HoneyWorks『チョコカノ-N.mix-』歌詞の意味を考察・解釈

甘い甘い恋のチョコレート
世界中を愛で結ぶ


本命か義理なのか
みんなソワソワ 気にしちゃってる
下駄箱も机の中も
覗き込んでは ため息が溢れる
いつも目で追ってたんだ
高嶺の花 その他の僕
なんて期待したゃったんだろ
恋をしたんだろ

甘い甘い恋のチョコレート
世界中を愛で結ぶ
ひとりぼっち苦いチョコレート
砂糖入れて慰めてよ


目が合った気のせいですね
楽しそうにさ 話をしてる
君の声聞こえたんだ
緊張しちゃう 本命だからかな
誰に渡すつもりなの
かっこいいの付き合ってるの
君と手と手繋ぐ相手は
誰なんですか


隠し味に恋のチョコレート
愛で溶かし想い込める
割れたハート苦いチョコレート
ミルク入れて温めてよ


帰ろうとしたその時
不意に袖を掴まれて
君と僕が見つめ合ってる
時間は止まる


やっと二人きりになれた
君の声は震えていた
本命だから赤い顔で
僕に言った本命だから


甘い甘い恋のチョコレート
愛の糸で二人結ぶ
君がくれた甘いチョコレート
ずっとずっと好きだったんだ

はじめに

『チョコカノ-N.mix-』は2019年2月13日にネット上で公開された楽曲です。
日付から翌日14日のバレンタインを意識して作られた曲で間違いないでしょう。
MVには二人の男女と前作からお馴染みの「愛蔵」と「勇次郎」が登場します。

それぞれが本命のチョコと女の子を不安と期待で待ち続ける様子が歌詞全体の
中で表されています。
HoneyWorksさんの曲の趣向に変化が生じたとも言える一曲でしょう。
方向性が変わったのではというコメントもありましたが季節的な要素で
一曲作成してみたというふうに筆者は感じております。

個人的にはバレンタインを意識したことは全くないのですが一般的に
特に学生は「自分は1つでもチョコをもらえるのだろうか」また「本命
の子に本チョコをもらえるのだろうか」という点が気になるようですね。

動画コメント欄にも「もらえた」と喜ぶ声や「今年ももらえなかった」と
落胆する声など様々な反応が見られています。

それではさっそくとっても甘くときに苦い歌詞の考察にうつっていきましょう。

タイトル『チョコカノ-N.mix-』とは

「チョコカノ」とは「チョコ」+「彼女(カノジョ)のカノ」でしょう。
「-N.mix-」とはアルバムに収録されたCDと現在ネット上でアップされた
この動画でmix方法が異なることを示唆しています。

MVでも主人公である男性の好きな人(本命)からチョコをもらえるか否か
といったことが題材となっています。

ライバル多き学園生活ですので主人公は自分なんかに本命チョコがやってくる
はずがないと意気消沈しています。

彼女のチョコの行方はどうなるのでしょうか。
続く考察からその行方を追っていきましょう。

甘い甘い恋のチョコレート
世界中を愛で結ぶ

『チョコカノ-N.mix-』歌詞の意味

チョコレートには様々な材料が含まれていますが
歌詞を見る限り「恋」が主要な原材料のようです(笑)
確かにこういったイベントを意識している人が作る
チョコに「恋」が混ざっていないはずありませんね。

チョコレートを渡す好意=「世界中を愛で結ぶ」
世界中かどうかは確証がありませんが多くの国で
「バレンタイン」の日が制定されているようです。

日本以外の国、例えば中国を取り上げますと年に
14回、そのうち特にバレンタインとして重要視する
日が2日あるようです。
それは2月14日と7月7日(日本の七夕)です。

内容も日本とは大きくことなり男性が女性に「薔薇」
を渡すという習慣です(チョコどうした)
渡す薔薇の本数で異なる花言葉も存在するようで、
日本では考えられない奥深い習慣と言えるでしょう。


「恋しちゃったんだ多分」―気づいてるでしょ

本命か義理なのか
みんなソワソワ 気にしちゃってる
下駄箱も机の中も
覗き込んでは ため息が溢れる
いつも目で追ってたんだ
高嶺の花 その他の僕
なんて期待したゃったんだろ
恋をしたんだろ

