HoneyWorks ft. Fukase『選んでくれてありがとう。』歌詞の意味を考察・解釈~二人の思いが交差して出会う場所とは~

覚えてる?あの日の耳打ち
「世界一可愛いよ」なんてね
元気ない君にかけた本音は
ちょっと君を困らせたね

もーいつもふざけてるくせしてさ
あーいうのは良くないと思う
意識したし揺れたし
でもありがとう忘れない

照れくさいな

好きと好きとが出会うまで
ケンカもたくさんしたね
あの日の二人へ伝えよう
そのままで大丈夫だよ

俺でいいの?
あなたがいい

笑っちゃうね


はじめに


2018年12月24日にネット上で投稿された楽曲です。
「HoneyWorks」というゴム、使徒、ヤマコ、海賊王、ろこるの5人からなるサークルが
「SEKAI NO OWARI」のボーカルである Fukaseさんをもとに作成された男性音声VOCALOIDで
作成しました。

「HoneyWorks」の特色は「キュンキュン系」「青春系」と呼ばれるポジティブ系ロックを主体とします。
今作もキュンキュンした青春をテーマにMVと歌詞が構成されています。

以前から存在する「告白実行委員会」シリーズの続きとして描かれています。
「今、好きになる。」→「センパイ。」→「大嫌いなはずだった。」→「花に赤い糸」
そして「選んでくれてありがとう。」という流れに、涙が(筆者ハンカチ使用中)

「HoneyWorks」公式メッセージからははっきりと「雛と虎太朗の未来」と述べられていました。
多くの「告白実行委員会」シリーズファン待望のMVではないでしょうか。

現在ショートバージョンのみの投稿となっているのが歯痒いですね。
しかしユーチューブ下部より以下の情報が提示されております。

両A面シングル 1.選んでくれてありがとう。/HoneyWorks feat.Fukase&初音ミク 2.ラブヘイトマジョリティ/HoneyWorks feat.初音ミク&GUMI ■コミックマーケット95 日程:12/30(日) 場所:東京ビッグサイト 配置:東シ28a サークル名:HoneyWorks


―「HoneyWorks」OFFICIALコメントより
是非、情報を先取りしたい方は会場へ足を運ばれることをお勧めします。

さて今回はシリーズものなので今までのあらすじを簡単に説明することが
歌詞の考察や解釈に直結すると考えましたのでそのようにさせていただきます。

過去シリーズまでの雛と虎太朗


主人公である雛は女子学生で虎太朗とは同じ学校の同級生です。
雛は快活な女の子で頼りない男の子や頼りになる先輩に恋したりと
恋多き乙女でした。

しかし彼女の恋はひとつも実らず彼女は泣き崩れていました。
時に価値観のずれ、時に年齢の差、時にタイミングなど理由は
様々でした。

そんな時にいつも陰で見守り支えてくれていたのが虎太朗でした。
当初は意地悪なところもあり雛をからかっていたこともありました。
雛も大っ嫌いと思える時もありました。

でもいつも自分が一番落ち込みピンチの時に自分に元気をくれたのは
虎太朗でした。

そうした気持ちに気づいていながらも自分の気持ちに素直になれない
雛がいました。
それをみていた大勢のファンも歯痒い気持ちになっていたのではないで
しょうか。

曲を追うごとに少しずつ雛&虎太朗ルートが提出されていましたが
「花に赤い糸」のMVで虎太朗の手のひらに雛が着地するシーンで
ほぼ確定づけられたのかなと思います。

それではMVと歌詞を比較しながら『選んでくれてありがとう。』の
きらめきゆらめきときめき(曲違い)な世界に足を踏み入れて参りましょう。

タイトル『選んでくれてありがとう。』の意味


これは雛が虎太朗にそして虎太朗が雛に向けて述べたことばと判断できるでしょう。
歌詞の最後に互いの気持ちを確かめ合う部分がそのことを裏付けているからです。

雛はこれまで「選ばれなかった」経験を何度もして大きなショックを受けてきました。
自分に自信を無くして泣き崩れたこともあったほどです。

虎太朗はというと雛が誰かを好きな間は自分は決して「選ばれない」という気持ちで
いたことでしょう。
意地を張り雛の前で強がって見せたシーンがたくさんありましたがそれでも好きの
感情は雛より先にあったのかもしれません。

