ASCA 『RESISTER』歌詞の意味を考察・解釈

君の声が届かない場所では
誰も教えてくれなかった 歪んだルール                

幼い頃に強く願った
夢の在り処を探す旅は始まったばかり


嘆いた時間はもう要らない
限界の壁を今すぐ壊して


枯れない強い想いで輝くPRIDE
どんな痛みに触れたとしても 変わらない記憶
視界を広げて見つけた誓いを抱いて
曇りなき目で選んだ道を君に繋ぐから


声を響かせて 運命に抗って行け
このままずっと息を殺して
変わらない未来睨み続け
生きていたくはない


千切れた心拾い集め
情熱の海へ今すぐ飛び込め
(Go to the outside of daydream)
(Break your limits)

叶えた弱い自分に宿したPRIDE
孤独の波に飲み込まれても 変わらない願い
理想を掲げて見つけた希望を抱いて
まだ見ぬ明日で微笑む君に辿り着けるから


声が届くまで 運命を貫いて行け

震える肩を抱き寄せ笑う
君がいるから歌い続けるよ


枯れない 強い思いで輝くPRIDE
どんな痛みに触れたとしても 変わらない記憶
視界を広げて見つけた誓いを抱いて
曇りなき目で選んだ道を君に繋ぐから


声を響かせて 逆境を切り裂いて行け(Ah-)
運命に抗って行け


PRIDE on myself
Ah


はじめに

『RESISTER』とは2019年1月13日にネット上で公開された楽曲です。
ASCAさん4枚目のシングルでありTVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第2クール オープニングテーマにもなっています。

上記のアニメは小説時代から高い人気を集めている作品であり今作がさらに人気に拍車をかけること必然です。

MVは港付近の倉庫でASCAさんが激しいダンスを披露しながら歌います。
衣装の控え目な配色や撮影現場から「綺麗」というより「暗い」感じを
彷彿しているように感じました。

アニメタイアップということでストーリーに見られる苦境の部分を強く
意識されてのことかと思いました。

タイトル『RESISTER』

そのまま直訳すれば「登録」という意味になります。
さらに半導体技術を元に作られる技術体系下では「レジスタ」
と呼ばれる高速動作と高速なデータ転送を可能とする特殊な
記憶装置が用いられています。

アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」でも
主人公が異世界へ強制ログインしてしまってからその世界で
「登録」されたと解釈することもできます。

さらに異世界へ自分が「データ転送」されたと解釈するなら
ば両者の意味合いは併合して理解することが可能になります。

それではさっそく『RESISTER』の考察の世界へログインして
壮大なスケールの歌詞への理解を深めることにしましょう。


『RESISTER』歌詞の意味

あの日消えた「君」を探して

君の声が届かない場所では
誰も教えてくれなかった 歪んだルール                

幼い頃に強く願った
夢の在り処を探す旅は始まったばかり


嘆いた時間はもう要らない
限界の壁を今すぐ壊して

今回の考察ではアニメに登場する人物を中心に
解釈していきたいと思います。
この記事では公式サイトが記載している一話ご
とのあらすじ内容に触れています。

アニメをご覧頂かなければわからない内容のネ
タバレは一切ありませんのでご安心下さい。

さて歌詞の冒頭では「君」が登場します。
これはアニメ作中の「アリス」だと思います。
そして主人公は「キリト」と「ユージオ」の
二人だと思われます。

ユージオは幼馴染のアリスが失踪してしまい
笑顔を見せなくなってしまいます。
「君の声が届かない場所」とはアリスのいない
現状を指しているフレーズに思えます。

さらにストーリー後半に登場する別名アリスを
見た二人が目の前のアリスが過去の幼馴染のア
リスではないと感じた時の感情を描写している
ようにも感じました。

「夢の在り処を探す旅は始まったばかり」という
表現はただの村人であったユージオがキリトとの
出会いをきっかけにアリスを救いたい一心で旅を
スタートさせたことに言及していると思われます。

