた際、メンバーからは
口々に「最初は反対した」ということが述べられました。
が、最終的にはその後押しをすることにしたとも語っていました。

このように当然のことではありますが、渋谷すばるの脱退に関して
メンバーは様々な悲喜交々の感情を抱いたことでしょう。

そしてそれは関ジャニ∞のファンおよび渋谷すばる本人も同様です。
加えていまだにその思いは完全に消化されている人は少ないのでしょう。

そんなファンや自身への思いに応えた歌詞が「止まらない思い 抱いて」という
歌詞に集結されています。

1節目から渋谷すばる脱退後のシングルとして相応しいものであることがわかる
完璧な歌い出しだと言えるでしょう。

そして続く「慣れない風に吹かれ 降り出す雨に打たれて」というのは関ジャニ∞のメンバーと
渋谷すばるの姿を描いています。

歌唱に定評があるメンバー、それだけでなく結成以来の大事なメンバーを欠くことに
なってしまった関ジャニ∞。

また、音楽をより究めるために道無き道を進むことを決意した渋谷すばる。

そんな両者がこれまでとまた異なる状況下に置かれる様が表現されていますね。

そんな窮地に対して「始まるんじゃない、始めるんだぜ」と高らかに歌い上げます。
注目点はやはり能動的であるということを強調していることでしょう。

関ジャニ∞にとって歌唱メンバーの渋谷すばるがいないという現状は窮地であるはず。
またそれは渋谷すばるの強い意志によって引き起こされたことであり、
当然メンバーが望んだことではありません。

しかしそういった状況でも自分たちが始めたんだ、と主張しているのです。
ポジティブであることに加えて、男気を感じる良詞です。


力を合わせて最高の毎日を求めて

憧れた未来に向かって
出逢い 別れはいつも背中合わせ
気が付けば今日も空回り
あたりまえの毎日 満たされないけど…

馬鹿にされた分 チカラ合わせ
分かり合えない日は気が済むまで
気が付けば心通わせて
あたりまえの毎日 足跡を残して…

続く歌詞は「憧れた未来に向かって 出会い 別れはいつも背中合わせ」というもの。

この歌詞で表現されていることもやはり渋谷すばるの別れを歌ったものでしょう。
思えば関ジャニ∞はデビューから活躍を続けてきたグループではありませんでした。

同時期にデビューした嵐やKAT-TUN、 NEWSと比較するとデビュー時の会見も
華やかなものではなく、当人たちもよくそれをネタにしています。

そんな彼らが憧れた未来、つまり全国区で人気のアイドルグループになることを
追い求めて努力してきた中、渋谷すばるが脱退したことを「別れはいつも背中合わせ」
と表現しているのだと考えられます。

「気が付けば今日も空回り」という歌詞からはデビュー当時なかなか芽が出ず
もがいていた日々を描いたものではないかと考えられます。

そして「あたりまえの毎日 満たされないけど…」とそんな日々に不満を覚えながら
生きていると綴るのです。

「馬鹿にされた分 チカラ合わせ」も当時の思いでを重ねていると考えられます。
人気がないと揶揄されながらもいつか人気が出ることを信じてひたすら努力を続けてきた
関ジャニ∞のメンバーの姿がここで描かれているのです。

加えて「分かり合えない日は気が済むまで 気が付けば心通わせて」
と人気が出ない不安な日々を過ごす中で喧嘩をしてしまった日々もあったけれど
最終的には一致団結したと綴られます。

そんな関ジャニ∞のデビュー当時、人気が出なかった当時のことが綴られています。

皆で集まり存在感を放つ

散り散りになりそうな思い出を掻き集めて
何の足しにもならないけれど
いつだって信じてる
光り輝き照らせ…

ここにいる!!

これまででは売れるまでの歯がゆい日々を振り返ってきた歌詞が続いていました。

対してここでは一つつぎのステップに進んだ歌詞が綴られます。

「散り散りになりそうな思い出を掻き集めて」「光り輝き照らせ…」
と燻っていた日々を振り返ってそんな日々を脱して光り輝こうと続いています。

この歌詞も関ジャニ∞のことが描かれていると考えると、やはり近年の関ジャニ∞
の躍進が影響しているでしょう。

メンバーの村上信五は人気番組MCになったり、錦戸亮は数々のドラマに出演したり
と国民的人気を博しています。

この状況を受けて「光り輝き照らせ…」という歌詞が綴られているのです。


涙をこらえて前に進んで

きっとずっと辿り着くまで
もっともっと遥か遠くへ
グッとグッと涙こらえて
進むんじゃない 進めるんだぜ!!

