DAOKO『ぼくらのネットワーク』歌詞の意味・解釈と考察

Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
3,2,1 let’s go!

なみなみ注ぎ足し森の中
心地のいい窓の外は海
浮かび上がる 希望の船
誰と共に このシンフォニー
てくてく歩けば繋がる輪
BPM をあわせたらほら
不思議景色 変わる奏で
恋の迷路 街の音色

さぁ 手を伸ばそ キラリ星を
つかむ ぼくたちの 震える夢
色々なもの 乗り越えたらさ
ほらポンポンと進む 光になる

Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
1,2,1,2,1,2,3 let’s go!

ぼくらのネットワーク 叶えたい夢
追いかけている 真似できない
ぼくらのネットワーク 好きを集めて
みんなで踊ろ 繋がるネットワーク

きみきみお目目を丸くして
仲間がいるのに驚いて
ステキ無敵 花を咲かせ
恋の迷路 街の音色

さぁ 手を伸ばそ キラリ星を
つかむ ぼくたちの 震える夢
色々なもの 乗り越えたらさ
ほらポンポンと進む 光になる

Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
1,2,1,2,1,2,3 let’s go!

ぼくらのネットワーク 叶えたい夢
追いかけている 真似できない
ぼくらのネットワーク 好きを集めて
みんなで踊ろ 繋がるネットワーク
ネットワーク
Year yeah yeah yeah
ぼくらのネットワーク

Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
3,2,1 let’s go!


はじめに

『ぼくらのネットワーク』は、任天堂とCygamesのスマートフォン向けアクションRPG「ドラガリアロスト」の挿入歌です。

2018年11月17日に配信スタートとなりました。

DAOKOさんの2018年12月12日に発売された3rdアルバム『私的旅行』にも収録されています。

「ドラガリアロスト」は、2018年9月にテレビCMが公開され、DAOKOさんのささやくようなかわいらしい声で歌われている主題歌「終わらない世界で」で気になった方もいるのではないでしょうか。

『ぼくらのネットワーク』は、同じく「ドラガリアロスト」のテレビCMに使われた曲なのですが、明るくポップな感じの音楽と静かな曲のイメージだったDAOKOさんの組み合わせに驚きました。

「ドラガリアロスト」のキャラクターたちや、世界観にマッチしていて楽しい印象ですね。

DAOKO×中田ヤスタカ

『ぼくらのネットワーク』は、DAOKOさんと音楽プロデューサーの中田ヤスタカさんとのコラボレーションも話題です。

さて、そもそもDAOKOさんとは何者なのでしょうか。

DAOKOさんのホームページによると、1997年生まれ、東京都出身のラップシンガーで、15歳の時にニコニコ動画へ投稿した作品が注目されたそうです。

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌、米津玄師さんとのコラボ曲『打上花火』がヒットし、2018年の「紅白歌合戦」初出場は記憶に新しいですよね。

一方、中田ヤスタカさんは、Perfumeさんやきゃりーぱみゅぱみゅさんのプロデュースで有名です。

独特のテクノポップは、聴いただけで中田ヤスタカさんの楽曲だとわかるくらいに個性的で、その世界観は世界的にヒットしています。


タイトル『ぼくらのネットワーク』の意味

女性であるDAOKOさんが歌い手ですが、タイトルには「ぼくら」という言葉が使われています。

MVでは、DAOKOさんを筆頭に、夢を追うたくさんの女性が出演しています。

女性目線の楽曲でありながら、男の子が使う「ぼく」という言葉が使われていることにより、若さのイメージ、中性的でミステリアスな、サブカルさが印象強くなります。

「ネットワーク」は、網目状に張り巡らされた繋がりのことです。

DAOKOさん×中田ヤスタカさんのコラボもそうですが、個性が掛け合わさり、ステキに、無敵になっていく『ぼくらのネットワーク』の楽曲のイメージ通りの戦略のようです。

『ぼくらのネットワーク』歌詞の意味

準備はいい?行くよ!

Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
Year yeah yeah yeah
3,2,1 let’s go!

歌詞の始まりは「Yeah year yeah year」と曲の要所要所で入れられているフレーズは、すでに中毒性があります。

体が踊るリズムで、「3,2,1 let’s go!」と、これからどんな内容の音と歌詞のとろへ連れて行ってくれるのだろうとワクワクします。

勢い任せに行くのではなく、「3,2,1」と助走をつけてくれています。

みんな準備はいい?行くよ!と言ってくれているようです。

MVでは、色鮮やかに変化するDAOKOさんの服の色と、奮闘する若い女性たちの姿に注目です。

さて、これからどこへ向かうのでしょう?


