日向坂46 『青春の馬』歌詞の意味を考察・解釈

君はどんな夢見てるか 何も語らずに
どんな辛い坂道さえ 全力で (立ち止まることなく)
走ってく 青春の馬

自分の力とは どうやって測ればいい
誰かと比較したところで分からないだろう
どこまで出来るか 予測していた以上に
思いもよらない可能性試したくなる

無謀と言われて 笑われてもいい
立てなくなるまで 走り続けばいい
本能のままに生きていく

君は絶対諦めるな 何があったって
脚を止めちゃそこで終わる もう走り出せない
夢が叶う叶わないかは ずっと先のことだ
今は何も考えずに 無我夢中 (ひたすらまっすぐに)
目指すんだ青春の馬

YEAH YEAH 駆け巡れ

見えない未来とは どうやって見つけるんだ
この道進んで行けばいいと誰も言わない
何度も間違えて 結局遠回りして
疲れた体が何かを覚えてくはず

楽しちゃ意味無い 汗かくしかない
乱れた呼吸が 情熱の証
不器用なくらいガムシャラに

君はずっと信じるんだ いつかみたあの夢
目を開けても消えない夢 現実の世界だ
そこに行けば何があるか 誰も分からない
辿り着いたその瞬間 考えが (欲しかったものまで)
変わるのさ 青春の馬

夜が明けていく 遠い地平線の彼方
世界はこんなに広かったと知った
青ざめた馬が 大地を駆け抜けていく
希望の光を浴びながら

君はどんな夢見てるか 何も語らずに
どんな辛い坂道さえ 全力で走ってく
君は絶対諦めるな 何があったって
足を止めちゃそこで終わる もう走り出せない
夢が叶う叶わないか はずっと先のことだ
今は何も考えずに 無我夢中 (ひたすらまっすぐに)
目指すんだ 青春の馬

チャレンジしなくちゃ 生きてる甲斐ない
どこまで行けるか 走り続けよう
Never give up! Never give up!
The easy way has no meaning!

歌詞考察の前に

人気アイドルグループである日向坂46が歌う『青春の馬』MVが2020年1月15日にネット上で公開されました。
同曲は同年2月19日リリース 日向坂46 4th Single「ソンナコトナイヨ」に収録されています。

動画再生回数は公開から僅か3日で120万を超える大人気ナンバーとなりました。

同曲は日本テレビ水曜深夜ドラマ「DASADA」主題歌です。
2020年1月16日(15日深夜)から日本テレビで放送されている日向坂46の初テレビドラマとなっています。

さて今作のMVの監督は 白石 剛浩(CONNECTION)氏 です。
振付は TAKAHIRO さんが担当されています。

東京都千代田区にあるNTT日比谷ビル屋上にて撮影が行われたようです。
MVでは青と白を基調とした神秘的な舞台が用意されました。
青春時代の友情や夢の追求を感じさせる内容だと感じました。

メンバーたちは最初「青と白」の衣装を身に纏っています。
しかし3分を過ぎたあたりからカラフルな衣装に変わっています。
この変化については後ほど考察部分で扱いたいと思います。

さらに一頭の「白い馬」が登場し力強さと雄々しさを伝えていました。
本考察では主に「衣装の変化」と「馬」について考察し解釈していきたいと考えています。

それではさっそく気になるタイトルや歌詞を考察していきましょう。

タイトル『青春の馬』とは

タイトルに含まれる「青春」とは若い時代や人生の春にたとえられる時期を指します。
そうした時期には希望や理想を抱くことでしょう。

「青春」に「青」の字が用いられているのは五行説で青が春の色であるとされているからのようです。

メンバーの衣装や舞台が「青」をメインにしている点は上記を意識しているのだと考えられます。

「馬」歌詞中の主人公また日向坂46のメンバーを指しているのだと思います。
青春が馬のように早く過ぎ去ってしまうという考え方もできそうですが、歌詞全体を考慮するとピンときませんでした。

