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『ドラマツルギー』 歌詞の意味・解釈と考察

EVEさんの『ドラマツルギー』めちゃくちゃ良い曲ですけど、、、

これまた歌詞内容が意味不明と思ってる方が多いと思います!そこで、私、砂糖塩味が簡潔に『ドラマツルギー』の解釈をしてみようと思います!!あくまで自己解釈ですが、知っていると一段良い曲に聞こえますよ?

 

タイトル「ドラマツルギー」の意味

正式な意味は「演劇論・作劇法」という意味らしいです
タイトルからして劇に関することであることの察しが作と思いますが、歌詞のふりがなをみると
「劇場=箱 」
という当て字を取っているんです。かなり意味深

作品中の考察ポイント

①仮面       作中では自我や人格の意味で使われてる

②色(青と黒) 主人公に通じるものだけ青く描かれる

③箱      社会との隔たり

に注目してみていきましょう(あくまで自己解釈)

そして、ストリーに深く関わる人物が

①主人公(=青色)

②ケモミミ(=何色?)

③黒ずくめ(=黒色)

ですね//

具体的考察

1、主人公の仮面が割れる

これは、自分を見失うことを指しているのでしょう

『何者にもなれない』『存在証明』『”ワタシ”なんてないの』

という歌詞からも連想できますね

   すかー         

 (この仮面、誰かに似てる)

  うわっ 

   あれ?

  ・・・ 

 この後から、仮面の形がころころ変わる=さまよい続けます割れた理由は後ほど)

2、箱に閉じ込められる

仮面の失って自我を見失った主人公は、箱に閉じ込められ出れません。

『皆、必死に役を演じて傍観者なんていないのさ』

とあるが、私だけ

この小さな劇場はこから出らんない

つまり社会から疎外されてしまう

「見えない箱」に閉じ込められています

←in← 

作中いたるところで出て来る小さな箱には主人公が閉じ込められています

一瞬、箱の色が主人公の髪の色になってますね

3、箱から出ようとする主人公とそれを阻止するケモミミ

ぶつけられたボールに、めっちゃ主人公がビビりますww

 

    外を確かめる姿   

  そんあ主人公にボールをぶつける

はい。ケモミミが主人公に対しての管理役みたいな立場になってますね

この場面以降、ケモミミがボールを箱に対してではなく、地面につきます

箱に対してボールを投げていたことから

ボールを投げる行為=主人公に何かしら影響を及ぼす行為、なのでしょう

そして、その様子を外から見る傍観者。そう、黒ずくめ

『傍観者なんていないのさ』

あれ??傍観者なんていないんじゃなかったの??

これは、黒ずくめの視点が劇場の外側に位置するからですね

(展開9-1をみればわかると思います!)

4、過去編と決意と、、、

『まあ君にきっと無理なんだ』
『だから君にはきっと無理なんだ』

箱に入る前、一般社会に存在していたころに受けた周囲からの扱い

仮面が割れ、箱に逃げ込んだ理由でしょう

ここで、最初のサビから登場する傘が再登場

傘を持って行く。つまり外出する準備ではないでしょうか

ここで言うと、箱から出る準備

『その全てを肯定しないと前に進めない』

と言うように、自分を肯定し、進む決意を表します

しかし、なぜか右手が動かない。。心の根底で外を拒みます

5、闇に染る主人公

『考えたくなんてないよ 』
『馬鹿になっていたいもん 』

そして再び、

『ずっと僕は 何物にもなれないままで』

あぁぁーーまたネガティブなことを、、、

箱から出る決意をしたものの、外への恐怖が、、、

何者でもない自分への恐怖が、、、

はい!この魔法のボールが投入されました!!

そして、、、黒の装いに!!

つまり、黒ずくめと同じ存在になってしまいます

(黒ずくめの存在意義はまだ不明です。つまり第三弾に期待ですねっ)//

自分を肯定せず、自分を失い、何者かもわからないまま

主人公が外の社会に出てしまいます。

そしてサビへ!