繋がりで変わる景色

なみなみ注ぎ足し森の中
心地のいい窓の外は海
浮かび上がる 希望の船
誰と共に このシンフォニー
てくてく歩けば繋がる輪
BPM をあわせたらほら
不思議景色 変わる奏で
恋の迷路 街の音色

「私」や「あなた」などの言葉は使われていませんが、「誰」という言葉が出てきます。

「森」、「海」などの自然の景色、「街」という都会の景色の言葉が並んでいます。

「シンフォニー」とは、「交響曲」のことで、いろいろの異なった要素の音がまじり合って、ある効果を生み出しているたとえです。

「BPM」は、音楽用語でテンポの単位です。

自然の景色と都会の景色、いろいろな景色があります。

しかし、景色の感じ方は人それぞれ違うものです。

そしてまた、人々もそれぞれ得意なことが違っていて、みんな違います。

感じ方や得意なこと、違う感覚を持った人どおし、誰かとの繋がり、受けとる刺激によって、周りの景色は変化するのだというメッセージを感じます。

光になって星をつかもう

さぁ 手を伸ばそ キラリ星を
つかむ ぼくたちの 震える夢
色々なもの 乗り越えたらさ
ほらポンポンと進む 光になる

この部分の歌詞は2番でも歌われます。

ここで、「ぼくたち」という自分と周りの人たちを含めるような言葉が出てきました。

「キラリ星」とは、これから掴みたい、憧れている自分の姿。

なりたい自分になるためには、困難がたくさんあるけれど、それを乗り越えたら、星に向かって一直線の光になることができる。

歌詞から読み取れることは、「ぼくたち」は『ぼくらのネットワーク』の主人公を含む、夢を追う途中の人たちです。

主人公は夢を追っていて、その途中で自分の持つ感性とはう色々な人に出会いますが、出会った人たちもまた夢を追いかけているのです。

出会った人から刺激を受け、ポンポンと順調に夢に向かって進んでいるようです。


好きを集めたネットワーク

ぼくらのネットワーク 叶えたい夢
追いかけている 真似できない
ぼくらのネットワーク 好きを集めて
みんなで踊ろ 繋がるネットワーク

主人公には叶えたい夢があります。

主人公の周りの誰かも夢を追っています。

それは、同じ夢ではありません。

夢は、真似をすることではないのです。

それぞれの自分の好きなことを集めて、みんなで夢を叶えて踊ろう。

それぞれ好きなことは違うから、みんなの好きや得意なことが集まれば、それは大きな効果を生み出すでしょう。

そして、何よりそれぞれが幸せなはずです。

それぞれの好きを合わせて、『ぼくらのネットワーク』がみんなと繋がれば、素晴らしいネットワークが誕生します。

タイトルにもなっている『ぼくらのネットワーク』には、未来への希望が込められているようです。

仲間がいれば無敵

きみきみお目目を丸くして
仲間がいるのに驚いて
ステキ無敵 花を咲かせ
恋の迷路 街の音色

夢を追うことは簡単なことではありません。

時には夢を持っていることを、そんなことできるはずがない、非現実的だと批判されたり、親や先生に反対されることもあるでしょう。

遠い夢だと感じて、自分から夢を諦めてしまいそうになることもあるかもしれません。

そんな時に、同じように夢に向かって頑張っている仲間に出会えたら、それはとても励みになります。

誰かと一緒に夢を追う「ステキ」な気持ち。

仲間がいることで感じられる、なんでもできそうな気がする「無敵」な気持ち。
やらずに諦めることほど後悔することはありませんよね。

落ち込んだり、夢を諦めてしまいそうになった時に、背中を押してくれるフレーズです。


まとめ

MVでは、DAOKOさんが渋谷の街を凛とした姿で歩いています。

渋谷という場所は、中田ヤスタカさんの楽曲イメージである渋谷系、ネオ渋谷系というところからイメージできます。

DAOKOさんの着ている服は、曲中でさまざまな色に変化します。

この色の変化は、今回、中田ヤスタカさんのプロデュースにより、DAOKOさんの印象が変化して行く様子にも感じられます。

歌詞の意味も重なり、DAOKOさんのように才能を花咲かせたり、また、夢を追う途中の方も、いろいろな才能を掛け合わせることでどんな色に染まることもできる、よりステキに、無敵になることができるというメッセージを感じました。

『ぼくらのネットワーク』で中田ヤスタカさんとコラボしたことにより、米津玄師さんとのコラボ曲『打上花火』の印象とは違った印象を与えてくれたDAOKOさん。

DAOKOさんの3rdアルバム『私的旅行』には、小林武史さん、水野良樹さん(いきものがかり)、中野雅之さん(BOOM BOOM SATELLITES)ら豪華制作陣が参加する曲も収録されており、楽曲を聴き比べてみたくなるボリュームになっています。

今後はどのような色に染まっていくのか、目が離せませんね。