筆者は馬のように力強く駆け抜ける主人公や彼女たちをイメージしてタイトルが設定されたのだと解釈しました。

『青春の馬』歌詞の意味

青春を謳歌する君を見て

君はどんな夢見てるか 何も語らずに
どんな辛い坂道さえ 全力で (立ち止まることなく)
走ってく 青春の馬

今回の考察では一人の女性主人公を主軸に考えていきたいと思います。
所々で日向坂46にも当てはめていきます。

さて主人公には「君」で表現される大切な人がいました。
その人は自分について多くを語りませんが、人生を行動で語っています。
彼女はそんな人生の歩み方に感化されその人を憧れの眼差しで見つめていたのでしょう。

「辛い坂道」には逆境や状況の変化が含まれるのだと考えられます。
人は変化、特に悪い方向への変化に弱く失意を感じて立ち止まってしまうものです。

それでも彼女の憧れるその人は全力疾走を続けています。
その光景は彼女の脳裏に焼き付き離れることはなかったのでしょう。

力量の模索―本能のままに

自分の力とは どうやって測ればいい
誰かと比較したところで分からないだろう
どこまで出来るか 予測していた以上に
思いもよらない可能性試したくなる

無謀と言われて 笑われてもいい
立てなくなるまで 走り続けばいい
本能のままに生きていく

ここで彼女は自身の力量について黙想しています。
自分が今なにを成し遂げることができるのかを模索しているようです。

しかし周囲の人たちとの比較では正しく自分を知ることは出来ないと考えています。

「予測していた以上に 思いもよらない可能性試したくなる」というフレーズから彼女が期待感と挑戦心を持っていることを読み取れます。

また続く「無謀と言われて 笑われてもいい 立てなくなるまで 走り続けばいい 本能のままに生きていく」という部分から彼女が負けん気の強い性格であることも見えてきます。

君と自分の憧れよ、永遠に

君は絶対諦めるな 何があったって
脚を止めちゃそこで終わる もう走り出せない
夢が叶う叶わないかは ずっと先のことだ
今は何も考えずに 無我夢中 (ひたすらまっすぐに)
目指すんだ青春の馬

彼女はある時、挫折しそうになった「君」を見ました。
「脚を止めちゃそこで終わる」というフレーズが続いていますから、憧れの人物がスランプや挫折という問題につまずいて失速したのかもしれません。

彼女はそうした状況を過度に憂えたり心配したりはしないでしょう。
むしろ鼓舞や激励の気持ちが彼女を満たしたに違いありません。

彼女は憧れの人が失速していくのを許すことはできないでしょう。
なぜならその人の走り方に感化され奮い立たされて今日まで生きてきたのです。
そのように感じたのは彼女が憧れの人物と肩を並べるほどに疾走できるようになったからだと考えました。

その人と出会う前は自分の夢が叶うのか叶わないのかと思案しながら、流されるように日々を生きてきたのでしょう。
馬が勢いよく疾走するというよりは惰性で進んでいるような感じだったかもしれません。

それでも今の彼女は前述で述べられていたように「本能」に従って「何も考えずに無我夢中」で青春時代を生きています。

歌詞の中では「青春の馬」「君」の全力疾走していた頃に重ねられています。
あの時の光景を未だに彼女は忘れられないのです。

さて主人公の視点を変えてみましょう。
MVでは「制服姿」のメンバーたちも映し出されていました。
これにはどんな意味があるのでしょうか。

青春=制服という見方もできますが筆者は別の意味もあると考えました。

「制服姿」は「けやき坂46名義」の頃を描写しているのだと思いました。
2015年11月30日に欅坂46のアンダーグループとして「けやき坂46(ひらがなけやき)」の発足が発表されました。