6、超イケイケ主人公

『前線上に立って その旗は高く舞って 〜〜』

性格が変わってしまいます。はい

7、過去編2と決意

ひとしきり歌って踊って、

『ぽつりと鳴いた』

過去を振り返る。

<過去(箱に入る前)>

『隠してきた真実 ほんとうはどこにもない 』『差し伸べた手に疑いしかない』

過去の自分を冷静に見つめなおしています

『嗤ってきた奴らに居場所はない』

自分をバカにしてきた奴らに居場所なんてないはずだと言う考えですね

『差し伸べた手に疑いしかない』

差し出されたては疑いしかしないと言っていますが、、、

<過去(箱の中)>

倒れそうな僕を覗き込んだんだ 

諦めかけた人の前にアンタは 

いつもあざ笑うようにお出ましさ 

君にはどんな風に見えてるんだい

箱から出たいがために黒の手を取ってしまった過去を思い出す。

ここで決定的事実!!

魔法のボールをぽんぽんしたこと(過去)に対して褒めてます!!

まぁなんとなくわかっちゃいたけど、この二人グルです。はい

ぐるといより、 計画犯と甘いおやつを与えられた実行犯といった感じ

ってか、箱に座ってるのねww

8、自分を見つける

ってか、この曲良すぎな。大サビよ、大サビ。

展開が巡る巡る

『呼吸を整えて さあ

さあ ずっと僕は 何者にもなれないで』

やっとはっきりした顔がでた!!!

つまり、過去を振り返り、決意を思い出し、自分を見つけたのでしょう

と言うことは、黒の装いからもオサラバ

(以降白い服に戻ります)

9-1、 四角いポーズのスパイラル

序盤から登場する四角のポーズはなに??

まず、このポーズ

多分、箱を覗くポーズだと思います

黒ずくめの先には主人公がまたポーズを取っています

しかし、箱から出たはずの彼がなぜそのポーズの中にいるのか?

それは傍観者である黒ずくめにとって世界そのものが箱のようなものだからです。

ここでの世界とは「劇場」。ドラマツルギー=劇場法でしたね。

主人公が歩くのも苦しむのも全てスクリーンに映し出されたもの

劇場のワンシーンでしかありません

劇場というものを一種の箱と表現されているのだと思います

  黒ずくめ

         ↓↓

      主人公

       ↓

        ケモミミ        

       ↓

      主人公

という位置関係。

箱の中<劇場<黒ずくめの存在する世界

この作品に存在する3つの世界の関係性です

9-2、ケモミミのサレンダー(降伏)

え!?!?なんで「青い」箱の中にケモミミがいるの!?!?

って!!ん!?!?目が「青い」!?!?

ケモミミの正体って?

主人公くんのスクリーンポーズの先にはケモミミが存在します

で、ここ難しい。

なんで彼が箱の中にいるのか

ケモミミの目が青く、青い箱に入っている点から、明らかに主人公と繋がってますよね

みなさんはどう考えたでしょうか??

私は、最初に割れ落ちた仮面(人格)が

ケモミミの正体だと考えます

f:id:ib-iv:20171015070526p:plain←この仮面

主人公が箱の中にいる間だけ、やけに伸び伸びしてますねw

また、ボールをぶつけてたことから人格を形成した主人公とは

対立関係がうかがわれます

ちなみにラストのシーンですが、見事に顔の真ん中に割れ目が入っているように見えます

ケモミミが箱に入った理由

ケモミミ仮面にとって、主人公はいわば主体です。新たな人格を得た主人公とケモミミ仮面はもはや、同時に存在することはできません

9-3、ボロボロになる主人公

ケモミミは、箱の中を見ているわけではないので、丸いポーズをしてますね

まず、ポーズの中にはまたしても主人公くん、、、

ただ、箱に埋もれてる?って感じ

なんかボロボロだぁ

この理由は簡単ですね

外の世界に順応したわけではありません

周りの対応が変わるわけでもありません

以前と同じくぼろぼろになっても不思議ではないです

10、ケモミミ動く

ボロボロになった主人公を目にしたケモミミが動きます

このままでは、一生箱の中

脱出する方法は、また主人公を箱の中に入れることだけ

そして、ケモミミは以前の何者でもない主人公に戻すべく、

新しい仮面を奪い取ります

主人公は自分の顔である仮面(=真の人格)を奪われます

ここすごい凝ってるよほんと。

なんで仮面を被っていない主人公から、顔を奪えるかというと、このストーリーでの仮面とは人格と同義だからでしょう

真の人格であろうと、設定上は仮面を被っていること同じです

そしてラストの

『”その目に映るのは”』ですが

中盤の『君にはどんな風に見えてるんだい』とも繋がってますよね

その目に映るのは何?と聞かれたら、「自分」と答えるしかありません

捨て去った人格(割れて捨てた仮面)が

真の自分の人格(本当の仮面=顔)をかぶって

外に出て行く

そして、主人公は箱の中へ入ってしまうのでしょう。。。

これがこのストーリーの最後です

一種のドッペルゲンガーの誕生過程を描いた物語と言えますね

ケモミミは悪役なの??

