ALEXANDROS『Pray』歌詞の意味を考察・解釈

僕が君に
何か渡せるものがあるとするなら

教えてほしい
何が必要で 何が足りないのかを

それでも君は
一人で歩く
何もいらないとつよがって

祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光差すよう

Every time I see you hurt yourself
You try to move on with no help
だから今はLet me pray

胸の奥で
どんな本音 揺らぎ
せめぎ合っているか

知る由もない
云う必要もない
君だけの物だから


それでも渡すよ
君が本当に
「何もいらない」と言えるように

祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光渡そう

Every day I wish I would be there
But someday I might disappear
だから今はLet me pray

祈りたいよ
祈りたいよ

祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光差すよう


Every time I see you hurt yourself
You try to move on with no help
だから今はLet me pray

祈りたいよ
祈りたいよ


はじめに

『Pray』とは2019年5月30日にネット上で公開された楽曲です。
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』主題歌となり巨大スクリーンにて
ゴジラと共に多くの方に知られるようになりました。
動画再生回数も投稿から僅か10日経過した現在で50万を超える人気ぶりです。

今作について歌い手のALEXANDROSボーカルである川上洋平さんのコメントを
ご紹介したいと思います。

~川上洋平さんのコメント~

東宝さんからご連絡があったと聞いた時
「ヤバイ、昔勝手にゴジラの曲を作ったのがバレた!」とお叱りのご連絡かと思いましたが、違いました。
というわけで、この度『GODZILLA ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本版主題歌を担当させていただきました。身に余る光栄です。
冒頭にあるように本当にゴジラが好き過ぎて頼まれてもないのに主題歌を作って東宝さんに送るという暴挙をはたらいたこともありました(kaijuという曲です)。
いつの日か何でもいいからゴジラの映画の作品に関わりたいと思っていたのでとても嬉しく思います。
到着まもないラッシュを鑑賞させていただいた直後ぐらいにはもうすでに曲全体のフラッシュアイデアが閃き、早速着手し始めました。あとはもう映画のムードに誘き寄せられるようにアレンジも出来上がって行きました。それぐらい訴えかけてくる映画でした。
是非ご覧いただきたい。
(光栄なことに)完全なる回し者になりましたが、それとは関係なく本当に最高にかっこよく、素晴らしい映画なので一映画ファン、ゴジラファンとしてオススメしたい。
是非ご覧あれ!


https://realsound.jp/2019/04/post-347127.html  Real Sound より

川上さんの「ゴジラ愛」の強さがコメント全体に滲み出ていますね。
「kaiju」是非一度聴いてみたいですね!
以前、川上さんが送られた曲の存在を知り東宝さんが連絡したかどうかは
定かではありませんが東宝さん側の気遣いと優しさも感じますね。

MVの内容と曲調は「打ち寄せる波」のシーンからスタートし、SEフェード
インからの穏やかなギターリフで雰囲気作りをしていきます。
そして大きな瞳が映ると共に川上さんの綺麗過ぎる美声が放たれます(震)
曲の後半に差し掛かりギター&ドラムフィルが徐々に暴れ出していきます。

また川上さんの「祈る」ように歌う仕草や表情にも注目してみて下さい。
序盤の期待感を高める演出と後半の躍動感に満ちた演出のギャップに魅了
されること間違いなしのナンバーです。

それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていくことにしましょう。

タイトル『Pray』とは

『Pray』とは「祈る」「祈り」「捧ぐ」という意味合いがある英単語です。
今作の歌詞全体を考察し熟慮するとさまざまな解釈ができると思います。

1つめは主人公が大切な存在である「君」の不足が埋まるようにと祈っていると
いうことです。
2つめは川上さんが大好きな映画「ゴジラ」に今作を「捧ぐ」という意味です。
どちらも併合して考えられる解釈だと筆者は思っています。

上記からタイトルには「大切な人への願いを祈りに込め」「映画ゴジラへ捧げて
いる」という点が扱われているのでしょう。


『Pray』歌詞の意味

「君」の不足を埋めたくて

僕が君に
何か渡せるものがあるとするなら
教えてほしい
何が必要で 何が足りないのかを

今回の考察では主人公である「僕」を一人の青年として
扱って進めていきたいと思います。

彼にはとても大切に思っている人物がいました。
それは「君」で表される人物です(今回は女性とします)

「何が必要で何が足りないのか」とあるように彼は彼女の
過不足に関心があり、自分が力になりたいと思っています。


祈願―まっすぐ歩けるようにと

それでも君は
一人で歩く
何もいらないとつよがって
祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光差すよう

彼女のためになにかをしてあげたいと願う彼の気持ちとは
裏腹に、彼女は一人で強く生きて行くことを決めていました。
「何もいらない」という言葉の中には「誰かの力に頼らない」
という意味も含まれていたに違いありません。

少し突き放されたように感じた彼は、彼女から一歩身を引いて
彼女のために祈りを捧げることにしました。
「迷わないように」つまり彼女が今後の人生で重大な決定をす
るときに判断に迷わないようにとの願いでした。

「光差すよう」とは自分ではない誰かが彼女の導き手となる、
あるいは希望が与えられるように願ったのでしょう。

彼の捧げる祈願はすべて彼女の福祉を気遣う内容だったのです。

祈ることしかできない

Every time I see you hurt yourself
You try to move on with no help
だから今はLet me pray

英語の部分の意味は「彼女が自分を傷つけるのを見る、
そしてそのたびに彼女は助けを借りずに進もうとする」
様子を示しています。

これは彼女の強がりと他者への気遣いがいりまじった
感情であることを理解できます。

上記の理由から主人公は「Let me pray」つまり彼女
のために「祈りを捧げる」ことしかできないのです。

本当は彼女の側でいつも支えてあげたいというのが彼
の本心でしょう。
それでも触れることや支えとなる励ましを述べること
すら彼女は許容してくれません。

言葉にならないもどかしさを彼は心の内で感じていた
はずです。

両手で彼女を抱きしめるかわりに両手を合わせて祈る
ことで彼は彼女への想いを伝えるのでした。。

まとめ

いかがだったでしょうか。
純粋なる彼女へのストレートな気持ちを忠実に描いた
歌詞でしたね。

今回の考察では珍しく映画の登場人物に触れませんで
した。
今作は歌詞の中の登場人物を断定しない方が幅が広が
ると考えたからです。

筆者を含めたくさんの方が経験する心情だと思います
が、身近に居る人から必要とされないもどかしさが痛
いほど伝わってきたのではないでしょうか。

そして東宝さんにkaijuという曲を送ったときの川上さ
んの願い「これ使われたらいいな」というような願い
をも感じることができました。

アンセム要素のある今作に「祈り」を乗せて神秘感も再
現していた点にも注目できますね。
映画世界観をバックから支える重要な働きをしています。

巨大なゴジラに見合ったスケール感の大きい曲調にも感
動を覚えました。

ALEXANDROSの素敵な楽曲に感謝したいと思います。
そして次回作と今後の活動にも期待し注目していきたい
と思います。