UNISON SQUARE GARDEN『シュガーソングとビターステップ』歌詞の意味・解釈と考察

UNISON SQUARE GARDENさんの『シュガーソングとビターステップ』とてもいい曲ですよね。

この曲はアニメ『血界戦線』のエンディング曲にもなり、とても話題になりました。

UNISON SQUARE GARDENさんの楽曲は、このバンドのベースを担当している田淵智也さんが作詞作曲しておりますが、彼の作曲した曲は、音楽的にも、歌詞的にもとても難解です。

それでは、今回もまた私、砂糖塩味が楽曲の考察をしてみたいと思います。

 

タイトル『シュガーソングとビターステップ』の意味

シュガーとビターで対比的な表現になっていますね!

シュガーは甘い、楽しいこと、ビターは苦い、苦しいことを例えています。

けれども、ソングとステップはどちらも楽しいものごとの例えになっています。

つまり苦しいことにもいい側面がある。

こういったことを表しています。

UNISON SQUARE GARDEN 『シュガーソングとビターステップ』のテーマ

この歌の中では、自分のやりたいことをシュガー、世間の圧力や常識をビターに例えています。

自分のやりたいことをやることも素晴らしいことではあるけれども、

世間の圧力や常識、それらとうまく付き合って、世間を変えていこうとする。

これは、彼らにとっての人生哲学を表しています。

UNISON SQUARE GARDEN 『シュガーソングとビターステップ』の歌詞の意味

1番

一見平和に見える日常の影で

超天変地異みたいな狂騒にも慣れて こんな日常を平和と見間違う

rambling coaster揺さぶられながら

私たちが過ごしているこの世界、一見平和な日常に見えても実は超天変地異と言えるほどの、大きな災害が近くに溢れかえっています。

具体的に言えば、今でも世界では悲惨な戦争や災害が溢れかえってしまっていますし、ひょっとしたら私たちもそのような戦争や戦争に巻き込まれるかもしれません。

“rambling coaster”というのはramblingというのはふらふらしているcoasterというのはジェットコースターのコースターという意味。

これらを踏まえて意訳すれば、自分の意思とは関係なく制御不能に猛スピードで飛び回っているという感じです。

激動の世の中に振り回されて、大事なものを見失っている。

このような意味が込められています。

平等や、公平という綺麗事

平等性原理主義の概念に飲まれて 心までがまるでエトセトラ

大嫌い 大好き ちゃんと喋らなきゃ 人形とさして変わらないし

平等生原理主義、これはどのような意味かというと、どのような人も絶対に平等に扱わなければならないという思想です。

とても立派で美しい思想だと思いませんか?

ですが、必ずしもそれがうまくいくとは限りません。

自分の心に反してみんなを平等に扱う。

みなさんそんなことってできますか?

どんなに嫌なやつや悪い奴にでも、他の人と同じように愛することができますか?

そんなことできるわけないですよね。

逆に、どんなに大切な人であっても平等に扱わなければいけないなら、他の人以上に好きになってはいけないわけです。

そんなこと言われても厳しいですよね。

ここでは平等や公平が必要以上に礼賛されることで自分の心に従って人を特別に愛すること、憎むことができなくなってしまう現代社会の苦悩を表しています。

けれどもそんな世の中こそが面白い

宵街を行く人だかりは

嬉しそうだったり 寂しそうだったり

コントラストが五線譜を飛び回り 歌とリズムになる

このように、一見素晴らしいものに見えても実は悲惨だったり間違えていたりといったことがこの世界ではざらにあります。

宵の街を見てもそうです。

楽しそうにアフターファイブを過ごしている人、逆に一人寂しく過ごす人、色々あります。

けれども、そのような色々ないいことや悪いことがあるからこそ、この世界の面白さが際立ちます。

歌とリズム。作詩者は踊りながらベースを弾いているだけあって、楽しい、面白いものを象徴した言葉となっております。

ママレード&シュガーソング、ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて目が回りそうです

少し苦いママレードととても甘いシュガー、甘いピーナッツとにがいビター。

これらは、今まで述べたいいことと悪いことの言い換えです。

このような色々なことに翻弄されて目が回ってしまう。

けれどもそんな世の中こそが面白いのです。

南南西を目指してパーティを続けよう

世界中を驚かせてしまう夜になる

I feel 上々 連鎖になってリフレクト

南南西を目指してとありますが、具体的な行き先については言及していません。

行き先のあてはまだないようです。

けれども、なんのためにパーティーを続けるのかははっきりとしています。

それは世界中を驚かせるため

そしてそれが世界中の人々に伝わっていき、みんながハッピーになっていくのです。

2番

理屈ばかりの世の中で

蓋然性合理主義の正論に揉まれて

僕らの音楽は道具に成り下がる?

