あいみょん『真夏の夜の匂いがする』歌詞の意味を考察・解釈

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色恋も踊り出す
今夜は私もその一人?

真夏の夜の匂いがする
私には分かる危険な香り
いろいろな問題も溢れ出す
今夜も帰路にて頭を冷やす

もっと自由に グラスを片手に
人生を謳歌 人生を歌おうか
「そんなことできたらなぁ」

真夏の夜の匂いがする
偉そうに睨む魔物がいる
有耶無耶な地図で惑わされる
迷子の迷子の子猫になる

ああ 気づけばほら
踊らされる クセになってる
抜け出せない

天国か地獄か
分からない道を行こう
振り切って進んで行こう
簡単じゃないからハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

根拠のない台詞に騙されたら最期
最高の財宝がきっとここにあるはず
フラつく脚が不思議とお菓子な家へ
快楽へと ご苦楽へと
吸い込まれていく

ああ 気づけばほら
脳味噌の中に溶けていく
いとおかし

天才か?真逆か?
分からない未知の人
ふざけんな もうどうしよう
完璧な答えが出ないまま行くんだろう
愛の価値もこの人間も

かと言って裏切れなかったんだ
可も不可もなくここに立った
真夏の夜の匂いが誘った私の身体
「いらっしゃい」
ほらまた聞こえた

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色恋も踊り出す
今夜は私もその一人?
今夜は私もその一人?
今夜は私もその一人?

天国か地獄か
分からない道を行こう
振り切って進んで行こう
簡単じゃないからハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

はじめに

『真夏の夜の匂いがする』とは2019年6月26日にネット上で公開された
楽曲です。
同年7月24日リリース 8thシングル の Teaser映像が本日公開されました。
50秒ほどの短い映像はファンを焦らしながら期待感を煽るニクイ仕上がりです。

さらに7月19日には全く新たなフルMVが公開されファンを驚嘆させていました。

7月9日からスタートするTBS系 火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」
主題歌 ともなっており多くの方から注目されています。

今作タイアップにあたってあいみょんさん、そして主演の石原さとみさんから
コメントが寄せられていますのでご紹介します。

あいみょんコメント

この楽曲は台本を頂いてから書き下ろしを進めていったんですが、今回は自分の中で「クセになる」というのをテーマに、聴いた人の耳を離れない楽曲になればいいなという思いのもと作詞作曲を進めました。ドラマもクセのある人物がたくさん出てくると思うので、ドラマと楽曲がマッチングするんじゃないかなと思っています。

ドラマが始まるのも楽しみです。 今年の初めに石原さんと番組でご一緒させて頂く機会があり、その後ライブにも足を運んでくれて、是非また一緒に何かできたら嬉しいな。と思っていた矢先に、石原さん主演のドラマ主題歌の書き下ろしのお話を頂いて、純粋に嬉しく思いました。
今回石原さんが演じる、黒須仮名子は破茶滅茶だけど、何故かクセになる放っておけない人物。

「真夏の夜の匂いがする」もそういうクセのある存在で、聴く誰かの身体に、耳に、目に残って、抜け出せないものになればと。
楽曲の中を彷徨わせたいです、ズブズブに。是非、楽しみにしていて下さい。


https://www.tbs.co.jp/Heaven_tbs/news/ TBSテレビ より

石原さとみコメント

先日初めて主題歌を聞き、また新しいあいみょんさんだ!!と感動しました。一度聞いたら耳から離れないフレーズとメロディ、なによりもあいみょんさんの声が本当にかっこいいです。歌詞も『Heaven?』にぴったりで、本能的な仮名子や振り回される周りのキャラクターに寄り添ってくれている感じがして嬉しかったです。この主題歌に合うドラマが作れるよう引き続き撮影楽しみたいと思います。


https://www.tbs.co.jp/Heaven_tbs/news/ TBSテレビ より

あいみょんさんご自身がコメントされているように「クセになる」が
今作のテーマとなっています。
実際に今作を聴いてみると俗に言うスルメ曲の代表例のようなメロディーであり
噛めば噛むほど味わい深くずぶずぶとハマってしまいます。

また耳や目といった「五感」に残る要素が非常に多く盛り込まれているのだと予
想されます。
是非フル公開を楽しみにしていきたいと思います。

石原さとみさんのコメントからは今作がドラマ登場人物に寄り添っているような
内容であると述べていますね。
あいみょんさんの独創的な世界観のみならずドラマ世界観も活かして共存させて
いることを理解できました。

さて今作の曲調ですが「奇妙」「不思議」といった印象を受けました。
さらにシングルジャケットやMVでも用いられている「紫色のベンチ」がなんと
も言えない「アダルティー&ムーディー」な露出をしています。

