GFRIEND『FLOWER』歌詞の意味を考察・解釈

短い春の夢のようで
憎いほど会いたくなっちゃう
あの約束 嘘じゃないよね
早く捕まえてよ


季節の風 思い出より
今は愛が欲しい
寝ても醒めても
貴方だけを感じたい
離さないで


あぁ 誰より君と結ばれたいよ
違う未来 そんなの嫌だ
頭の中 胸の奥 いつも
何故なの 君で埋まっていく


フィリリリリリ 風に吹かれて
スルルルルル 気持ちは揺れて
花咲いて 舞い散る華のよう
ずっと ずっと 今日も待ってるよ


ひとひらを掴むような
淡く儚い感情は
そばで笑う その時だけを
永遠に夢見てるんだ


決して抜け出せないラビリンス
ねぇ それでもいい
目と目合う度 心奪われてく
離したくない


もう何より君しか見えないよ
溺れてゆくその愛に
体中がまた熱くなるの
何気ない仕草言葉に


フィリリリリリ 風に吹かれて
スルルルルル 気持ちは揺れて
花咲いて 舞い散る華のよう
ずっと ずっと 今日も待ってるよ


願いが届くように
風よ 想いを運んでよ
どんなに暗くても
私きっと星のように光るわ


あぁ 誰より君と結ばれたいよ 
違う未来そんなの嫌だ
頭の中 胸の奥 いつも
何故なの 君で埋まっていく


フィリリリリリ 風に吹かれて
スルルルルル 気持ちは揺れて
花咲いて 舞い散る華のよう
ずっと ずっと 今日も待ってるよ


はじめに

『FLOWER』とは2019年3月3日にネット上で公開された楽曲です。
2ヶ月連続リリースの第二弾シングルであり日本オリジナルソングと
して作曲された点に注目できます。通常JPバージョンとして投稿され
るのですが今回はそのような扱いではありません。


アーティストである「GFRIEND」に少し触れておきましょう。
2015年より音楽活動を開始しキム・ソジョンさんをリーダーと
した6人組みのユニットです。

韓国でのグループ名はヨジャチングまたは略称ヨチンであり意味
はヨジャが「女の子」チングが「友達」を指しています。

さらにGFRIEND(ジーフレンド)には「彼氏には愛しい彼女」
「すべてを打ち明けられる親しい友人になりたい」「いつも一
緒にいる友人のような良い音楽でみんなのそばにいたい」という
意味が込められているようです。

今作の曲調はタンゴ調で進行しており軽快なリズムでリスナーの
心を躍らせます。
各パートごとにさり気無い転調が繰り返されており何度聴いても
飽きが来ない構成になっています。

MVではメンバーがマタドールのような衣装に身を纏い曲調に合わ
せて着飾っているのを観察することができます。
またソロ、デュオと様々なダンスシーンが楽しめ目と耳の両方を満
足させるに違いありません。

タイトル『FLOWER』とは

『FLOWER』とは英語で「花」という意味です。
今回はMVでもメンバーが花束を手にしている場面
が多く見られますからそのままの意味でしょう。

歌詞のフレーズを拾っていくと寿命の短いか弱くも
可憐な花を自分と重ね合わせているように感じます。
好きな人と結ばれるのを待つ自分を春を待つ花に例証
している点にも注目できますね。

恋愛に関しては成功を「実を結ぶ」、失敗を「花と散る」
などと表現することがありますね。
ですから恋愛を題材にした歌詞のタイトルに花を意味する
「FLOWER」をあてたのは適切だと言えるでしょう。


『FLOWER』歌詞の意味

過去の思い出より現在の愛

短い春の夢のようで
憎いほど会いたくなっちゃう
あの約束 嘘じゃないよね
早く捕まえてよ

季節の風 思い出より
今は愛が欲しい
寝ても醒めても
貴方だけを感じたい
離さないで

主人公の女性は好きな人がいました。
その人は彼女を虜にするほどに魅力に
溢れ彼女は彼との再会を夢見ていました。
しかしなかなか彼に逢うことは出来ません。

歌詞はある「約束」について触れています。
彼女は彼とある約束をしたのでしょう。
「もう一度逢おう」といったものかもしれ
ません。

彼女はその約束を信じて彼と再会したときに
彼に身も心も「捕まえて」欲しいと願ってい
ました。

春の風はとても心地よく、彼との思い出もそ
れと同じほど心地よく感じていました。
それでも彼女にとってそれらは実質がなく目
には見えないものであり実感がありません。

