back number『オールドファッション』記憶を失う彼女を、全力で支える男のラブソング

出典:https://sp.universal-music.co.jp/backnumber/old-fashion/

よく晴れた空に 雪が降るような
ああ そう 多分そんな感じだ
変な例えだね 僕もそう思うよ
だけど君はそんな感じだ
一体どこから話せば
君という素敵な生き物の素敵さが
いま2回出た素敵はわざとだからね
どうでもいいか
単純な事なんだきっと
比べるまでもないよ
僕に足りないものを全部
君が持ち合わせていたんだ
悲しくなるくらい
ああ それを今数えてた所だよ
不安とか迷いでできている
僕の胸の細胞を
出来るなら君と取り替えて欲しかった
花は風を待って
月が夜を照らすのと同じように
僕に君なんだ
デコボコしてても 並んで歩けば
この道がいいと思った
お祝いしようって君が
なんにも無い日に言い出すのは決まって
僕がバレないように落ち込んだ時だ
不甲斐ないね
肝心な所はいつも
少し君の真似をして
はずれでも優しい答えが出せるように
鳥は春を歌って
いつだってそれに気付いてる君に
僕はなりたかった
僕と見た街は夜空は
どう映っていたんだろう
君は後悔していないかな
ねぇちょっと
そんなのどうだっていいの
ドーナツ買って来てよって
君なら ああ そう言うだろうな
単純な事なんだきっと
誰がなんと言おうと
どれだけの時間が命が巡ったとしても
風は花を探して
夜と月が呼び合うのと同じように
君には僕なんだ

はじめに

2018年11月21日に発売されるback numberさんの19枚目のシングル『オールドファッション』。

前作の「大不正解」では、アップ・チューンな曲の仕上がりに驚きましたが、『オールドファッション』はback numberさんらしい冬に聴きたくなる曲です。

TBS系金曜ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の主題歌として、back numberさんが実際にドラマのストーリー設計や台本を読んだ上で書き下ろしたという『オールドファッション』。

果たして歌詞はどのようなラブソングなのでしょうか。

『オールドファッション』歌詞の意味

不釣合いな二人

よく晴れた空に 雪が降るような
ああ そう 多分そんな感じだ
変な例えだね 僕もそう思うよ
だけど君はそんな感じだ

一番Aメロです。

歌詞の主人公は「僕」で、恋愛中だと思われる「君」への気持ちが綴られています。

「よく晴れた空に 雪が降るような ああ そう 多分そんな感じだ」

「君」がどんな存在であるのか、うまく言えないけれど、一語一語確かめるように伝えている様子が感じられます。

明るい陽射しの中で、キラキラと雪が舞い散る、ロマンチックな表現です。

一体どこから話せば
君という素敵な生き物の素敵さが
いま2回出た素敵はわざとだからね
どうでもいいか

一番Bメロです。

「一体どこから話せば」

ここがひとつ、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」とのつながりのカギになっていると思います。

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」は、若年性アルツハイマーにおかされ、記憶を失っていく女医の尚と、彼女を明るく健気に支え続ける元小説家の真司の、純愛ラブストーリーです。

続きの歌詞では、「君」に「君」の素敵さを伝えたいのか、2回「素敵」と言って、そして、「わざとだからね」と、わざわざ伝えています。

小さな会話を積み重ねていく、ほほえましい情景が浮かびます。

単純な事なんだきっと
比べるまでもないよ
僕に足りないものを全部
君が持ち合わせていたんだ
悲しくなるくらい
ああ それを今数えてた所だよ
不安とか迷いでできている
僕の胸の細胞を
出来るなら君と取り替えて欲しかった
花は風を待って
月が夜を照らすのと同じように
僕に君なんだ

一番サビです。

「単純な事なんだきっと 比べるまでもないよ」と、「僕」と「君」を比べてしまうのは、ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の尚と真司の置かれている立場。

