米津玄師『春雷』歌詞の意味・解釈と考察

 

米津玄師さんの『春雷』とてもいい曲ですよね!

しかし歌詞の意味まで読み解いてる人は少ないと思います。

そこで今回も私、砂糖塩味が『タイトル』の歌詞の意味を解釈してみたいと思います!

米津玄師『春雷』の意味とテーマ

春雷とは

3月から5月頃の春に発生する雷。多くの場合、寒冷前線の通過に伴う。

まず、春といえば、様々なイベントがありますよね?

特に代名詞とも言えるのが「出会いと別れ」でしょう。

次に、雷を形容すると、「瞬き」「衝撃」などが挙がります。

ここから考察すると、この曲のテーマを『衝撃的な初恋と別れ』 となります!

歌詞の意味

今回は歌詞が長く、説明が冗長になりそうだったので、歌詞のストーリーを私、砂糖塩味がわかりやすく“書き換え”てみました!それではお楽しみ下さい!

心を奪われてしまった「僕」

現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていた

どんな言葉もどんな手振りも足りやしないみたいだ

その日から僕の胸には嵐が住み着いたままはなれないんだ

人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ

それは春の真っ最中、突然訪れました。

どんな言葉でも、どんな手振りでも足りないくらいに輝いていた「あなた」。

出会ったその瞬間から、「僕」の心には「あなた」への恋心が芽生え、嵐のように住み着いていたのでした。

雷が落ちてきたかのように「あなた」の声が、僕の心を奪っていったのでした。

儚く壊れそうなほど美しい「あなた」

揺れながら踊るその髪の黒が 他のどれより嫋やかでした

すっと消えそうな 真っ白い肌によく似合ってました

あなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今

頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった

「あなた」の黒い髪が踊るように輝いて、儚くも美しいその白い肌によく似合っていました。そしてそれは、他のどんなものよりもしなやかで優雅だったのです。

「あなた」のことがもっと知りたい。「あなた」が何を考えているのか知りたい。

でも、距離を縮めた瞬間に何かが変わってしまいそうで怖かったのです。

初めての感情を教えてくれた

全てはあなたの思い通り 悲しくって散らばった思いも全て

あなたがくれたプレゼント

ゆらゆら吹かれて深い惑い 痛み 憂い 恋しい

悲しかったり自分が自分じゃなくなったり、そんな感情を教えてくれたのも「あなた」でした。

惑い、痛み、憂い、恋しさ、その全ての感情をプレゼントしてくれた「あなた」に感謝をしています。

 「あなた」の前では無力

言葉にするのも形にするのも そのどれもが覚束なくて

ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ

嗄れた心もさざめく秘密も 気がつけば粉々になって

刹那の間に痛みに似た恋が体を走ったんだ

どうやって「あなた」に接したらいいのか、話しかけたらいいのか、

ただ見ていることしかできなかったんです。

「あなた」の前では、擦れていた心や虚勢なんかは為す術もなく、素っ裸になるしかない自分。

「あなた」が笑ってくれた瞬間に、胸を締め付けるような恋心が

僕の体を走っていったのでした。

「あなた」という迷路

深い惑い痛み憂い繰り返し いつの間にか春になった

甘い香り残し陰り恋焦がし 深く深く迷い込んだ

「僕」は「あなた」という迷路に迷い込んだまま、一年が経ち、また春が訪れました。惑い、痛み、憂い、色々な感情を味わいながら、ずっと「あなた」のことを想い続けました。

別れの季節

花びらが散ればあなたとおさらば それなら僕と踊りませんか

宙を舞う花がどうもあなたみたいで参りました

やがてまた巡りくる春の最中 そこは豊かなひだまりでした

身をやつしてやまない あんな嵐はどこへやら

この桜の花びらが散れば「あなた」とお別れをしないといけません。

舞い散る桜が、まるで「あなた」との別れを知らせているようで辛かったのです。

どうせ、このまま終わってしまうのならばと、ようやく想いを告げたのです。

痩せてしまうほどに思い悩んでいたのが嘘だったかのように、穏やかな時間が訪れました。

永遠の片想い

まだまだ心は帰れない その細い声でどうか騙しておくれ

カラカラに枯れ果てるまで

ふらふら揺られて甘い香り 残し 陰り 幻

心はずっと「あなた」に奪われてしまったままで

まだ帰れないでいます。

「あなた」の声で、どうか最後の最後まで、永遠に僕を虜にしていて欲しいと願っています。それが例え、幻であったとしても。

すべての感情が宝物だった

聞きたい言葉も 言いたい想いも 笑うくらい山ほどあって

それでもあなたを前にすると 何も出てはこないなんて

焦げ付く痛みも差し込む痺れも 口をつぐんだ恋とわかって

あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ

「あなた」に言って欲しかったこと、「僕」が伝えたかったことはたくさんありました。

それでも「あなた」の前では何もできなくなかったのです。

焦げ付く痛みも差し込む痺れも、、、そのどれもが「あなた」への想いを確かなものにするために必要なことだったんだと気がつきました。

「愛」であると信じたい

どうか騙しておくれ「愛」と笑っておくれ

いつか消える日まで そのままでいて

「僕」が抱いてるこの気持ちが愛であると信じたい、いつかこの想いが消えるまで愛であると信じさせて欲しい、そんな想いが込み上げてきます。

昨日のことのように鮮明

言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって

ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ

嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって

刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ

最初に出会ったあの春から、「僕」はずっと「あなた」の虜になったままです。

時間は経っても、まるで昨日のことのように鮮明に「僕」の心に焼き付いてしまっていたのでした。

最後に

一通り、考察を終えてみて、気づいたことがあります。

それはこの『春雷』が中学校、もしくは高校が舞台で、主人公「僕」が一学年上の先輩「あなた」に恋をした物語なのではないかということです。

例えば主人公「僕」が高校2年生で「あなた」が高校3年生。中学か高校を舞台と想定したのは、この歌詞の心の動きが「初恋」だと考えると辻褄が合うからです。また春に出会いと別れをしていることと、「僕」がいつも遠くから「あなた」を見ている様子が伺えることも理由の一つです。

二度目の春が巡ってきたときに別れ、きっと「あなた」が卒業してしまったのでしょう。

具体的考察の中の「別れの季節」の項目。ここは、卒業してしまう前にダメ元でもいいから想いを告げようと、そんな状況だったのではないでしょうか?

届かなかったにせよ、「僕」が後悔をしない選択をした様子が伺えます。

そんな淡い恋心を描いた『春雷』なのではないかと、私、砂糖塩味は考えるのでありました。



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