あの頃の初々しさと勢いがMVから伝わってきました。
欅坂46とは大きく異なる独自の活動を展開していき多くのファンに注目され続けてきました。

当時のメンバーたちにはグループとしてまた個々として夢が存在していたことでしょう。
それでも新たな取り組みや目の前のことに無我夢中だったと思います。

そうした時代にも今作が触れているのだと解釈しました。

敬虔な教理より経験

見えない未来とは どうやって見つけるんだ
この道進んで行けばいいと誰も言わない
何度も間違えて 結局遠回りして
疲れた体が何かを覚えてくはず

楽しちゃ意味無い 汗かくしかない
乱れた呼吸が 情熱の証
不器用なくらいガムシャラに

彼女は自分の未だ見ぬ未来を模索する方法を考えています。

「この道進んで行けばいいと誰も言わない」とは正しい道の歩み方を人が示すことは出来ないとの考えを伝えています。

むしろ「何度も間違えて 結局遠回りして 疲れた体が何かを覚えてくはず」自身の経験に価値を見出しています。

「楽しちゃ意味無い 汗かくしかない 乱れた呼吸が 情熱の証 不器用なくらいガムシャラに」から彼女の根性と努力のほどを知ることができます。

苦痛を伴う走り方、生き方であるからこそ青春を謳歌しているのだという彼女の考えを読み取ることができます。

前述の「無我夢中」そしてこの部分の「ガムシャラ(我武者羅)」と言い、彼女のガッツと意志の強さには圧巻です。

夢を現実に―変わりゆくもの

君はずっと信じるんだ いつかみたあの夢
目を開けても消えない夢 現実の世界だ
そこに行けば何があるか 誰も分からない
辿り着いたその瞬間 考えが (欲しかったものまで)
変わるのさ 青春の馬

この部分で彼女は「夢を現実のもの」にすることへの確信を示しています。

そして夢が現実になった時に変わるものを2つ述べています。
1つは考えでありもう1つは欲しかったものです。

夢を実現させることで「無理だ」と思っていた考え方を改めるようになることでしょう。
そうした経験は考え方を広く深いものに変えていくのだと思います。

また欲しいものは物というより次の目標であったり価値など目に見えないものを示唆しているように感じます。

そうした変化は人生の走り方も変化させるでしょう。
MVで青と白の衣装がカラフルなものに変わっていましたね。

これは若さと純粋さだけで生きてきた主人公が別の新たな生き方へと変化したことを描写していると解釈しました。

十人十色というようにそれぞれが個性を発揮した生き方を楽しんでいくことも映像は伝えていたように思います。

若さ照らす希望の光

夜が明けていく 遠い地平線の彼方
世界はこんなに広かったと知った
青ざめた馬が 大地を駆け抜けていく
希望の光を浴びながら

ここでは「青ざめた馬」という興味深いワードが登場します。
表現から元気のない主人公を想像してしまいますが、文脈を考慮するとそうではないように思えます。

「青ざめた馬」のすぐ前には「夜が明けていく 遠い地平線の彼方 世界はこんなに広かったと知った」と主人公が語っています。

この部分は若さ故に視野が狭く物事を正しく見ることができなかったこと、また未知の世界についての理解が深まったことを比喩的に表現しているようです。

そのように考えるとここでの「青ざめた馬」は主人公の「若さ」であると解釈できます。
元気のない主人公であれば「大地を駆け抜けていく」というフレーズが噛み合わなくなります。

主人公は夢の実現という「希望の光」に照らされ導かれながら今日を生きるのです。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
主人公のまた日向坂46のメンバーたちがベストを尽くしながら全力疾走していく様子を思い描くことができました。

皆さんにも同じような経験があるでしょうか。
もちろん今も何かの分野で奮闘しておられると思います。

また歌詞中で登場した「君」のような存在と出会い、憧れに変わっていくという経験もあるでしょう。

そうした経験を考察と共にコメントして下さると嬉しいです。

メンバーたちの背中を押すような元気な歌声と可憐で華麗なダンスパフォーマンスに感謝します。

今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。
素敵な作品をありがとうございました。

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