BURNOUT SYNDROMES 『PHOENIX』歌詞の意味を考察・解釈

爪痕が残るくらい
拳を固く握り締め
今 オレンジの光の中へ

Wow oh

いつになく汗が身を引き裂く
未知なるハイ・ステージへ
“超アウェー”“勝ち目はねぇ”
吐かしていれば良い

傷を怖れ 羽撃かぬ人生なんて
剥製と変わらない
人は一生 夢と感動 喰らい生きてく
痛いくらい撥ねろ 心臓

鳥肌が止まらない
いのちが熱く燃えている
限界の先 その先で戦う喜び

ありったけを 解き放て
勝ち敗けすらも何処か遠く
時を止めた この一瞬が
スローモーションで煌めく

さあ さあ さあ
暴れな

静まり返る烏合
強豪の蠢くステージへ
『好き』以上『得意』未満
どんな夢もそこがスタート

勝利の味は楽勝より
悪戦苦闘の末が美味
ダイヤモンドみたく硬度上げた絆で
敵の鉄壁 砕いて

鳥肌が止まらない
いのちが熱く燃えている
熱狂の果て 五感は枯れ 世界に熔けてく

神風を巻き起こせ
信じる者を風は推す
黄金(きん)に輝くあの星まで
身を粉にしながら飛べ

熱中できる夢があるなら
燃え尽きることを恐れないで
上げろ 温度 胸の炎
オレンジの向こう
青く揺らめく青春へ

何度でも立ち上がれ
誇り高き不死鳥のように
このオレンジの光の中で

鳥肌が止まらない
いのちが熱く燃えている
限界の先 その先で戦う喜び

ありったけを 解き放て
勝ち敗けすらも何処か遠く
時を止めた この一瞬が
スローモーションで煌めく

さあ さあ さあ
暴れな

歌詞考察の前に

今回は人気ロックバンドBURNOUT SYNDROMESの楽曲である『PHOENIX』を考察していきたいと思います。

筆者が今作から感じとれたのは以下の点です。

・どこまでも羽ばたいていく

・何度でも蘇る

この点はタイトルや歌詞全体とどのように調和しているのでしょうか。
そしてアニメ「ハイキュー!!」との関連性も探していきたいと思います。

『PHOENIX』MVが2020年2月1日にネット上で公開されました。
公開から約2週間で150万を超える動画再生回数を記録しています。
また同年2月12日には同曲が 5th Single としてリリースされました。

今作についてボーカル&ギターの熊谷和海さんから次のようなコメントが寄せられていました。

「3期連続オープニング曲を任せていただくことになりました。狂喜乱舞しています! 

物語はいよいよ春高直前。かつての難敵と、未知なる強豪たちが火花を散らす『選抜合宿編』。このアツい展開を、パーティー感ある派手な楽曲で表現してみました。どんなオープニングとなるのか、楽しみにしていてください!」

https://news.nicovideo.jp/watch/nw6191739

第四期を迎えたアニメ「ハイキュー!!」への意気込みと今作への熱意がコメントからいっぱい伝わってきますね。

「パーティー感ある派手な楽曲」とあるように転調とアグレッシブな演奏が今作の見所ではないでしょうか。

特にイントロの軽快なギタースライドが物語の新たな開幕を表現しているようで興奮しました。

MVにも注目してみましょう。
学校内、屋上にてメンバーが豪快な演奏を披露します。
同時に一人の女子高生が登場し物語が展開されていきます。

彼女は階段を駆け上がり壁に阻まれながらも屋上にたどり着きます。
そして両手を大きく広げ自由を体感していました。

これはアニメのキャラやタイトルにも非常にマッチしています。
障害に阻まれながらも必死にもがき手にした自由を実感させてくれる作品といえるでしょう。

それではさっそく気になるタイトルや歌詞の考察を始めていきましょう。

タイトル『PHOENIX』とは

タイトルは「フェニックス」と読み意味は「不死鳥」となります。
歌詞にも登場しているので間違いないでしょう。

フェニックスはラテン語の呼び名であり「死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥」とされています。

その鳥のようにアニメキャラたちは何度でも立ち上がり困難を乗り越えて生まれ変わります。

敗北や過去のトラウマを経験し死んだような状態になってもそうするのです。
第一期から追ってみると「飛べない鴉」から自由に羽ばたき新たなステージを目指して第四期に到達しました。

日本代表を交えて今後どのような展開を見せるかが楽しみですね。

『PHOENIX』歌詞の意味

オレンジの光に包まれて

爪痕が残るくらい
拳を固く握り締め
今 オレンジの光の中へ

歌詞冒頭はアニメ主人公である日向翔陽(ひなたしょうよう) を連想させます。

「オレンジの光」とは彼の頭髪の色と光と関係のある名前や性格を描写しているようです。
チームメイトは彼のそのような魅力に惹かれ鼓舞されてきました。

同時に鳥野のユニフォームに含まれるオレンジも関係していると思います。
彼らがそれを着ることを歌詞は表現しているとも解釈できます。

「爪痕が残るくらい拳を固く握り締め」とは痛みや苦痛より期待と興奮また決意が勝っている状態を伝えています。

汗と罵声の中で

いつになく汗が身を引き裂く
未知なるハイ・ステージへ
“超アウェー”“勝ち目はねぇ”
吐かしていれば良い

「汗が身を引き裂く」とはとても興味深い表現の仕方です。
汗が流れる、垂れるという表現が一般的かもしれません。
しかし実際に激しいスポーツで汗を書くと全身を引き裂くかのように汗が流れ落ちるのを実感します。

