supercell『君の知らない物語』歌詞の意味・考察と解釈

supercell『君の知らない物語』、とても素敵な曲ですよね!
青春の甘酸っぱさを感じさせるこの曲は『化物語』のED、そしてsupercellの1枚目のシングルなのでご存知の方も多いのではないでしょうか!

今回はそんな有名な曲の歌詞に隠された意味を私なりに解釈してみたいと思います

 

タイトル『君の知らない物語』の意味

やはりアニメとのタイアップということでアニメのシーンに重ねている部分が大きいと感じますが、歌詞からも見て取れる通り、

同じ時、同じ場所にいても君は私の想いを知らないまま

といった”私”の少しモヤモヤした心を表現したものになると思います

『君の知らない物語』のテーマ

青春時代と言えば誰もが憧れたり、経験したことのある恋ですが、

この曲のテーマとしてはズバリ

失恋ソング

というものになります。

失恋ソングと言えば曲調からダークな雰囲気が漂うものが多いのですが、この曲は歌詞から心のもどかしさ、悲しさを表現していく形になっていると感じます。ラスサビ前のピアノがグっと際立たせていますね。

登場人物

『私』

”君”に対して好意を抱いているが、想いを伝えられないままでいる。

『君』

”私”の想いに気付くことの無いまま、青春時代を謳歌している。

『みんな』

”私”、”君”と共に夏の星空を見に行った複数人。

となります。思い出の一つを残しにいくという素敵な時間を過ごすといったことに関しては全員共通であることは間違いないでしょう


『君の知らない物語』歌詞の意味

天体観測と私の馳せた思い

いつも通りのある日の事

君は突然立ち上がり言った

「今夜星を見に行こう」

「たまには良いこと言うんだね」

なんてみんなして言って笑った

明かりもない道を

バカみたいにはしゃいで歩いた

抱え込んだ孤独や不安に

押しつぶされないように

数名で夏の天体観測を楽しむためにワイワイしている様子が見て取れますが、

『私』は、『君』に対する想いを打ち明けるかどうか、打ち明けてしまったらどうなってしまうのか、といった思いがいくつも交差している様子が伺えます。

心の中のあやふやな気持ち

真っ暗な世界から見上げた

夜空は星が降るようで

いつからだろう 君の事を

追いかける私がいた

どうかお願い

驚かないで聞いてよ

私のこの想いを

ここだけ見れば『君』に対して好意を持っていると捉えることも出来ますが、

「好き」という感情なのかどうかがはっきりしていないが、

いつだったかは覚えていないけど、『君』のことが気になって仕方がなかった。

その想いを『君』に伝えるときっと驚かれてしまうけど、それでも聞いてほしい。

となるでしょう。

この時点ではまだ、

「好き」といった気持ちを『私』が持っているのかまだ分からないのです。

君の近くにいるからこそ感じるもの

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」

君は指す夏の大三角形

覚えて空を見る

やっと見つけた織姫様

だけどどこだろう彦星様

これじゃひとりぼっち

小学校や中学校で習うことのある夏の大三角形

その三点となってるのがデネブ、アルタイル、ベガという星ですね。

この星は夏にしか出ないことから季節は夏と見て間違いないです。

そして織姫と彦星といえば七夕ですね。

年に一度だけ再会が許された織姫と彦星ですが、彦星を見つけることが出来ず、

『私』と織姫を照らし合わせ、『君』には届かない孤独感を指しているのでしょう。

楽しげなひとつ隣の君

私は何も言えなくて

ひとつ隣の君、とあるように『私』と『君』の間にはもう一人おり、

その物理的な距離、というのもありますが、その距離が『私』から見るととても遠く、

その状況に話す言葉を失ってしまっている状態です。

ここの構図も天の川になぞらえていることがわかります。

自分の想いがどういうものなのか理解する

本当はずっと君の事を

どこかでわかっていた

見つかったって

届きはしない

だめだよ 泣かないで

そう言い聞かせた

『君』の事を追いかけていたからこそ、気付いてしまったのでしょう。

『私』と織姫を照らし合わせ、彦星をやっと見つけたけどこの想いを伝えることが出来ないと理解し、涙が溢れてしまいそうな悲しい様子が伺えます。

強がる私は臆病で

興味がないようなふりをしてた

だけど

胸を刺す痛みは増してく

ああそうか 好きになるって

こういう事なんだね

ここで『私』が『君』の事を好きだった、ということを理解します。

最初は気になっているつもりでただ単に追いかけていただけだったけど、

『君』の近くにいる時間が長ければ長いほど、『君』への気持ちは増し、『私』の想いも募っていく。

やっと自分の想いがどういうものだったのかが判明した箇所になります。

どうしたい? 言ってごらん

心の声がする

君の隣がいい

真実は残酷だ

心の中の声、つまり自問自答している場面です。

この想いが好きだというものだとわかってしまった今、

『君』と一緒にいたい という本当の気持ちは

『君』の事をどこかで分かっていた、つまり

『君』の隣には既に互いの想い人がいる

…既に彼女がいた。という残酷な真実を既に知っていたのでしょう。

そしてその彼女もきっと天体観測に行く仲間の一人だったのでしょう。

それが、

楽しげなひとつ隣の君

『君』の隣にいた人物なのではないでしょうか。

『君』の知らない一つの悲しい物語として

言わなかった

言えなかった

二度と戻れない

あの夏の日

きらめく星

今でも思い出せるよ

笑った顔も

怒った顔も

大好きでした

おかしいよね

わかってたのに

君の知らない

私だけの秘密

夜を超えて

遠い思い出の君が

指をさす

無邪気な声で

最後に、天体観測を終えた『私』が心残りだった、と思い浮かべている描写になります。

既に夏の天体観測が終わった数日後か数年後か、

それでも『君』の表情や声が記憶に新しい。

とても大好きだった、それでも届けることの出来なかった密かな想いを

今でも思い出している。そんな淡い物語。

まとめ

一通り解釈をしてみるとやはり片思いの淡い恋物語が全面に出ており、それをスピード感のある曲調に乗せているのはやはりsupercellさんだ、といった印象を改めて感じました。

青春時代を過ごした方々には是非一度は聞いていただきたいですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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