「限界の壁を今すぐ壊して」とは自分たちの感じ
ていた文字通りの限界と物語終盤で登場する破壊
不可能であるはずの「セントラル・カセドラル」
の壁が砕けた点にもかかるのかと解釈しました。


「君」へと繋がる道を歩む

枯れない強い想いで輝くPRIDE
どんな痛みに触れたとしても 変わらない記憶
視界を広げて見つけた誓いを抱いて
曇りなき目で選んだ道を君に繋ぐから


声を響かせて 運命に抗って行け
このままずっと息を殺して
変わらない未来睨み続け
生きていたくはない

キリトとユージオはどんな試練に直面しても
色褪せない強い想いと意思を持っています。
それらを動力源として二人の誇りは輝きを
放つほどに気高いものとなっていました。

異世界で敵の攻撃を受けたキリトは現実世界で
は味わったことのない痛みに襲われます。
それでも頭から離れない記憶とは知らないはず
のユージオやアリスの名前のことだと思います。

二人は出会った時からアリス救出を誓い合い剣士
になることを目指しそれを曇りなき目標と定めた
のでした。

文字通りの強さと意思の強さを身に付けながら前進
する道はアリスへと繋がっているはずだと二人は固
く信じていました。

現実世界に戻れないという運命、アリスは救えない
という運命などに抗って生きることを二人は決意し
ています。
運命を指を加えてただ睨んでいることは出来ません。

「本当の」君の声を聞かせて

叶えた弱い自分に宿したPRIDE
孤独の波に飲み込まれても 変わらない願い
理想を掲げて見つけた希望を抱いて
まだ見ぬ明日で微笑む君に辿り着けるから


声が届くまで 運命を貫いて行け

キリトもユージオも初めはただの少年に過ぎず
非常に弱い存在でした。
それでも旅の過程で確固とした信念と誇りを胸
に宿していきました。

時折、仲間や敵の言動にうろたえ不安を覚え孤
独の波に飲まれそうな時もあったことでしょう。
それでも彼らがアリスを救いたいとの願いは不
変なのです。

アリスが変わり果てていることをまだ知らない
二人は幼馴染の頃のままのアリスが自分たちを
見て微笑む姿を希望として旅を続けます。

実際アニメ後半でアリスと出会った時には名前
も立場も性格も変わっていました。
彼らは動揺を隠しきれませんがキリトは当時の
記憶を取り戻すよう懸命に努めます。

それはユージオの前で幼馴染だった頃のアリス
に戻って話しをしてもらいたいと願ってのこと
でしょう。

キリトもユージオと出会ったのが定められた運
命だと受け入れてそれからの生き方を貫いてい
る様子が作中からも理解できます。


誰のものでもない「自分の誇り」

PRIDE on myself

「PRIDE on myself」とは「自分の誇り」という意味です。
歌詞全体にPRIDEという単語が多く出てきます。
タイトルになっても可笑しくないほど登場します。
今作のキーワードになっているのかもしれません。

歌詞全体とアニメ物語の最終目標が共通して1つにまとめ
られているような印象を受けました。
「君」という「アリス」を救出するという目標です。
そしてそのために二人が描く「PRIDE 誇り」です。

彼らの持つPRIDEは旅の目標を遂げるまで永続的に輝きを
放ち続けることでしょう。

まとめ

小説・アニメ・ゲームなど様々な媒体で人気を集めている
作品の主題歌だけあって歌詞全体も壮大なスケールだなと
実感させられました。

登場人物と歌詞をリンクさせて物語を展開していくとより
一層『RESISTER』を味わって聴くことができると思います。

日常生活で定められた運命を背負うことは余りないかもしれ
ません。
それでも誇りを持って仕事や勉強に励むといった態度は誰に
でも当てはまる教訓的内容だと筆者は感じました。

ASCAさんの今後の活動と次回作に期待して注目していきたい
と思います。