試合の激しさと運動量を伝えるには十分過ぎるセンテンスです。

第四期を考えると「未知なるハイ・ステージ」春高優勝と日本代表に関するものだと考えられます。

文字通り主人公たちはアウェーであり実力派たちからすれば経験も浅くベンチ層も薄いので勝ち目がないように思われます。

今までの話を回想してみても過去のレッテルと外見判断で罵声を浴びせられてきました。

しかし彼らはそれらを気に留めません。
歌詞では吐かしていれば良いと強気な台詞で表現されています。

生きてる証

傷を怖れ 羽撃かぬ人生なんて
剥製と変わらない
人は一生 夢と感動 喰らい生きてく
痛いくらい撥ねろ 心臓

ここでは人の存在意義や生きる目的が語られています。

最初に剥製の例証が用いられています。
鳥なのに「羽撃かぬ」つまりはばたかないならばそれは動かない剥製とであると説明しています。

同じように人もさらなる高みを目指して羽ばたこうとつまり飛躍しようとしないならば死んだも同然と述べています。

生涯を通じて夢と感動を大事に生きていこうとのメッセージが伝えられています。

「喰らい」と「くらい」「感動」と「心臓」で綺麗にテンポよく韻が踏まれているところも心地よいですね。

全力で舞う

鳥肌が止まらない
いのちが熱く燃えている
限界の先 その先で戦う喜び

ありったけを 解き放て
勝ち敗けすらも何処か遠く
時を止めた この一瞬が
スローモーションで煌めく

「鳥肌が止まらない」とはどんな状態なのでしょうか。

人は「恐怖だけでなく、強い喜びや衝撃的な事実を知った」ときに上記の状態が見られます。
タイトルが不死鳥だけに関連ワードを重ねてきてますね。

「限界の先」とはアニメで見られる能力、高さ、速さ、チームワークの面でそう言えるでしょう。

彼らの欲深き「もっと」がさらなる高みへと運ぶ鍵となっています。

「勝ち敗けすらも何処か遠く」とは心温まるフレーズです。
試合に参加する両チームは当然ながら負けん気で出場し戦いの火花を散らします。

しかし激戦の末には両チームが互いを尊び友情関係を結びます。
勝敗に勝るそうした大切なものの存在を浮き彫りにしたフレーズだと思います。

「時を止めた この一瞬が スローモーションで煌めく」で特にイメージするのはアニメで観察できるスパイク時のシーンでしょう。

ジャンプ中の一瞬でブロッカーやオープンスペースを認知し最適なスパイクを叩き込むシーンが脳裏に浮かびました。

また勝利を左右する1点が決まった瞬間のことを述べているようにも感じます。

いずれにせよそうした一瞬が煌き大切に思えるのは彼らが全力を尽くしてコート上を羽いっぱい広げて舞っているからに違いありません。

好きこそものの上手なれ

静まり返る烏合
強豪の蠢くステージへ
『好き』以上『得意』未満
どんな夢もそこがスタート

見出しはことわざであり「誰でも好きでやっていることは一生懸命になり、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものだ」という意味があります。

まさにその点を『好き』以上『得意』未満 というフレーズで表現していますね。

そして経験豊富なキャラではなく主人公の日向のようなバレーが大好きで始めたキャラにはぴったりの歌詞ではないでしょうか。

そして多くの人の夢を追いかける理由となってきたと思います。

金の星を掴み取れ

神風を巻き起こせ
信じる者を風は推す
黄金(きん)に輝くあの星まで
身を粉にしながら飛べ

鳥は巧みに上昇気流に身をゆだね大空を舞い上がります。
同じように主人公たちも味方の激励と応援団の声援を背中に受け羽ばたきます。

「黄金に輝く星」とは「優勝トロフィー」であると筆者は解釈しました。

「身を粉にする」とは「とても苦労して体が粉々になるような思いをする」ことを意味しています。

彼らはまさに青春を犠牲にして体がぼろぼろになるまで練習に練習を重ねていきます。

不死鳥のように

何度でも立ち上がれ
誇り高き不死鳥のように
このオレンジの光の中で

ここの歌詞はタイトルに直結した最も熱い部分だと実感します。

記事冒頭でも触れたように「どこまでも羽ばたき」「何度でも蘇る」不死鳥を連想させられます。

強力なライバルや自身の限界が壁として立ちはだかります。
MVではシャッターが下ろされてその点が表現されていましたね。

それでも誇りを胸に何度も壁を飛び越えて前進していきます。
オレンジの光は地上で煌くのではなくはるか上空で輝きを増し人々に感動を与え続けていくことでしょう。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今作は生涯を通じて夢を追い続け決して諦めないことを勧める応援ソングです。

またアニメの登場人物たちと共に自分の夢を叶えたいと思わせてくれます。
タイアップとしてまた楽曲として最高の魅力が詰まっていますね。

スポーツに限らず仕事や学校、趣味や何かの資格取得などにおいて今作は背中押すナンバーとなるに違いありません。

BURNOUT SYNDROMES の勇気と希望に満ち溢れた歌声と演奏はとても魅力的で感動を覚えました。

今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。 

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