こっちを向いてよ 背を向けないでよ

それは正論にならないけど

蓋然性というのは、確率がどれくらいあるかという意味です。

そして、蓋然性合理主義というのはどれだけうまくいくかどうかという可能性の大小で行動を合理的に選択するという意味です。

つまり、成功する可能性が高いことを優先してやっていくってことですね。

世間では、自分のやりたいことではなく、自分が生計を立てることができる生き方で生きていくのが望ましいという考え方が広まっているというわけです。

そして、この蓋然性合理主義に従うと、UNISON SQUARE GARDENのみなさんは音楽ならうまく生計を立てることができるから、こうしてバンド活動をやっているということになります。

つまり、この考えに沿って考えると彼らにとっては音楽は単なる生計を立てる手段、道具でしかないわけです。

けれども本当にそうなのだろうかと疑問を投げかけています。

その疑問を投げかけるという行為が、生計を立てるために、必ずしも意味があることでもないし、やらなければいけないことではありませんが。

非合理的なものが必要になることもある

祭囃子のその後で昂ったままの人 泣き出してしまう人

多分同じだろう

でも言葉にしようものなら稚拙が極まれり

お祭りなど、楽しいイベントの後で気が昂ぶって、泣いてしまう人っていますよね?

彼らは泣かなければならないからでも、泣く必要があるというわけでもないわけで、泣くことに関して特に利益があるわけでもないです。

そのことにも何か意味を見出そうとしています。

合理的な観点ではうまく説明ができそうにもないですが。

最高だってシュガーソング 幸せってビターステップ

死ねない理由をそこに映し出せ

惜しがったって等速で明日は来ちゃうけど

脳内天気予報のアップデートを果たしたなら

ここでは、シュガーソングとビターステップ、どちらも最高や幸せなど好意的に表現しています。

人生とは、合理的にいいことがありそうだから生きるだとか、将来に希望が見えずお先真っ暗だから死ぬといった判断はせずに、いいことや悪いことも色々あるけれど、それらを好意的に捉えて、いろんなものから生きる理由というものを探して生きていくこと。

ここに彼らの人生観が垣間見えます。

どんなにいいことや悪いことがあったって、同じようなペースで日々が過ぎて生きますが、毎日その日々の出来事にうまく適応して生きていく。

常に前を向いて生きる積極さが現れています。

もし、自分の生き方が認められなかったとしても

someday 狂騒が息を潜めても

someday 正論に意味がなくなっても

feeling song & step 鳴らし続けることだけが

僕たちを僕たちたらしめる証明になる、QED!

もし、世界中を驚かすようなワクワクしたことができなくても、自分の考えが世間に理解されなくなってしまっても、自分らしさを貫けば、自分が本当の自分でいられるという意味です。

” 狂騒が息を潜めても”は1番の主題、”正論に意味がなくなっても”は2番の主題のことを表しており、”feeling song & step”は歌って踊るという、UNISON SQUARE GARDENさんがやっている自分らしい活動を指し示しております。

今まで自分たちがやってきたことを振り返る

ママレード&シュガーソング、ピーナッツ&ビターステップ

生きてく理由をそこに映し出せ

北北東は後方へ その距離が誇らしい 世界中を、驚かせ続けよう。

今まで、彼らはいいことや悪いこと、色々なことを経験してきました。

そして、彼らは自分らしいことをすることで生きていく理由というものを作り続けてきました。

自分の今までの活動を誇らしく思うと同時にさらなる活躍を志す。

彼らの冒険は終わりません。

彼らの冒険はまだまだ続く

ママレード&シュガーソング、ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて目が回りそうです

南南西を目指してパーティを続けよう

世界中を驚かせてしまう夜になる

I feel 上々 連鎖になってリフレクション

goes on 一興去って一難去ってまた一興

いいことや悪いことそんなことを繰り返して、迷ったりすることもありますが、それでも彼らは活動を続けます。

世界中を驚かせるために。

そしてみんなを楽しませていく、そしてそれをずっと続けていく。

彼らの意気込みが感じられます。


まとめ

いかがだったでしょうか?

この歌詞からは今まで知らなかったUNISON SQUARE GARDENさんの人生観や彼らの音楽活動に対する姿勢などが知れてとても興味深かったです。

確固たる自分自身の哲学を持っている感じがしてとってもかっこよかったですね!

最後までお読みいただいてありがとうございました。



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