そして新たに公開されたMVでは無表情のあいみょんとスーツを着た大人たちと
難解な構成になっていました。

タイトル『真夏の夜の匂いがする』とは

タイトルの「真夏」は夏、特に本格的に熱くなってきた夏の季節を指します。
そして時間帯は夜です。
真夏も夜も実際には匂いがしないので比喩的表現であることを理解できます。

あいみょんさんのコメントからも理解できますが、鼻だけでなく耳で聞こえたも
のから、あるいは目で見たものから「匂い」のようなものを感覚的に捉えてタイ
トルのような表現を用いることがあります。

MVを見る限りでは、真夏の夜の匂いとは「カップルがベンチで愛し合う」また
二人の時間を満喫することに深い関連があるのだと筆者は解釈しました。

またドラマの登場人物たちの「破天荒さ」「自由奔放さ」も一つの匂いとして
包含しているのではないかとも考えています。
間違いなく言えるのはあいみょんさんの作品で「匂い=鼻」という単純な公式
はなりたたない、むしろそれ以上の多岐に渡る意味合いを持つと言えます。

『真夏の夜の匂いがする』歌詞の意味

ゴールのない出口へと誘う

この夏の夜の匂いがする
偉そうに睨む魔物がいる
うやむやな地図で惑わされる
迷子の迷子の子猫になる(Ah Ah…)

この部分での歌詞は「真夏の夜が醸し出す独特の雰囲気」を
伝えています。
それは「偉そうに睨む魔物」のように威圧的に感じることが
あると例証しています。

ある場合、誰かに「睨まれる」ときに「刺すような視線」を
感じると表現したりします。
真夏の熱さがそのような刺激を人に与えることを描写してい
ると解釈できます。

「うやむやな地図で惑わされる」とは夏の熱さで意識が朦朧
とすることを示唆しているのかもしれません。
フラフラとよろめく人の姿はまさにうやむやな地図を見なが
ら道に迷う旅行者のようです。

夏が魔物で、人が子猫という関係性から人が夏の雰囲気や熱
さに抵抗するのは非常に困難であることが見えてきます。

不本意なダンス

気づけばほら
踊らされる
癖になってる
抜け出せない

夏の雰囲気に一度飲まれる、あるいは屈すると無意識の内に
人は行動してしまう時があります。

これは一例ですが行きたくもない場所にフラフラと彷徨った
り普段なら断る相手とも交際したりとさまざまでしょう。
また普段は集中して物事に取り組む人が怠惰になることもあ
ります。

これらすべては夏に踊らされていると表現するのが適切です。
例えるなら通常ダンスなど踊らない人が二次会の雰囲気で踊
ってしまうかのようです。

「夏の雰囲気」という匂いを身体全体で嗅いでしまった人は
不本意なダンスを踊るように行動してしまうのです。

ドラマの主人公である黒須仮名子は非常に風変りで破天荒な
キャラクターです。

彼女はまさに「真夏の夜」のオーラを醸し出しており、彼女
と接点を持つ人物は彼女に戸惑いながらも翻弄されていきま
す。

このように夏の特徴を登場人物にも重ね合わせているところ
も合わせて注目したい点と言えるでしょう。

容易に決定できない良し悪し

天国か地獄か
わからない道を行こう
振り切って進んで行こう
簡単じゃないから
ハマっていくんだろう
恋も観念もこの人生も

ここでは3つのテーマについて論じられています。
「恋」「観念」「人生」です。

そしてそれぞれを「天国」なら白、「地獄」なら
黒と簡単には決定づけることはできないと述べて
います。

さらに積極的な見方として容易に決定づけること
ができないからそれら3つは楽しめるのだと歌詞の
中で綴られています。

この部分はあいみょんさんの人生観や恋愛観などが
そのまま具現化している部分なのかなと感じました。
作品の多くもストレートというより奥深く複雑に絡み
あった内容という印象です。

さらに「天国か地獄かわからない」という部分がドラ
マのタイトルに含まれた「Heaven?」の疑問形にリ
ンクしていると予想できます。

現在ではここまでの考察ですがフル公開後にまた追記
させて頂きますのでお付き合い下さい。

まとめ

イントロの怪しげな音使いが真夏の「ベタベタ感」や
ハマってく「ズブズブ感」をリスナーに与えてました。

カップルたちの一つ一つの動作にどんな意味があるの
だろうかと考えている内にMVが終わってしまいます。
この先どうなるのだろうという期待感を持たせる非常
に巧みな構成でした。

合わせてドラマの方も確認してより一層味わい深い考
察が出来ることを筆者は望んでいます。
皆さんもドラマと今作を併合して自分なりの考察を楽
しまれることをお勧めします。

あいみょんさんの今後の活動と次回作に期待し注目し
ていきたいと思います。

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