これを推測するのは少し難しいですが、

主人公が仮面を奪われる時、安堵の表情が伺えられます。

↓あと実は黒い装いになる前に、後ろで服を掴んで止めてるんですね。かわいい。

f:id:ib-iv:20171015075921p:plain

この動作は主人公が黒に染まるのを心配しているのか、

自分が箱の中に入る可能性を危惧しているのか、定かではありませんが、

もしかしたら、最後のシーン

ケモミミ「あとは、俺にまかせろ」

主人公「あぁ。任せた、、、」

といった、感じで残りの人生をケモミミに託したのかもしれません

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 要約

主人公は周囲から受ける扱いに傷つき、自分の存在価値を見出せません

結果、人格をなくし、一人箱の世界へこもります

その時になくした人格が自立(ケモミミ)

しばらくして、外が気になってくるがケモミミに阻まれる

外に出る決意をしたが、心のそこで外を拒んでしまう。しかし、出たい!

黒ずくめが何かしらのアクションを起こし、、

主人公は何者でもないまま箱の外へ!!人格が180°変わる

過去を振り返り、過ちに気づき、自分を見つける!

そして、箱の外へ出るが、周囲の反応は変わらず

再び主人公は、ボロボロに、、、

それを見た、ケモミミが主人公の人格を奪い去り、

ケモミミは外へ

主人公は箱の中へ

end

最後に

どうでしたか?

ながながすみませんでした

最終的に手を下したのはケモミミでしたが、

黒ずくめが裏で全てを仕組んでいるような気もしますね

ケモミミの元が割れた仮面とするなら、

この子もまた、劇場の存在。

つまりこの子も黒ずくめの手のひらの中ということ。

対等な関係ではないですね

正直、黒ずくめの正体はほんと謎です。

ここでの主人公の容姿がナンセンス文学で登場した人の覚醒時に似ていることや

ほぼ同一の黒ずくめが登場することなどから。多少推測はできますが、

まだ断定できません。。。

「ナンセンス文学」の考察もして見ました。

よかったら照らし合わせてくださいな!!

→ボカロ考察記『ナンセンス文学』Eve 考察してみました!! – 佐糖塩見 の ボカロ考察記

次回のEveくんの投稿動画が何かヒントになるかもしれませんので

その時はまた当ブログをチェクお願いします!!

また、この曲の考察しろ

ってのがありましたら、どんどんコメントお願いします/

—————————————————

***追記***

第三弾はあります(多分)

f:id:ib-iv:20171016004608p:plain

実は、もう一つ面白いポイントが。

最後の最後に黒ずくめが箱を持ってるんですね。

そして舞台上手?下手?に消えていくんですが、意味深だと思いません?

箱を持って消えるということは、次回を予告する行為だと思いません??

あまり思わないwwww

いやーー第三弾楽しみだ

追記:SNSで拡散していただければRT&Favしにいきますね♪

↓ナンセンス文学はこちらへ↓

www.sugar-salt.com

8 件のコメント

  • ケモミミはトラウマによって生み出された悪い悪魔じゃないでしょうか?
    トラウマを受け入れる事によって主人公色に一時的に染まって箱の中に収めれたのでは?

  • Sさんありがとうございます!!トラウマというのもいい考察だと思います!
    ただ自分は仮面が剥がれ落ちた点からその仮面が人格を持ったという解釈をしました
    まぁこれも一種のトラウマと表現できますね
    箱の件ですが、主人公とケモミミの感情はリンクされてませんので主人公側がトラウマを受け入れてもケモミミに影響ないのでは?というのが私の意見です!

  • 1:40あたりの「ドラマツルギー」と表示されている後ろに、ナンセンス文学の主人公覚醒前のシーンがあります!