憧れた未来に向かって
この先の不安なら四六時中
気が付けば今日もまたガッカリ
あたりまえの毎日
どうなりたいんだろう…

一番サビです。

「きっとずっと辿り着くまで もっともっと遥か遠くへ」という歌詞から始まるこのパート。

先ほど関ジャニ∞の躍進を基に「光り輝きながら照らせ」と綴られていると述べましたが
関ジャニ∞のメンバーは決して現状では満足していないようです。

そのために「もっともっと遥か遠くへ」と綴るのです。

そしてそのためには「グッとグッと涙こらえて」とより遠くに行くためには
どんな辛いことも耐えていこうと綴るのです。

続く「進むんじゃない 進めるんだぜ!!」という歌詞は今現在売れているからと言って
受動的に現状が進むのを待つだけではなく、能動的に進めようという強い意志を感じます。

どんなに辛い日々でも新しい日々を信じて

凍える夜は怯えて耳を澄まして
声を聴かせて日々を照らして…

(Hey!!)新しい(Hey!!)朝の光
(Hey!!)感じるまま 家を飛び出して
(Hey!!)変わらない(Hey!!)胸の痛み
(Hey!!)鍵を掛けた心のドアを開けて
(Hey!!)頼りない(Hey!!)綱渡りみたいに
(Hey!!)守りたい今日 明日 明後日も
(Hey!!)浮き沈み(Hey!!)ある方がいい
(Hey!!)どこの誰かじゃなく君に届け!!

止まらない思い 抱いて
慣れない風に吹かれ
降り出す雨も止んで
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

Cメロ〜二番サビです。

Cメロの「凍える夜は怯えて耳を澄まして」と進む、ではなく進めるんだという
力強く歌い上げていたにも関わらず、ネガティブな歌詞が綴られています。

やはり前向きになる、と決心したものの人間の子オロチうのはそれほど
強くはなれないもの。

そんな人間の不完全さがここでは綴られています。

が、それに対して「Hey!」という明るい合いの手を挟みつつ、「新しい 朝の光」
や「鍵を掛けた心のドアを開けて」などの明るい歌詞が綴られます。

そんな不安さはあるもののそれでも力強く生きていこうと続くのです。

ただ単に明るい歌詞が続くよりも説得力がありますね。

そして一番歌詞で綴られた「始まるんじゃない 始めるんだぜ!!」
と高らかに歌い上げられるのです。

 

きっとずっと辿り着くまで
もっともっと遥か遠くへ
グッとグッと涙こらえて
進むんじゃない 進めるんだぜ!!

本当 本当 夢じゃなくて
終わらない旅を続けよう
難しい事は後にして
始まるんじゃない 始めるんだぜ!!

また逢えたら歌おう リズム刻んで踊ろう
また逢う日を歌おう いまを刻んで行こう

大サビです。

「きっとずっと辿り着くまで」とこれまで綴られてきた内容とメッセージは同様。

ここで最も強調されている歌詞はやはり最後の「また逢えたら歌おうリズム刻んで踊ろう」
「また逢う日を歌おう いまを刻んで行こう」という歌詞でしょう。

「また逢えたら」。誰にまた逢うと歌うのでしょうか。

これはやはり脱退した渋谷すばるのことでしょう。
メロディもこれまでと異なっている音楽面でも特殊であることから
強調されていることは明らかです。

これまで関ジャニ∞のメンバーがファンに向かってこれまでと同じように進んで行く
という力強い歌詞が続いたものの、最後は渋谷すばるへ歌っているのです。


終わりに

2018年に発表された関ジャニ∞のシングル『ここに』。

渋谷すばるが脱退した直後のシングルであるという観点から
歌詞考察を行ってみると、やはりそのことを背景に歌われた曲であることがわかりました。

ぜひその熱いメッセージを受け取りながら聞いて身てください。