尚は、医者の家系で自身も医者というお金持ち、一方真司は孤児として家族のいない中で生きてきた。

「君が持ち合わせていたんだ 悲しくなるくらい」。

サビの前半は、立場上の問題から、真司は尚に対し、少し遠慮がちに、本当に君の相手が僕でよいのだろうかと、不安になる感情が表現されています。

そして、サビの後半は、「不安とか迷いでできている 僕の胸の細胞を 出来るなら君と取り替えて欲しかった」と自信のなさが綴られています。

尚は気が強く、自分の意志にとても正直に、素直に生きている女性です。

真司は、そんな尚に対し、どこか控えめで、尚の強気な部分に押され気味な部分もあります。

しかし、立場に違いがある二人を、運命のような出会いで二人を引き付けたことを、自然なことだったと感じるように、「僕に君なんだ」と、僕には君が必要なんだとせつなく歌われています。

尚が病気だと真司に告げたとき、真司は「尚が病気でよかった。」と言いました。

生まれた環境の違いがあり、周りの反対から一緒になることができなかったけれど、お互いにハンデをかかえたら、二人で一緒に乗り越えていける、そう感じたのではないのでしょうか。

待ち受ける困難

デコボコしてても 並んで歩けば
この道がいいと思った

二番Aメロです。

尚が若年性アルツハイマー病だとわかり、二人でこれから過ごす日々は、困難がたくさんあるかもしれない。

それでも、「デコボコ」、と困難はあっても、二人で歩いていきたいという真司の想いです。

お祝いしようって君が
なんにも無い日に言い出すのは決まって
僕がバレないように落ち込んだ時だ
不甲斐ないね

二番Bメロです。

辛い時こそ明るくふるまう尚。

それがわかっている真司。

お互いを思いやる気持ちが、綴られています。

肝心な所はいつも
少し君の真似をして
はずれでも優しい答えが出せるように
鳥は春を歌って
いつだってそれに気付いてる君に
僕はなりたかった

聡明な尚に対し、どこか頼りない真司。

それでも、優しさだけはとても大きく感じられます。

「はずれでも優しい答えが出せるように」

尚との向き合いかた、どう支えたらいいのか、難しい病気と向き合いながら、日々考えて進もうとするのです。

二人で幸せになる

僕と見た街は夜空は
どう映っていたんだろう
君は後悔していないかな
ねぇちょっと
そんなのどうだっていいの
ドーナツ買って来てよって
君なら ああ そう言うだろうな

大サビです。

日を追うごとに、直前の行動を思い出せなくなってしまったり、恋人の名前を間違えてしまったり、忘れてしまう頻度が増してくる尚。

真司と出会ったことさえ、病気だったから?と思ってしまう不安。

そんな真司の想いを、尚は知らない。

幸せな日々は、いつまで続くのでしょうか。

タイトルとなっている、『オールドファッション』は、昔からある誰もが知るドーナツの名前ですね。

オールドファッションのドーナツのように、店舗には必ず置いてある定番商品、これからもずっと長く、あたりまえにある存在でありたい、そういう感じでしょうか。

単純な事なんだきっと
誰がなんと言おうと
どれだけの時間が命が巡ったとしても
風は花を探して
夜と月が呼び合うのと同じように
君には僕なんだ

ラストのサビです。

一番サビと同じ、「単純な事なんだきっと」ではじまるラストのサビ。

一番のサビは、尚と真司のおかれた状況の違いを描写していました。

それが、ラストのサビでは、「誰がなんと言おうと どれだけの時間が命が巡ったとしても」と、覚悟を決めたかの様に、強い意志の歌詞になっています。

どんな困難が訪れても、二人は出会うべくして出会ったのだと。

『オールドファッション』はお金持ち、貧乏、病気、健常者、どんな状況にあったとしても、好きになったら好きと、お互いを支え合う気持ちを表現した楽曲と言えますね。

まとめ

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の恋愛を描いた『オールドファッション』。

back numberさんの恋愛ソングの定番がまた1曲増えました。

どんなに困難な状況におかれても、ずっと二人で乗り越えていく。

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」を見ている方はぜひ、サビ以外のメロディの部分的な歌詞に注目してみてくださいね。

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