Neru『脱法ロック』歌詞の意味・解釈と考察

Neruさんの『脱法ロック』とてもいい曲ですよね!
しかし歌詞の意味まで読み解いてる人は少ないと思います。
そこで今回も私、砂糖塩味が『脱法ロック』の歌詞の意味を解釈してみたいと思います!

 





タイトル『脱法ロック』の意味

脱法ロックのタイトルは「脱法ハーブ」とかけています。
脱法ハーブのように中毒性・依存性のあるロックという意味です。

さらに脱法ハーブのような危険さを持つと同時に、人の心を大きく動かす可能性を持つロックを指しています。

『脱法ロック』のテーマ

脱法ロックは心に大きな不満を抱えた人を、音楽の世界へ導く曲。
自殺防止ソングとも言えます。

脱法ロックは「首つる前に」というフレーズから始まります。

著名なミュージシャンの中には若くして自殺を選んだ人が多数います。その人たちが残した音楽は今も語り継がれる名曲です。

自死を選ぶほど大きなものを背負っている人が、その内面を音楽にぶつけ、多くの人の心を刺激する曲が誕生する。

脱法ロックは「どうせ死んで終わりなら、人生全てをかけた音楽を作ろうぜ」というメッセージが込められていると感じました。





Neru『脱法ロック』歌詞の意味

自殺防止のメッセージ

首吊る前に アンプを繋いで
ストラト背負って クラプトン弾いて
テレキャス持った 学生をシバいて
さあ トリップしよう 愛すべき世界へ

この部分は自殺の名所によくある、自殺防止の看板と同じ役割。
死ぬ前にロックの世界に身を投じよう」と語りかけています。

『首吊る前』はつまり死ぬ前。
トリップは「薬物で気持ちよくなる」という意味です。

ストラトとテレキャスはギターの名前。
クラプトンはミュージシャンのエリック・クラプトンを指します。

はーなんて時代に 生まれたもんだ
ドラえもんは居ないし ポッケは無いし
バカは死なんと治りゃしないし
もう どうにでもなれ

社会に対するどうしようもない不満をあらわします。

ロックの歴史には、社会に対する不満を爆発させたようなバンドが多く存在します。
たとえばセックス・ピストルズが有名で、反政府ソングなどを歌った事で反社会勢力とみなされました。

「どうにでもなれ」は、不満を音楽にぶつけろという意味です。

不満を叫べ

天国が呼んでいる
千鳥足でざわつくパーティーピーポーはファックオフ
どうして渋っている 早く音量を上げてくれ

ファックオフ(Fuck off)は「消え失せろ」という意味です。

心の感じる不満を、なんでさらけ出さずに渋っている?
不満や窮屈さに苦しむ人へ、「その不満を叫べ!」と言っています。
もちろん音楽に変えて。

脱法ロック=人生全てを賭けて生まれる音楽

エビバリ
現実逃避に縋れ 縋れ
負け犬になって吠えろ 吠えろ
理想像なんて捨てろ 捨てろ
それが 脱法ロックの礼法なんですわ
最底辺に沈め 沈め
社会不適合者に堕ちろ 堕ちろ
自殺点ばっか決めろ 決めろ
それが 脱法ロックの礼法なんですわ

年中イキっていこう

サビの部分はほとんど言葉通りです。

自殺点とはサッカーなどで自分側のゴールにシュートする事。つまり自分に不利な行動です。

脱法ロックはただのロックと違い、人生全てをかけて表現する音楽です。現実を捨て、客観的に見て人生の負け犬になり、理想を捨てて挑む。

音楽に全てを賭けるので、社会的には最底辺になり、社会不適合者に落ちる。まるで自殺点を決めるように。

こうした生き方の末に生まれるのが、まるで脱法ハーブのようにトリップできる音楽。つまり『脱法ロック』です。

本番はここから

ウェルカムトゥザファッキンサーカス 脳内はパリラパリラ
グッモーニンミスタークレイジー 気分はどうだい
ただ 本番はここからです

ノイズが混じっている
おつむハッピーで狂ったキツネはキックアウト
そんなのはどうでもいい さらに音量を上げてくれ

サーカスはロックの世界で活動する人たちの様子。
全員脱法ロックの世界に飛び込んだ人で、音楽で普通の人を楽しませる、まさにサーカス。

ファッキンは強調語の「fucking」。日本語に訳すと『マジパネぇサーカス』といった意味です。
あまり品の良くない表現ですが、アメリカの若者はよく言っているんだと思います(笑)

脱法ロックに目覚めた者へ、「本番はまだこれからだ」と言っています。

どうせ死ぬなら、最後に思いっ切り何かをやろうぜ!」というメッセージ

愛想なんていらない いらない
化学反応を起こせ 起こせ
プライドはポイと捨てろ 捨てろ
それが 脱法ロックの礼法なんですわ
体裁なんて知らない 知らない
ボリューム一つも下げない 下げない
のべつ幕無しにキメろ キメろ
それが 脱法ロックの礼法なんですわ

年中イキっていこう

脱法ロックを演奏するミュージシャンは愛想を振りまく必要はない。
体裁が整っていなくてもいい。

恥ずかしいとか、どう思われる/見られるかといった事を気にするプライドを捨て、ボリュームMAXでギターをかき鳴らすように、のべつ幕無しに(絶え間なく)演奏する。

そうして完成した曲は、聴き手に大きなインパクトを与える。
もしかしたら、まるで化学反応を起こしたように、聴き手の人生を変えてしまうかもしれません。

『脱法ロック』はこういった衝撃的な音楽です。

プライドを捨て、人生をかけてイキり続けながら演奏する。
こうした生き方から、人の心を動かす『脱法ロック』が生まれます。

脱法ロックは死を決意した人へのメッセージです。
「命は大切」といったありきたりなワードではなく、「どうせ死ぬなら、最後に思いっ切り何かをやろうぜ!」という率直なメッセージ。
それが『脱法ロック』のテーマです。

まとめ

以上、『脱法ロック』の解説でした。
明るい曲調とは正反対の重い解説となりましたが、いかがだったでしょうか?

あくまで個人的な解釈ですが、聴くだけで楽しくなる曲の意外な一面を発見したようで楽しかったです。

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