04 Limited Sazabys『Montage』歌詞の意味を考察・解釈

雨 予報の心 模様
過ちの 果て 明け暮れ
覚悟を決め 縄を解いて
流れた 長い笑い声

そこにいたいのに
こんな生き方しかできず
ごめん

いつだってそう
汚れた手だけど
まだ微かに観える 道導
掴み取る明日の鍵を
取り返してよ
プラマイゼロでも
まだ微かに感じる 追い風
刻み出す 命のリズムを

半信半疑 前進 本心 押し殺し
眺めた 全て思い込み

無駄にしたくない1秒
何時 何分 間一髪
ハリーアップ ハリーアップ
時計の針 回る
運命の重み 命 祈り 灯火
手を伸ばす 進行中

いつだってそう
汚れた手だけど
まだ微かに観える 道導
掴み取る明日の鍵を
取り返してよ
プラマイゼロでも
まだ微かに感じる 追い風
刻み出す 命のリズムを

朝焼けに 燃やされて 消えていく
騒がしい 夜を抜け たどり着く
まだ間に合う

見透かしてよ
汚れた世界を
まだ微かに観える 道導
掴み取る明日の鍵を
見逃してよ
繋いだ世界を
まだ微かに感じる 追い風
刻み出す 命のリズムを

はじめに

『Montage』とは2019年8月27日にネット上で公開された楽曲です。
同年9月4日リリース 04 Limited Sazabys New Single『SEED』には
今作の他にアニメやCMタイアップとなった2曲が収録されています。
動画再生回数は公開から1週間経過した現在で25万と上々の伸びを見せてます。

そしてなにより今作は三浦春馬さん主演のドラマ「TWO WEEKS」のオープニ
ング曲となっている点に注目できます。
ドラマの内容は殺人の濡れ衣を着せられた主人公は、白血病の娘を救うため決死
の逃亡を試みる2週間のタイムリミット・サスペンスとなっています。

MVもドラマ内容に寄せて一人の男性主人公が敵から追われて逃走するというも
のです。
彼の決死の逃亡の果てに待つものとは、彼の運命はいかに。。

今回ゴールデンタイムの放送を担当するのは初めての04 Limited Sazabysです
が、曲調と仕上がり具合はどのようになっているのでしょうか。
ボーカルのGENさん、関西テレビ プロデューサー岡光寛子氏のコメントを見て
みたいと思います。

深い絶望と緊張感の中で、突き動かされる使命感と一筋の光。運命の重みをひしひしと感じる作品でした。そんな作品の世界観にもよく馴染む、僕ららしい疾走感溢れる一曲です。是非ドラマと併せて僕らのMontageもよろしくお願いします。 ―― GEN(Ba/Vo)

https://tower.jp/article/news/2019/07/10/tg001 タワーレコードオンライン より

若者に絶大な人気を誇る04 Limited Sazabysの皆さんに、音楽で「TWO WEEKS」に勢いをつけていただきたく、今回オープニング曲の書き下ろしをお願いしました。これから始まる1時間を見たくなるような高揚感と、愛するものを守るために逃亡する主人公を彷彿とさせる疾走感、それでいて夏ドラマらしさもあるカッコいい楽曲、という盛りだくさんのリクエストに、歌詞も含めて一発で答えてくださったフォーリミの皆さん。主演の三浦春馬さんと同世代である皆さんの楽曲に、撮り下ろしのオープニング映像をのせて視聴者の皆様にお届けするのが、今から楽しみでなりません!

―― 関西テレビ 岡光寛子(プロデューサー)

https://tower.jp/article/news/2019/07/10/tg001  タワーレコードオンライン より

お二人のコメントに共通しているのは「疾走感」です。
確かに視聴してみると大事なものを背負っている人物が忙しなく
走り続けている印象を受けました。

さらに岡光寛子氏が語るように「高揚感」もひしひしと伝わってくる
作品に仕上がっていたと筆者も感じます。
次の展開はどうなるのかという想いが「歌詞・MV・ドラマ」すべてから
受けてにダイレクトに伝わっていくようでした。

それではさっそく気になる歌詞の考察を始めていくことにしましょう。

タイトル『Montage』とは

『Montage(モンタージュ)』は「組み立て」を意味するフランス語です。
今では英語また映像用語として広く用いられている単語となっています。
映画用語においては「視点の異なる複数のカットを組み合わせて用いる技法」
を指して用いられます。