彼女にいま必要なものは「彼の愛」だけです。
それが確かであり温かさを実感できる唯一の
ものなのでした。

彼女が彼の虜になっていることが続く歌詞の
「寝ても醒めても貴方だけを感じたい」また
「離さないで」という部分に強く表れていま
すね。


淡く儚く彷徨った感情でも

ひとひらを掴むような
淡く儚い感情は
そばで笑う その時だけを
永遠に夢見てるんだ

決して抜け出せないラビリンス
ねぇ それでもいい
目と目合う度 心奪われてく
離したくない

花が風に煽られると「ひとひらの花びら」が
舞い落ちます。
手に取ったそれは一輪の花と比べるととても
淡く儚く見えるものです。

「きっと彼に再会できるはず」という淡く儚
い感情はそれと似たようなものに思えます。
彼のそばで笑顔でいる自分を想像しながらそ
の日が来るのをずっと彼女は待ち続けています。

「ラビリンス」とは迷宮のことで彼女の感情が
期待と不安の狭間で彷徨っていることを描写し
ていると読み解きました。

それでも偶然彼を見かけて目が合う度に自分の
彼への気持ちが真実であることが確証されるの
でした。

多少の迷いが生じたとしても彼を離したくない
という感情が強く湧き上がり続けるのです。
誰も彼女の感情を冷ますことはできません。

異なる未来ならいらない

願いが届くように
風よ 想いを運んでよ
どんなに暗くても
私きっと星のように光るわ

あぁ 誰より君と結ばれたいよ 
違う未来そんなの嫌だ
頭の中 胸の奥 いつも
何故なの 君で埋まっていく

彼女の彼に逢いたいという願いを「春の風」に
運んで貰いたいと考えたようです。
風が花びらを遠くに運んでいく様子とかけて例
証したのでしょう。

彼女は自分の口から想いを伝えたいのだと思い
ますが彼に逢って話す機会がなかなか訪れない
のです。

もし願いが叶って彼と一緒にいられたなら彼女
は「星のように光る」つまり今までにないほど
に輝けると信じています。

彼女は彼と「違う未来」を想像することさえ嫌
っています。
彼しか自分にはなく頭も心も彼で埋め尽くされ
ているのです。

彼女がこれほどまでに思い待ち続ける人物は彼
以外には存在しないのでしょう。
これほどまでに誰かに思われてみたいものです
ね(笑)


期待と不安に満ちた「待ちぼうけ」

フィリリリリリ 風に吹かれて
スルルルルル 気持ちは揺れて
花咲いて 舞い散る華のよう
ずっと ずっと 今日も待ってるよ

この部分の歌詞は歌詞全体の中でフレーズを変えずに
3回も繰り返されています。
今作のタイトル「FLOWER」の根幹を成す部分なのだ
と思われます。

「フィリリリリリ」「スルルルルル」と2種類のハミン
グのような技法でフラット調に歌われていますね。
筆者もこの部分が一番耳に残りました。

音使いに一番凝った部分だなと感じやはりタイトルに直
結する大事なフレーズなのかなと実感しました。

春に咲く花のように風に煽られながら大事な人との再会
を待ちわびています。
長い間、待っていましたが彼は訪れませんでした。
それでも彼女は笑顔で待ちわびています。

なぜなら彼女にとって彼は後にも先にも存在しない唯一
無二の愛する人だからです。
この動機づけ一つで彼女の待ちぼうけには価値があると
言えるでしょう。

春の風が吹くたびに彼を待つ彼女の想いを感じるでしょう。
どこかにいるであろう彼にもこの想いは届くのでしょうか。
いつかはきっと届くことでしょう。
彼女が花びらをすべて散らし力尽きるそのときまでは。

まとめ

一人の人をずっと待ち続ける経験をされた方は
この曲に深く感情移入できることでしょう。
待つのが苦手な方はこの曲を聴いて誰かを待つ
のも悪くはないと思えたら良いですね(笑)

恋愛にはこの「待つ」という不思議な期間が付き
物のように筆者は感じます。
お互い即日合意の場合はこの過程はないのかも知
れませんが。

中でも切ないパターンとしては片方が待っていて
も相手が全く気付いていないときでしょう。
待っていた方は傷つき落胆するかもしれません。
そうした要素すべて含んで恋愛なのでしょうか。

GFRIENDがこれからも日本で活躍し続けること
そして次回作も合わせて期待し注目していきたい
と思います。








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