DECO*27『夜行性ハイズ』歌詞の意味を考察・解釈

片付けたい 忘れていたい 
そんな顔でいつまで戦うの また一人で 
愛しても 愛しても 
その度に傷口が顔を出す 巻き戻すように

どうして1から10まで更には100まで呑み込む悲しみだけは 
亡くなってくれないの? 
総じて逃げ場もないのに -100から始まる動悸の日々も 
匿ってくれないや

ちゃんと泣いて 無理もしたら 
ここへおいでよ いつだって 
これからを沸かせようか

眠たいが寝ない まだ今日が良い 
僕ら何度だって思い合って 光っていくんだよ 
消せない最低は 理想じゃない 
なんかハイなシャイがちょうどいいや 救っていたいのさ

「死にたい」「消えたい」も 異常じゃない 
よしよしのシーで秘密会議 ほら吐き出しちゃおう 
君は泣いたって 綺麗だよ 
さらばアンチビート 前を向いて 笑っていこうじゃない もう


寂しくない 悲しくない 
塗り重ねた強がり 深い青 洗い流せたら 
バイバイを バイバイを 
バカみたいな世界にありがとう 探さないでね

そうして僕らは広くも狭くも熱くも寒くもないこの部屋で 
抱き合って息するの 
常識はずれを外れて 二人だけの愛言葉で鍵をかけたら 
さあどんな夜行をしようか


だけど痛い だから痛い 
優しさが沁み込んでいく 
消毒を始めようか

眠たいが寝ない まだ今日が良い 
声を何度だって送りあって 保ってきましたが 
やめよう 逃げよう 大丈夫だよ 
もう寝たっていいの ちゃんと僕が 守ってあげるから

“おはよう”をしよう また“今日”にしよう 
よしよしのシーで秘密会議 ほら吐き出しちゃおう 
僕も泣いちゃって やばいから 
さらばアンチビート 前を向いて 笑っていこうじゃない

弱虫な僕達は 変わっても変わってない 
終わらない 今日もハイズ

光っていく 光っていく 
ツライのは ツライけど 
二人で乗り越えるさ


はじめに

『夜行性ハイズ』は2019年2月1日にネット上で公開された楽曲です。
この曲は昨日行われた「第70回さっぽろ雪まつり」の4丁目の大雪像
プロジェクションマッピングで流されました。

投稿開始から僅か5時間で10万回再生を記録したことからもファン待望
の一曲であったことが伺えます。
特に「第70回さっぽろ雪まつり」参加者にとってこの投稿を予想して首
を長くして待っていたことでしょう。

曲調はPOPでハイテンポな仕上がりになっています。
歌詞全体に複雑さはなくシンプルな彼氏彼女の愛憎模様を描いた歌詞
なのだと判断しました。

それではさっそく甘く切ない歌詞の世界に飛び込んでいきましょう。

タイトル『夜行性ハイズ』とは

「夜行性」とは夜間に活動し昼間は休むといった習性を表しているようです。
MVに登場する男性と女性のカップルも夜間に行動しているように描かれて
います。
また昼間を通常の人々が活動する時間とし夜を自分たち二人だけの時間として
いる歌詞なのだと判断できます。

「ハイズ」の意味は断定できませんが夜になると人は「ハイ」になる傾向に
あるようです。
ハイになるとは興奮したりテンションが上がる状態を指す場合が多いです。
ですから夜間に二人でハイになるから複数形で「Hi’s」かなと思いました。

DECO*27さんがMVで男性を登場させるのは珍しいなと個人的に感じました。
今回カップルで参加するであろう雪まつりを意識して登場させたのかなとも
思いました。


『夜行性ハイズ』歌詞の意味

愛しても亡くならない感情

片付けたい 忘れていたい 
そんな顔でいつまで戦うの また一人で 
愛しても 愛しても 
その度に傷口が顔を出す 巻き戻すように

どうして1から10まで更には100まで呑み込む悲しみだけは 
亡くなってくれないの? 
総じて逃げ場もないのに -100から始まる動悸の日々も 
匿ってくれないや

今回のMVから二人の登場人物がいることがわかります。
一人は「彼氏」(※以下彼と表記)でもう一人は「彼女」(※以下彼女
と表記)です。

彼と彼女はそれぞれ過去の悲しみを清算し整理したいと感じていました。
MVで別々の部屋に一人ずつというシーンがあったことからそれが済まない
と二人は幸せにはなれないと感じているのでしょう。
「一人で戦うの」という歌詞もその点を裏付けています。