さらに「異なる写真などの断片を組み合わせて1つの全体を構成する技術」と
も説明されていました。
上記の「写真」はMVでも登場しておりなんらかの関連性を持たせているので
はと筆者は考えました。

歌詞全体から男性主人公は不器用ながらも自分の人生を「組み立て」ようとし
ています。

また自分の観点以外に「ごめん」と謝る相手の観点から見ている部分、「~し
てよ」と述べている部分は今作が異なった視点から物事を見ていることを示唆
しているように感じます。

『Montage』歌詞の意味

平穏と安定から解かれて

雨 予報の心 模様
過ちの 果て 明け暮れ
覚悟を決め 縄を解いて
流れた 長い笑い声

歌詞冒頭では男性主人公が気持ちの晴れない日々を
過ごしていることを綴っています。
そして「過ち」大なり小なり人生における失敗を繰
り返している点にも言及しています。

これはドラマの主人公が初期段階で牢屋に入れられ
ている時期とリンクさせているように思えます。

歌詞中の主人公は「覚悟を決め」て「縄」つまり平
穏と安定の環境を捨てリスクの高い生活をすること
を選びます。

この部分もドラマ主人公が自分の娘のために決死の
逃走を覚悟した点と類似しています。

「流れた笑い声」とは上記のようなリスクしかない
馬鹿げた決定を嘲笑する人たちの声なのでしょう。

危険の中でしか生き甲斐を感じれない

そこにいたいのに
こんな生き方しかできず
ごめん

いつだってそう
汚れた手だけど
まだ微かに観える 道導
掴み取る明日の鍵を
取り返してよ
プラマイゼロでも
まだ微かに感じる 追い風
刻み出す 命のリズムを

歌詞冒頭では自分の気持ちという観点で綴られていました。
しかしこの部分では「ごめん」と誰かを意識しています。
主人公には大切に思っていた人が存在するようです。
そして過去にもその人を困らせた経験がありそうです。

「こんな生き方」つまりリスクが付きまとう不安定な生き方
を指しているのでしょう。
MVの男性も危険な仕事に足を踏み入れたのでしょう。
彼の人生をまるっと描いたような映像でした。

彼は「汚れた手」と自分の行動が良くないことを認めています。
これは社会的にも法律的にも認められないことをしていると判
断できるフレーズです。

そんな生き方の中で彼は明日を明るくする「希望」を手探りで
見つけようとしているのでした。

彼は「命のリズム」を全身で感じています。
彼は普通の人ではない、もっと言えば尋常じゃない状態にいる
と言えます。

なぜならリスクしかない行動をすれば普通「生きた心地がしない」
と思うからです。
しかし彼はリスクの中でしか「生きた心地がしない」のです。

大切なもののリミット

朝焼けに 燃やされて 消えていく
騒がしい 夜を抜け たどり着く
まだ間に合う

「朝焼けに燃やされて消えていく」のはなんでしょうか。
主人公にとっては「自分の命」と言えるかもしれません。
ドラマ主人公にとっては「2週間の日々」と「娘の命」を
示唆するのかもしれません。

それぞれが大切なもののリミットを全身に感じながら、
汗と涙を流し生きています。

周囲の人たちは嘲笑し「もう終わりだ」と一蹴するでしょう。
しかし主人公もドラマ主人公もある言葉を心の中に刻み込み
明日を描いて駆け抜けます。

「まだ間に合う」

まとめ

いかがだったでしょうか。
大切なものを守るため必死に奮闘する主人公はなんと
勇ましいのでしょう。

自分のためだけに生きる人生はどこか味気なく無味乾
燥としています。
主人公たちもそのように感じていました。
しかし大切なもののためには懸命に生きようとします。

ここから「自己犠牲の精神は人を行動へと大きく促す」
という点を学べますね。
筆者もそうした大切な精神を心にいつまでも育みたい
と思いました。

いま皆さんもなんらかの事情で、あるいは誰かのため
に走り続けているかもしれません。

例えば学校、家事、介護、仕事、自身の病気などと戦
う為に全力疾走していることでしょう。
ときにそれが「逃げている」と思えるときもあります。

しかし周囲が嘲笑しようと諦めずに日々走っている人
たちすべては勇ましいと筆者は感じました。
ドラマの主人公を見ていても決死て愚かだとは思いま
せんでした。

今作が主人公のさまざまな思いの観点から、またドラ
マ主人公の観点から歌詞を綴り世界観を広げていた点
は非常に魅力的でした。

04 Limited Sazabysの今後の活動と次回作に期待し注
目していきたいと思います。

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