ヒプノシスマイク 『シノギ(Dead Pools)』MAD TRIGGER CREW 歌詞の意味を考察・解釈

顔で食ってる商売なんだよこちとらヤ○ザ者
生半可な気持ちで俺様に関わって てめえ泣くなよ?
ヨコハマで泳いでる ヨコハマで泳がせる
ヨコハマが俺のシノギを太らせるプールだろ
命(タマ)張れねえなら消えな ビビってんだろ? てめえだ
尻尾巻いてお家に直帰するのが英断
弱み見せりゃブッこむ 長くブッとくシノぐ
メンツと家族はぜってえ守る
俺が左馬刻様だ ばぁろう

この街で生き抜いて everyday ドデカいシノギをあげる
Cash Rules 全てを MY HOOD で転がす
ハマにハマっちまいな
ハマにハマれ…
なみなみに注がれた欲望のプール
MAD TRIGGER CREW が全て飲み干す

ハマでサバイブ ここらじゃ誰がマジでヤバイかは一目瞭然
ハマでサバイブ ハマにハマれば出口はないのさ
しつこく追うぜ

さて 今日も飼いならしてやろうか権力
金と暴力にまみれ溺れようじゃないか権力
欲のままにとことん溺れようじゃないか権力
お前らとならば毒も皿まで飲み込めるさ
目的のためならば手段なんて選ばない
卑怯? バカか? 正義とやらでおまんまが食えてるならば
警察いらないわ とことんみだらな街を見ればいい
雑魚もカスもクズも善も悪もまとめてしょっぴけばいい

この街で生き抜いて everyday ドデカいシノギをあげる
Cash Rules 全てを MY HOOD で転がす
ハマにハマっちまいな
ハマにハマれ…ハマにハマりな
ハマにハマれ…

この街で生き抜いて everyday ドデカいシノギをあげる
Cash Rules 全てを MY HOOD で転がす
ハマにハマっちまいな
ハマにハマれ…
なみなみに注がれた欲望のプール
MAD TRIGGER CREW が全て飲み干す

ハマでサバイブ ここらじゃ誰がマジでヤバイかは一目瞭然
ハマでサバイブ ハマにハマれば出口はないのさ
しつこく追うぜ

はじめに

『シノギ(Dead Pools)』とは2019年5月22日にネット上で公開された
楽曲です。
ヒプノシスマイクの世界で人気を誇るDJユニット「MAD TRIGGER CREW」
が奏でる新ナンバーが登場です。

「おはようイケブクロ」Buster Brosはラジオ番組&バラエティな仕上がり
であったのに対し、今作は純粋なラップメインで勝負してきていました。

作詞・作曲・編曲を担当しているのは数多くのビートプロデュースやカバー
を手掛けているALI-KICKさんです。
歌は勿論「MAD TRIGGER CREW」の声優陣がお送りします。
(CV.浅沼晋太郎・駒田 航・神尾晋一郎)

ヒプノシスマイクの世界に初めて踏み入れる方に少し世界観を紹介したい
と思います。

「ヒプノシスマイクってそもそもなんなの?」という声を未だ耳にします。
アニメなのか漫画なのかそれすらもわからないという方もいますね。
当初、筆者もアニメスタートのアニソンが展開されたのかと思ってました。

ざっくり説明すると「ヒプノシスマイク」とは「ネット上でのフィクショ
ンストーリー」であり「キャラを具現化した」というイメージです。
実写化ということばが相応しくないのは設定と同時にキャラそれぞれに対応
した歌い手が存在していたからです。

その世界観では「ヒプノシスマイク」という特殊なマイクがあって、それを
使って歌うと人の精神に強い影響を及ぼすという設定になっています。
舞台となる東京では多数のディビジョン(区画)とDJユニットが存在し人に
最も影響を及ぼしたユニットが権力を持つというルールがあるのです。

「MAD TRIGGER CREW」はそのユニットの一つでヨコハマディビジョンを
縄張りに活動しています。

メンバーは以下の3名で構成されています。
碧棺 左馬刻(あおひつぎ さまとき)ヤクザ★リーダー
入間 銃兎(いるま じゅうと)警官
毒島 メイソン 理鶯(ぶすじま メイソン りおう)軍隊

イメージカラーは「青」でありラップスタイルはハイテンポでアグレッシブ
です。
メンバーそれぞれが異職でありその立場に沿った生き方・経験がリリックに
反映されている点も特徴的です。

長々と世界観の説明をしていると左馬刻から「ゴタク並べてねぇでさっさと
始めろ」と喝が入りそうなので考察を始めたいと思います(笑)

『シノギ(Dead Pools)』とは

まず「シノギ」から説明していきます。
シノギとはヤクザ・暴力団の収入や収入を得るための手段を指します。

「 糊口をしのぐ(飯をのり状の粥にして食いつなぐこと)」または「鎬(しの
ぎ)を削る(両者の刀の鎬が削れるほどの激しい戦いのこと)」からきたという
説がありますが断定はできません。

ヨコハマディビジョンを縄張りにする彼等にとってラップを続けていくことは
生き死にを賭けているのも同然でした。
そしてタイトル「シノギ」はヤクザである左馬刻が決めたのでしょう。