  • https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ドラマツルギー_(社会学)

    社会学のドラマツルギーを曲で表現しているようにも感じます。
    以下が自分の解釈となり、周囲が求める役割を演じることでしかアイデンティティーを見出だせない社会の矛盾や虚しさをシニカルに表現した名曲だと思います。

    「劇場(箱)=オーディエンスに求められる役割を演じ続けることでしか自己を見出だせない息苦しい世界。そこでは誰もがパフォーマーでありオーディエンス(役割を定める黒幕)。ずっと演じ続けてきたから何者にもなれず、気づいたら本物の感情も失っていた。決められた役割ではない本当の自己(かつて無垢だったワタシ=ケモミミ)と再会できるドラマチックな展開を期待しているけど、実はその展開すらも決められた役割なのかもしれない。その目に映るのは(本当の自己?決められた役割?※ドラマツルギーにおいては役割)」
    長文失礼しました。感想を伝えあえる場は良いものですね。

  • 僕はこの考察に近い経験がありました。昔の無垢な頃は、空気なんか気にせずに生きていけてたのに、成長してから自分に嘘ついて周りに気を遣って自分が無くなりそうでした。でも今では、確固たる自分を見つけました。それは理想を演じて挫折したカッコ悪い自分も、理想通りにいった自分も、どんな自分も自分なんだって認めたからです。仮面の自分ともケモミミの自分とも仲良くなれば1人じゃない気がして怖くなくなったんです。そんな経験から2種類の人格同士が仲良くなって、主人公(空気を読める自分)はケモミミ(空気を壊せる自分)にも頼れるようになったのかなと思いました。そしてそれは黒幕のシナリオ通りかもしれない。ですが、今の自分ならそのシナリオすらも認めて黒幕とも仲良くなって自分の世界の黒幕に自分がなってやるって考えますね。なんか考察じゃなくなってすみません。

    • 駄菓子屋さん感想有難うございます。
      ご自身の経験から葛藤やそれを乗り越えて行く様を
      観察することが出来ました。
      確固たる自分を見つけることが前に進むために必要
      なんですね。

      これからも自由なコメントをお待ちしています!

  • 今更この曲にハマってしまった人間です、よろしくお願いします。
    私自身こういった考察が大好きなので非常に楽しく読ませていただきました、ありまとうございます。

    私はこの詩が一人だけの言葉、感情で出来ているとは思えませんでした。
    何故かといいますと、音程や言葉使い、歌い方の変化が感じられたからです。
    「音程の低い主人公の役=仮面=劇場=箱」仮面が外れた時の不安そうな表情や、後ろ向きな言葉。内向的な仮面=役
    「音程の高い主人公の役=仮面=劇場=箱」外で踊り、期待を持っているような言葉。外交的な仮面=役
    そして黒服。これは歌詞の掛け合いから、他人、誰からの視線と認識しています。

    「ワタシなんてないの」からの「どこにだって居ないよ」はドラマツルギーに染まり、色々な役を演じている他人=黒服からの、少し呆れた返しに聞こえましたし、
    「触れたら壊れてしまった、間違ってく様子を黙った、僕ら全員無垢でありました、いつの間にか怪物になったんだ」と、僕に非はないんだとの呟きには「その全てを肯定しないと前に進めないかい」と、言い訳にこれまた黒服が少し呆れたように歌っているように感じました。

    私は箱は何層にもなっていると思っていて、高音の主人公の中のには低音の主人公がいて、どこにでも出てくる黒服を黒幕と言っていますが、「君には(僕が)どんな風に見えてるんだい」とはっはっはのように笑っているような様子を見ると、やはり黒服はドラマツルギーにおける他人からの目の様に感じます。

    ケモミミちゃんが主人公の仮面を引きはがした事自体が謎ですが、私は逆に箱の中に閉じこもっていたケモミミ主人公がそれなのかなと感じています。
    稚拙でかなり違った感想になってしまっていますが、色々な感想の一つと思っていただければ幸いに存じます。

    • ツキさんコメント有難うございます。
      熟考に熟考を重ねた洞察と多角面からの考察を
      興味深く読ませて頂きました。
      多数の言葉と感情という線、そして箱の原理や
      ケモミミにも焦点が当てられており幅広い考察
      を提供して下さいましたね。
      ドラマツルギーを愛しておられるのがよく伝わり
      ましたよ!

      これからもSugar&Salt Musicを宜しく
      お願いします!

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