星野源『アイデア』歌詞の意味・解釈と考察



出典:http://www.hoshinogen.com/special/idea/

映画やドラマの主題歌「SUN」や「恋」が大ヒットした星野源さん。
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌として書き下ろされた『アイデア』では、ドラマのストーリーとどんなセッションになったのでしょうか。
考察していきたいと思います。

おはよう 世の中
夢を連れて繰り返した
湯気には生活のメロディ
鶏の歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルのメロディ
涙零れる音は
咲いた花が弾く雨音
哀しみに 青空を
つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け
独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色
生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を
つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
闇の中から歌が聞こえた
あなたの胸から
刻む鼓動は一つの歌だ
胸に手を置けば
そこで鳴ってる
つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の中で君と歌おう
音が止まる日まで
つづく道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け


タイトル「アイデア」の意味


星野さんは、“星野源『アイデア』特設サイト”のインタビューで、『アイデア』について以下のように語っています。

主人公の楡野鈴愛が後に発明をする、というあらすじを最初に読んでいたので、日常の生活と照らし合わせたとき、日々生きていく上でなにかを乗り越えるための“アイデア”は常に必要で、それはもう発明だなと思いついて、そのことが自分の歌の世界とドラマの共通点だとイメージが浮かんできて、それをもとにして歌詞を書いていきました。


引用元:http://www.hoshinogen.com/special/idea/

この曲に込める、星野さんの考える「アイデア」とは、日常の小さな壁を壊していくための、気持ちを前向きに日々を楽しむための「発明」。
1曲なのに変化に富んだ3曲分の要素。
歌詞はどんな内容になっているのでしょうか。

『アイデア』歌詞の意味


ポジティブな「アイデア」


おはよう 世の中
夢を連れて繰り返した
湯気には生活のメロディ

鶏の歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルのメロディ

涙零れる音は
咲いた花が弾く雨音
哀しみに 青空を


「おはよう 世の中」と星野さんの優しい歌声のあいさつからスタート。
朝ドラが放送される時間に合わせた歌詞は、さすがです!
聴力が片耳だけの主人公。
耳に聞える音を「声」と表し、「すべてはモノラルのメロディ」と、障害をも楽しんでしまうポジティブな歌詞。
涙の音も、強く咲く花と美しい雨、明るい青空の景色に変わるように。

ネガティブな「アイデア」


おはよう 真夜中
虚しさとのダンスフロアだ
笑顔の裏側の景色

独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色

生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を


「おはよう 真夜中」と明るい1番に対し、暗闇の始まり。
曲調が変わり、大人の時間。
日中の表の顔と、深夜の裏の顔。
必死に生きて、報われない日常に、「中指を」立てて踊れ!

君と「アイデア」を


闇の中から歌が聞こえた
あなたの胸から
刻む鼓動は一つの歌だ
胸に手を置けば
そこで鳴ってる


星野さんがしっとりと歌い上げるアコースティックで静かな大サビ。
弾き語りは心に沁みます。
明るい日も、暗い日も、「君」がいる救い。

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の中で君と歌おう
音が止まる日まで


曲調が1曲目に戻り、サビのメロディが2回繰り返されます。
大サビから続くサビのみ、「雨の中で“君と”歌おう」という歌詞になっています。
『半分、青い。』の主人公が、幼馴染と一緒になって進んでいくストーリーが歌われたのでしょうか。

つづく道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け


日常にある影、壁、「アイデア」で乗り越えてゆこう。
日々を生きているすべての人へのメッセージ。

まとめ


ドラマ主題歌として流れている部分だけ聴くというのはとてももったいないのです。
歌詞の変化に合わせ、1番はポップなサウンド、2番はテクノ調、さらには弾き語りのアコースティック。
ひと昔前ならば、カップリングに「テクノMix」とか、「アコースティック Ver.」などとして入っていそうな編曲が入れ替わり詰まっています。
バラバラなサウンドが入り混じっているのに1曲としてまとまっているこの曲。
星野さんの「アイデア」、天才!

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