RADWIMPS『棒人間』歌詞の意味・考察と解釈

RADWIMPSさんの『棒人間』といえば、ドラマ「フランケンシュタインの恋」だ!と思う方もいるかもしれません。

しかし皆さん、歌詞の内容まで深く考えて聞いたことはありますか?

意識したことがない方のために、砂糖塩味が簡潔に『棒人間』の意味解釈をしてみようと思います!

あくまで自己解釈ですが、読んでいただければより良い曲に聞こえますよ!

タイトル『棒人間』の意味

「棒人間」とは人を極端に簡略化して書いた絵のことです。

つまり完璧な人ではないということですね。

そんな普通の人の中に溶け込めない人の感情を描いた曲です。


『棒人間』のテーマ

実はこの「棒人間」、2017年4月に放送されたドラマ「フランケンシュタインの恋」の主題歌になりました。

もともとドラマのために描いた曲ではなく、出来上がった曲をドラマプロデューサーが聞いて、ぴったりだ!と思い主題歌に適用されたそうです。

「フランケンシュタインの恋」は、ある事件をきっかけにフランケンシュタインとして生まれてしまった主人公が、人間世界で人との付き合いにあくせくしながらも生活していく物語です。

自分は人とは違うんじゃないか、ちょっと生きにくいなと悩んでる人に聞いてほしい曲です。

登場人物

登場人物は「僕」一人です。

「僕」が人に対しての想い、自分との葛藤を歌っています。

それでは歌詞解釈にいってみましょう!


RADWIMPS『棒人間』歌詞の意味

憧れの人間になりたい僕

ねぇ 僕は人間じゃないんです ほんとにごめんなさい

そっくりにできてるもんで よく間違われるのです

僕は人間じゃないんです じゃあ何かと聞かれましても

それはそれで皆目 見当もつかないのです

「僕」は人とは違う自分に悩んでいます。

周りが当たり前にできていることができない。

そこから自分は人間ではなく、しかし自分が何者かさえも分からないのです。

見た目が人間なもんで 皆人並みに相手してくれます

僕も期待に応えたくて 日々努力を惜しまないのです

笑顔と同情と謙遜と 自己犠牲、朝気象に優しさと

優に1億は超えそうな 必要事項を生きるのです

「僕」は人が好きです。

周りに好かれたいので、自分の目指す人間像を目指して努力をしています。

周りから認められたいのですね。

しかしまったくもってその甲斐もなく 結局モノマネはモノマネでしかなく

一人、また一人と去ってゆき 人間が剥がれ落ちるのです

大切な人を幸せにしたり 面白くないことで笑ってみたり

そのうち今どんな顔の自分か わからなくなる始末です

しかし、いくら自分を着飾ったとしてもいつかは剥がれ落ちてしまいますよね。

生活していくうえで時には思ってもないことをしなければいけないときがあります。

自分の本心で行動したかと思えば、本心ではないことを振る舞ったりと、人間は忙しい生き物です。

その中で自分は一体なんなんだとなってしまったのです。

ねぇ、僕は人間じゃないんです ほんとにごめんなさい

そっくりにできてるもんで よく間違われるのです

僕は人間じゃないんです じゃあ何かと聞かれましても

それはそれで皆目 見当もつかないのです

人に好かれようとしても、人が離れてしまった「僕」。

自己嫌悪になっています。

どうすればいいのか分からないのです。

実は誰よりも人間らしい

僕もいつの日にかホントの 人間になれるんじゃないかなんて

そんな夢を見ていました 夢を見ていました

ほどよくテキトーに生きながら ほどよくまじめに働きながら

全然大丈夫なフリしながら たまに涙流しながら

ほどよくテキトーに生きて、大丈夫なフリをしながら涙を流して。

本当は誰よりも人間らしい「僕」。

しかし、隣の芝は蒼いと言いますが、他の人と比べるとその良さが際立って見えてしまい、全然ダメだと感じています。

手に入れた幸せは忘れるわ 自分のことばかり棚にあげるわ

怒らせ、苛つかせ、悲しませ 僕はいったい誰ですか?

どうせこんなことになるのなら はじめから僕の姿形を

人間とは遥か程遠いものに してくれりゃよかったのに

ここも人間らしいですね。

人間ですから、大切なことを忘れることもありますし、人との関わりで怒らせたり悲しませるのは避けては通れません。

しかし「僕」はとても優しいのです。

自分と人は異なっているので衝突は必ずあるのですが、いっそ自分が人間ではない別の生き物だったらこんな衝突もなかったのにと。

真面目で温かい人ですね。

誰かのために生きてみたいな 生まれた意味を遺してみたいな

この期に及んでまだ人間みたいなことをぬかしているのです

人間として初歩中の初歩を 何一つとしてできないままに

よくもまぁそんな気になれたもんだ 怒るのもごもっともです

もうそんなこと言わないで!と言いたくなります(笑)

憧れの人間像になれないと苦しんでいる「僕」。

自分は憧れからかけ離れたところにいるのですが、それでもそこにたどり着きたいのですね。

ありのままを愛してほしい

僕は人間じゃないんです ほんとにごめんさい

そっくりにできてるもんで よく間違われるのです

僕も人間でいいんですか ねぇ誰か答えてよ

見よう見まねで生きてる 僕を許してくれますか

本当はそんなありのままの愛してほしい「僕」。

自分は人と少し違うのかな。

そう感じることは生きていくうえできっと何度も経験していきますよね。

目指している自分になりたくて悪戦苦闘して、そんな自分でも受け入れてほしい、それが人間です。

僕は人間じゃないんです ほんとにごめんなさい

そっくりにできてるもんで バッタモンのわりにですが

何度も諦めたつもりでも 人間でありたいのです

今まで人間ではないと自分を否定してきた「僕」。

しかし最後に初めて、「人間でありたい」という意志を表に出しています。

少し卑屈気味になっていた「僕」ですが、それでも少しずつ自分を認めてきています。

誰でも、心の中にいろんな感情を抱えていて、それは完璧に見えるあの人にも当てはまります。

人間になりたいのは「僕」だけではないのです。

まとめ

「僕は人間じゃないんです」という歌詞がよく出てくる「棒人間」ですが、人間であるファンから絶大な人気を誇っています。

「この曲は泣ける」という声も多いですし、皆目指している人間になりたくてもがき苦しみながら生きているのですね。



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