一般的にバレンタインで渡すチョコには「本命」と「義理」
が存在するようです(筆者の年代から「友チョコ」も登場
していました)

MVの主人公の男性も下駄箱や机を何度も確認して「チョコ」
がまずないか気にしていました。
基本的な心理状態かもしれませんが何度も確認するという
ことは確実にもらえる相手が確定していないのでしょう。

筆者個人の観察でもクラスでモテている男子が何度もチョコ
の有無を確認するようなしぐさは見せませんでした。
下校するタイミングで待ち構えていたかのように本命の彼女
から本命のチョコを受け取っていたのです(本命以外からも)

主人公には好きな人がいました。
彼にとって彼女の存在は「高嶺の花」でした。
人気のある彼女はいつも友達に囲まれており
とても1対1で話ができる状況ではなかったのです。

自分に彼女はふさわしくない、そんなことはとうの
昔にわかっており痛感していました。
それでも今日2月14日「バレンタイン」という誰が
決めたのか不明な日が彼女を意識させてしまいます。

あきらめかけていた彼女を再認識させられた主人公は
彼女からのチョコを期待してしまうのでした。

ビターな青春―不穏な妄想

ひとりぼっち苦いチョコレート
砂糖入れて慰めてよ


目が合った気のせいですね
楽しそうにさ 話をしてる
君の声聞こえたんだ
緊張しちゃう 本命だからかな
誰に渡すつもりなの
かっこいいの付き合ってるの
君と手と手繋ぐ相手は
誰なんですか

彼女のいない主人公はなぜだか「一人ぼっち」
に感じてしまい孤独が彼を包んでいました。
友達はいますがその友達もきっとチョコをもら
っているという思考が彼を一層孤独にさせます。

せめて砂糖たっぷり入れたチョコでこの苦い青春
の1ページを慰めて欲しいと切望します。

そんなことを考えていると主人公は好きな人と目が
あったように感じます。
一瞬嬉しさが込み上げますがすぐに気のせいだと判
断してしまいます。

主人公が彼女の方へ耳を向けそばだてると彼女が友
達に喋っている会話が聞こえてしまいました。
「緊張しちゃう 本命だからかな」
主人公は戸惑いを隠せません。

「いったい誰に?」「そんなにかっこいい人?」
「付き合ったりなんかして手をつないだりも?」
主人公の果てしない妄想はどんどん不穏なものに
なり主人公を傷つけ消極的な思いにさせていきます。

本命とチョコの行方

帰ろうとしたその時
不意に袖を掴まれて
君と僕が見つめ合ってる
時間は止まる


やっと二人きりになれた
君の声は震えていた
本命だから赤い顔で
僕に言った本命だから

主人公は妄想をやめ意気消沈しながら下校しようとします。
鞄を持って教室を出たそのとき誰かから「不意に袖」を掴
まれます。

振り向くと赤面している彼女がそこにいました。
主人公は「え、なんで?」という言葉を頭の中で
リプレイ再生しています。

主人公も彼女も言葉を述べることができず思考も
働かず時間が停止しているように感じました。
教室から聞こえていた周囲のざわめきも一切耳に
入ってこない不思議な時間だったのでしょう。

ようやく目の前の彼女がことばを口にします。
「本命、、、だから」と彼女は震えながらことば
にして主人公に伝えます。

主人公は嬉しさのあまり彼女を抱きしめ彼女の勇気
ある行動に敬意を表しました。
本命である彼女と本命チョコの両方を全面的に受け
入れたのでしょう。

甘い時間が続いていきます。
時間がとてもゆっくり流れていきます。

今の二人の耳にはお互いの心音だけが鳴り響い
ているのでしょう。
そしてこの甘い日が14日を過ぎてもずっと続いて
いくことを二人は一緒に願うのでした。

まとめ

HoneyWorksさんのとっても甘いそして苦い歌詞を
考察することができました。
特別な日には特別な感情や思考が芽生えるのかもし
れませんね。

多くの女性にとって2月14日は勝負の日になっている
のでしょう。
今では安価で綺麗な包装・ハイクオリティのチョコが
売られています。

そうした影響で手作りを嫌う女性が増えているように
も感じています。
それでも「本チョコ」=「手作り」という強い認識が
女性を好きな人のために頑張らせる要素なのでしょう。

HoneyWorksさんの次回作と今後の活動にも期待して
注目していきます。

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