次に「Dead Pools」の説明をしていきます。
「Dead」は「死・滅び」などを意味する単語です。
「pools」は「プール」「水たまり・よどみ」などを表しています。

この部分は警官である銃兎が考えたのだと思いました。
理由は彼が熱く語っているリリックで悪も善も混ざり合った街に
ついて言及しているからです。

警官として誰よりも「人の死」また「善と悪」が混ざり合いよどみ
が生じているのを目にしてきたのでしょう。

さらに「Dead Pools」は海外ではスラングとして扱われています。
「誰が死ぬかを予想する」「生き残りを賭ける」というようなニュ
アンスで用いられているからです(ヒーローの名前でも有名です)

つまり物語の舞台である東京での生き残りを賭けてラップバトルを
していることをタイトルは物語っています。

『シノギ(Dead Pools)』歌詞の意味

碧棺 左馬刻の生き様

顔で食ってる商売なんだよこちとらヤ○ザ者
生半可な気持ちで俺様に関わって てめえ泣くなよ?
ヨコハマで泳いでる ヨコハマで泳がせる
ヨコハマが俺のシノギを太らせるプールだろ
命(タマ)張れねえなら消えな ビビってんだろ? てめえだ
尻尾巻いてお家に直帰するのが英断
弱み見せりゃブッこむ 長くブッとくシノぐ
メンツと家族はぜってえ守る
俺が左馬刻様だ ばぁろう

ここでは左馬刻が先陣切ってラップをかまします。
「顔で食ってる商売」に注目しましょう。
これはホストのように「容姿が綺麗」という意味
ではありません(彼は綺麗ですが)

ここで用いられている「顔」とは「顔が利く」と
いう意味であり信用や権力を指しています。
ですからヤクザが「顔に泥を塗られる」ことに腹
を立てるのは信用問題また権力に関わるからです。

前半のリリックの要点は「生半可な気持ちでラッ
プバトルしてんならやめちまえ」ということです。

普段聞きなれない用語としては「英断」でしょう。
「英断」とは「物事をきっぱり決める」ことです。
やる気のない奴は舞台から降りることをさっさと
決めろということでしょう。

そしてタイトルである「プール」について彼は説明
しています。
ヨコハマは自分たちが泳ぎ回る(活動する)場所、
さらに他者を泳がせる(利用する)場所です。

「長くブッとくシノぐ」とは「時間的長さと幅広い
分野と区画」で活動していくことを指しています。

さらに「メンツと家族はぜってえ守る」という彼の
優しさが垣間見れます。
彼は実のところ妹のためにヤクザになりました。
そしてユニットの2人も大切に思っています。

これらすべての部分、つまり尖がって攻撃的な面と
家族思いの優しい面の両面が碧棺 左馬刻であり生き
様なのです。

メイソンの泳ぐプール―洗脳のループに溺れる

ハマにハマっちまいな
ハマにハマれ…

ハマでサバイブ ここらじゃ誰がマジでヤバイかは一目瞭然
ハマでサバイブ ハマにハマれば出口はないのさ
しつこく追うぜ

この部分はメイソンが歌っています。
非情に短いセンテンスでありながら中毒性のあるライムとビート
が提供されます。

「サバイブ」とは「survive」のことで「他者よりも長く生きる」
「また生き残る」という意味があります。
メイソンは軍人ですから戦場での生き死にを経験しています。

ですから彼のヨコハマで縄張り争いに生き残る決意は誰にも負け
ない熱いものであることを理解できます。

入間 銃兎の瞳に映る世界

さて 今日も飼いならしてやろうか権力
金と暴力にまみれ溺れようじゃないか権力
欲のままにとことん溺れようじゃないか権力
お前らとならば毒も皿まで飲み込めるさ
目的のためならば手段なんて選ばない
卑怯? バカか? 正義とやらでおまんまが食えてるならば
警察いらないわ とことんみだらな街を見ればいい
雑魚もカスもクズも善も悪もまとめてしょっぴけばいい

この部分は入間 銃兎が歌っています。

「リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない
人生になる」

上記が彼の座右の銘となっています。
歌詞にもその点が十分に反映されているのがわかりますね。

彼はもともと警官からスタートし後にヤクザの世界に入る
という波乱万丈の人生を送っています。
2つの異なる世界を見てきてそれぞれの経験を生かしてずる
賢く立ち回っています。

彼のリリックの要点は「中途半端で不確かな正義はこの街で
はまるで役にたたなかった」ということです。
彼は警官時代の実経験を通して語っているようです。

道徳観が乱れた彼ですがそれでも「お前らとならば毒も皿ま
で飲み込めるさ」という部分からユニットの2人のことを大切
にしていることを理解できますね。

まとめ

MAD TRIGGER CREWによるサイファーはいかがだったでしょうか。
最初に左馬刻のラップで加速しメイソンが重低音を効かせながらペース
ダウン、そして銃兎でまたハイテンポに戻してフロウを創作していました。

それぞれの職業に沿った生き方や目的がリリックを通して伝達されていま
したね。
作品が増える度にファンのユニットへの愛着が増していくことでしょう。

『シノギ(Dead Pools)』を歌い上げて下さった声優さんたちの今後の活
動と次回作に期待し注目していきたいと思います。

コメントを残す