このように二人は少なからずお互いの感情に気づいて、もしかすると私たちが
ベストパートナー?という結論が頭の中で浮上していたのかもしれません。

それでも繰り返される遠回りがその結論を否定し続けたので困惑や不信を生んで
中々ここまで到達できなかったのだと思われます。

『選んでくれてありがとう。』歌詞の意味


雛と虎太朗の照れ隠し


覚えてる?あの日の耳打ち
「世界一可愛いよ」なんてね
元気ない君にかけた本音は
ちょっと君を困らせたね

もーいつもふざけてるくせしてさ
あーいうのは良くないと思う
意識したし揺れたし
でもありがとう忘れない

照れくさいよ


雛の恋が実らず泣き崩れていた時に虎太朗がそっと
近づき「世界一可愛いよ」と耳打ちします。

糖度100%糖尿確定な甘いことばは雛を赤面させ動揺
させるには十分過ぎました。

この言葉は虎太朗の本音であり以前から抱いており
心の中で長い間あたためられた思いだったのでしょう。
虎太朗はサッカーでもアプローチの面でも大胆な部分が
あるのが伺えます。

雛を困らせたことを振り返り、時を経て虎太朗は申し訳ない
気持ちになり雛に謝りました。

雛は基本的にふざけている虎太朗を見ています。
ですから彼氏というより腐れ縁に近い友達の
立ち位置においていたのでしょう。

ですから虎太朗が自分を慰めたりキュンとさせる言葉を
かけると上手に対応できませんでした。

そのことを時を経て虎太朗に伝え詰め寄りました。
それでもその慰めの言葉から三角関係になっていたこと
正直、虎太朗に揺れたことも認めています。

こうした一連の思い出を決して忘れないことを雛は決心します。
虎太朗はその言葉を聞いて照れくさそうにします。

雛と虎太朗の辿り着いた未来


好きと好きとが出会うまで
ケンカもたくさんしたね
あの日の二人へ伝えよう
そのままで大丈夫だよ

俺でいいの?
あなたがいい

笑っちゃうね


雛と虎太朗はお互い好き合っているという自分の気持ちに
素直になれませんでした。
どちらかが片思いの状態では優しさが裏目に出たり届かなかったり
してよくケンカになってしまったのです。

それでも幸せな今なら過去の自分たちを客観視できます。
ケンカするほど仲がいいを実践した未来の二人は過去の
自分たちを応援することができます。

一生懸命相手のことを思ってしたどんな言葉も行動も決して
地に落ちず相手に届くことを学んだのです。

二人の回想が終わり二人は静寂に包まれます。
虎太朗は照れくさそうにそっと
「俺でいいの?」と雛に問いかけます。

雛はその言葉に対して「あなたがいい」と
優しく返します。

すんなりこの未来に辿り着いた二人ではありません。
当人たちが一番そのことを実感しています。
まさかこの二人がという含みを持たせて
「笑っちゃうね」と雛と虎太朗が同時に言います。

二人を取り巻く空間は妙に時間がゆっくりと
流れる気がしました。

時間が止まればよいとさえ感じたかもしれません。

しかし雛と虎太朗の幸せな日々はこれからようやく
動き出すのです。

まとめ


歌詞の中で何度キュン死にしかけた箇所があったでしょうか。
「HoneyWorks」 の思惑にまんまとはめられたファンも多いのでは
ないでしょうか。

顔が一番かっこいいとかすべてが整っているオールラウンダータイプな
男性より、意地悪でちょっかいだしてくる幼馴染タイプが落ち着くので
しょうか。
こればっかりは好みや相性に左右されますね。

恋愛向上委員会を最初から見届けてきた方達は雛と虎太朗の未来に
割れんばかりの拍手を送ったことでしょう。

「HoneyWorks」 の皆さん、感動をありがとうございます!
そしてこれからも私達に感動を与え続けてください。

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