「愛する」ことでその課題から目を背けようとしますが
すでに「傷口」と化した悲しみは愛を突き破って表面化
してしまうのでした。

「1~10」までつまり悲しみの一部を、また
「100」までつまり悲しみのすべてを飲み込んで
忘れたつもりでも悲しみの感情が「亡くなる」
ことはなかったのです。


二人、夜の力を借りて

ちゃんと泣いて 無理もしたら 
ここへおいでよ いつだって 
これからを沸かせようか

眠たいが寝ない まだ今日が良い 
僕ら何度だって思い合って 光っていくんだよ 
消せない最低は 理想じゃない 
なんかハイなシャイがちょうどいいや 救っていたいのさ

「ちゃんと泣いて」とは悲しみと向き合ったこと
さらに自分の感情を押し殺さずに出し切ったこと
を表しているようです。

「無理もしたら」とはベストを尽くす以上のこと
にもトライしたことを表現しているようです。

「ここへおいでよ」と彼が彼女を招きます。
先ほどは各部屋で各自が考え思い悩んでいましたが
二人で悩んで協力し合うことを願い出ています。

二人が一緒の夜はとても心地よく落ち着きます。
二人はそれぞれこの夜が終わって欲しくないと
感じているようです。

過去の悲しみで愛がくすんでしまっても協力し合う
ことで「何度でも光って」いくことができるとお互い
を励ましています。

一人では今の自分を「最低」と評価してしまいますが
それは各自の理想ではありませんでした。
夜の力を借りた二人はハイになりそれでも恥ずかしさ
を伴うシャイでもあり悲しみを乗り越えていきます。

二人だけの夜間~世界にさよならを

寂しくない 悲しくない 
塗り重ねた強がり 深い青 洗い流せたら 
バイバイを バイバイを 
バカみたいな世界にありがとう 探さないでね

そうして僕らは広くも狭くも熱くも寒くもないこの部屋で 
抱き合って息するの 
常識はずれを外れて 二人だけの愛言葉で鍵をかけたら 
さあどんな夜行をしようか

彼と彼女も二人だけでやっていく孤独があったのでしょう。
友達や両親その他の人々を頼って生きていたかったのかも
しれません。

「深い青」は深い悲しみを描写しているように思えます。

おもに昼間に活動する世界の人々に手を振って二人で生きて
行くことを決心したようです。

世界を捨てた二人は一つの部屋で抱き合って生きていくこと
にしました。
世間からの「常識外れ」という言葉すら意に反さないで二人
の愛以外のものを受けつけない態度を示しています。

すでに時間は真夜中、二人だけの夜行が始まろうとしています。


辛い明日や昼間が訪れようとも


眠たいが寝ない まだ今日が良い 
声を何度だって送りあって 保ってきましたが 
やめよう 逃げよう 大丈夫だよ 
もう寝たっていいの ちゃんと僕が 守ってあげるから


光っていく 光っていく 
ツライのは ツライけど 
二人で乗り越えるさ

「寝ちゃダメだよ」お互いそう声をかけあって夜を
楽しんでいました。
それでも彼は彼女に無理をさせまいと寝るように
勧めます。

「寝る」つまり夜が終わっても二人の幸せを自分が
守って見せるという強い決意を彼はしました。

「光っていく」とはお互いが幸せで輝いていくという
意味と朝日が昇っていく描写の二つをイメージさせる
フレーズです。

世界を一時は捨てた二人にとって日常活動するのは、
とても勇気がいることで辛い日々になるかもしれません。

それでも今の二人はどんな昼間も乗り越えて見せる覚悟で
夜明けを待っているのです。

もう夜の力を借りて二人でハイになる必要はないでしょう。
二人が手を取り合って行うどんな「いいえ(出来ない事」も
「はい(出来る)」になるのですから。

まとめ

いかがだったでしょうか。
付き合っている二人が当初、夜の力を借りていましたが
後半では何の力にも頼らず二人で共同することを決意しました。

第三者ではなく交際している二人だけで問題の解決にあたる大切さ
を物語った歌詞なのかなと個人的に思いました。

前述では取り上げませんでしたが『夜行性ハイズ』は初音ミクと
戸山香澄がデュエットを行う待望の楽曲です。

この組み合わせを期待してきた多くのファンが喜びを噛みしめたに
違いありません。

DECO*27さんの配信スピードが恐ろしく早いのですがクオリティー
が決して落ちることなくむしろ向上していくことに一同驚きを隠せない
ですね。

次回作を楽しみにするのと同時にDECO*27さん、寒い日が続きますから
ゆっくり休む日も作ってくださいね。



この記事をシェアする!