After the Rain『四季折々に揺蕩いて』美しく移り変わる季節を感じる理由。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=M7sr5zv1EkI

水上から 花は道も狭に
木漏れ日が足を止めたら
其処でお別れ
口に残る ずっと好きでした
恋い焦がれている時間など
ボクにないのだ
間違っても 間違っても
「君は恋しちゃいけないよ」
バレないように耳打ちした
あの日は遥かの空
夜桜よ舞え 踊れ
夢と歌詠鳥を乗せて
翌なき春まで行け
たとえ君が忘れてしまっても
涼風よ舞え 踊れ
夏と汗ばむ君の髪が雲に隠れても
ずっと見惚れたい
季節の折々にて
あやすように 伽してくれた夜は
掬えども指の隙間を
するり溶けていく
君に触れて 優しくされてから
待ち望んでいた季節が
いたずらに過ぎる
間違ったな 間違ったな
「君に恋してしまったな」
甘いものはもういらないくらい
好きみたいです
秋雨よ舞え 踊れ
白帝と律の調べ
頬の下紅葉 雨催い
憂いを 傘で寄り添う理由に
風花よ舞え 踊れ
夜の静寂を連れて
その手 左のぽっけに入れたら
寄り添おう
季節の折々にて
四季折々の風が 君を素敵に飾る
遠い夢のまた夢へ
ボクを連れて行ってよ
春と黒髪 夏の浅瀬
秋色の頬 冬は寝起きの悪い君も
ボクは ボクは どれも好きだったよ
山紫水明 染まる君と
百花繚乱の日々よ
記憶の彼方へ
ずっと見惚れたい ずっと触りたい
さよなら さよなら
季節の折々にて


はじめに


今回は、マルチクリエイターで素敵な歌声のまふまふさんと、男性シンガーそらるさんのユニットAfter the Rainの『四季折々に揺蕩いて』を考察していきます。

楽曲全体を通して聴いてみると、「お別れ」や、「好きでした」などのワードから、男女の恋愛、別れを歌っていることが想像できます。

タイトル、楽曲の音、MVの男女のキャラクターは日本的で「和」の情景が強く、歌詞も響きの美しい「和」の言葉が並んでいます。

MV中にところどころ出てくる、歌詞には入っていないセンテンスを歌詞解釈のヒントとし、使い慣れない言葉の意味を読み取りながら、考察してみます。

『四季折々に揺蕩いて』歌詞の意味


歌詞の全体像


1番の歌詞の季節は、春と夏。

2番の歌詞の季節は、秋と冬。

好きな人に想いを伝えられない「少年」目線の恋の歌だとイメージできます。

なぜ「男性」ではなく、「少年」をイメージしたか。

MV中のキャラクターのイメージもありますが、「ボク」、「あやすように伽してくれた夜」、「左のぽっけ」など、「男性」というには少し幼さを感じたからです。

逆に恋の相手の「女性」は、「少女」ではなく「女性」のイメージです。

少年が年上の女性に恋をしている、そして、恋をしてはいけない女性、例えるなら、先生と生徒のような関係なのかもしれません。

気になるMV中に現れるセンテンス


水上から 花は道も狭に
木漏れ日が足を止めたら
其処でお別れ


MV「ここから先は 違う世界だから」

これは、「お別れ」の理由だと解釈します。
「違う世界」といのはここではまだわかりません。
今の状況とは違う状況におかれる未来があり、好きなのに別れなければならない環境がこの先にあることを予感させます。

口に残る ずっと好きでした
恋い焦がれている時間など
ボクにないのだ


MV「好きだという気持ちすら言えなかった」

歌詞の「口に残る ずっと好きでした」と重なります。
言えなかった気持ち、言いたくてあふれ出しそうな想いを「口に残る」と表現されています。

間違っても 間違っても
「君は恋しちゃいけないよ」
バレないように耳打ちした
あの日は遥かの空
夜桜よ舞え 踊れ
夢と歌詠鳥を乗せて
翌なき春まで行け
たとえ君が忘れてしまっても
涼風よ舞え 踊れ
夏と汗ばむ君の髪が雲に隠れても
ずっと見惚れたい
季節の折々にて


MV「たとえ君が亡くなってしまう運命だとしても」

ここで、「お別れ」、「違う世界」の意味がわかります。
死んでしまう女性に対する、少年の恋心だったのですね。

あやすように 伽してくれた夜は
掬えども指の隙間を
するり溶けていく


MV「そんな大切な日々を 余さず救っていたのに」

一緒に過ごした日々を、大切に過ごしていたはずなのに、別れの未来が訪れてしまう
せつなさ。

君に触れて


MV「泣き虫なボクを慰めてくれるように」

「ボク」の幼さが表れている感じがします。
年上の「君」が、いつも「ボク」に優しく接してくれていたことを思い返し、過ぎ去った季節に、次のこの季節を一緒に過ごすことができないのだろうと予感させます。

四季折々に揺れる気持ち


ラストのサビは、1年を通し、もう戻れない、おそらく「君」が「違う世界」へ行ってしまってからの寂しい思い出が綴られているようです。

「山紫水明」とは自然の風景が美しいこと。

「百花繚乱」とは花が咲き乱れることです。

四季折々、春、夏、秋、冬、「ボク」が「君」と一緒に過ごしてきた季節が、とても美しく、輝いていたのでしょう。

まとめ


この楽曲は、「和」の情景、四季折々に移り変わる季節と、季節の変化に合わせるように、気持ちも揺らぎ、変化して行く様子が綴られている歌詞ではないかと考察します。

季節が移り変わるたびに、美しい思い出が蘇る、はかなくもとても美しい歌詞です。

難しい言葉が使われている歌詞ですが、自分なりに解釈してからMVを見てみると、より深みが増してすばらしく感じられるはずです。

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