Superfly『愛を込めて花束を』歌詞の意味・解釈と考察

 

Superflyさんの『愛を込めて花束を』めちゃくちゃ良い曲ですよね!

しかし皆さん、しっかり楽曲の内容を意識したことはありますか?そこで、私、佐糖塩見が簡潔に『愛を込めて花束を』の考察をしてみようと思います!!あくまで自己解釈ですが、読んで頂ければ、一段良い曲に聞こえますよ!

 タイトル『愛を込めて花束を』の意味

皆さんは日常的に花束を渡したり貰ったりしますか?

現在では卒業式、送別会といった節目のお祝いに花束を贈ることが一番多いような気がします。

「愛を込めた花束」

この曲における「花束」は、私たちが普段目にする花束とは違うものです。

特別な、あるいは非日常的なものとしての「花束」が描かれている曲です。

『愛を込めて花束を』のテーマ

「自らの言葉で歌いたい」という理由で、実際に恋人に花束を贈って製作に臨んだそうです。

このエピソードから、この曲に使われている言葉は

「花束を贈る女性」のものとして描かれていることが分かります。

『愛を込めて花束を』という曲の中では、そんな女性の心境が伸びやかでダイナミックな歌声で表現されています。

『愛を込めて花束を』の歌詞中の登場人物

「私」(女性)が「あなた」(男性)に語りかけているような内容になっています。

また、この2人は恋愛関係であると考えられます。

現在では同性恋愛を認める国も増えていますが、今回は異性恋愛のものとして考察したいと思います。

「私」が過去から現在に至るまでの足跡を思い出しながら話しているような状況が浮かんできます。


Superfly『愛を込めて花束を』歌詞の意味

それでは具体的に考察をしていきます!

過去から見る「現在」

二人で写真を撮ろう 懐かしいこの景色と

あの日と同じポーズで おどけてみせて欲しい

まず2人の思い出の場所から場面が始まります。

しかし「懐かしいこの景色」という歌詞から、2人はしばらくこの場所に来ていなかったということも読み取れます。

過去から現在までの時間の経過が表現された歌詞だといえるでしょう。

いったい何がこの時間を生み出してしまったのでしょうか?

それについては後半で詳しく述べていきます。

見上げる空の青さを 気まぐれに雲は流れ
キレイなものは 遠くにあるからキレイなの

視点が上に移っています。

「私」が空を見上げながらふっと浮かんだ心境を表した部分です。

ここで重要なポイントは「キレイなもの」という歌詞。

遠くにあるからこそキレイ…近くにあるとキレイでない

つまり「キレイなもの」とは「私」の理想を表しています。

「私」は過去に理想を追い求めた経験があり、また理想と現実のギャップを身を持って経験したのでしょう。

彼女が理想を諦めた後の現状についてどのように感じているかは次の部分で明らかになります。

 約束したとおりあなたと
ここに来られて本当に良かったわ
この込み上がる気持ちが 愛じゃないなら
何が愛かわからないほど

目線が再び「あなた」のもとへ移り、そして込みあがってくる感情、

それが愛であると再確認している場面です。

花束を贈る「私」

愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って
理由なんて訊かないでよね
今だけすべて忘れて 笑わないで受けとめて
照れていないで

「私」は特別な「あなた」に思いを込めて花束を贈ります。

「理由なんて訊かないで」欲しいのは彼女なりの照れ隠しでしょう。

少しぶっきらぼうな所がある「私」は所謂「ツンデレ」なのかもしれません。

普段は思いを口に出さない彼女が「あなた」に愛を伝える心情が表現されていますね。

現在からみる「過去」

 昨日とよく似た今日は 何気ない分かれ道を
分かって選びそびれた 臆病のせいでしょう

再びAメロ同様の落ち着いた雰囲気に戻ります。

ここからは冒頭の部分と逆に、現在の「私」が過去について語っています。

一見複雑な文章に見えますが、

今日はあるもの(愛を伝えるという行為)

を昨日まで臆病な心が邪魔をして避けてしまっていたと読むことも出来ます。

私は泣くのが得意で
最初から慰めを当てにしてたわ

かつての「私」が「あなた」に抱いていた感情、

それが「甘え」であることが分かります。

「甘え」とは、辛くなった時の逃げ道、と解釈しても良いかもしれません。

何度も間違った道 選び続けて
正しく ここに戻って来たの

間違った道…「私」は理想を求めて、別の男性を選んでしまった過去

前半の「過去から見る現在」で述べた、2人の間に生まれてしまった時間の原因の答えがこの歌詞の中にあります。

そして過去を振り返った彼女の胸に浮かんだのは、

間違った道を選んでしまった自分だからこそ、「あなた」こそが特別な存在であると気付くことができた。

という思いです。

開けていく心

巡り巡る時を超え いつもあなたの所へと
この心 舞い戻ってゆく
無理に描く理想より 笑い合える今日の方が
ずっと幸せね

理想とは違うけれど、笑い合える日々をくれる「あなた」と過ごせる日々、

彼女の幸福感が感じ取れます。

これまでの歌詞よりもストレートな言葉になっているのも、「私」が自身の心を伝えようとする様が表現されているようです。

violet, indigo, black and blue
flame, yellow, purple, sky blue,
pink, yellow green, ash, brown……
あなたに贈る色は……?

色…感情

およそ花の色とは思えないような言葉も出てきていますが、これは「あなた」に伝えたい感情、花言葉を表していると言っても良いでしょう。

例えばashはトネリコ、「偉大」「高潔」「思慮分別」の意味があります。

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いつまでもあなたと

巡り巡る時を超え いつもあなたの所へと
この心 舞い戻ってゆく
ありがとうも言い出せずに 甘えていた
今日ここへ来るまでは

「私」は昨日まで愛と感謝の言葉を伝えてきませんでした。

でもそんな「私」も今日までです。

愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って
理由なんて訊かないでね
今だけすべて忘れて 笑わないで受けとめて
本当のわたしを


いつまでもそばにいて

「私」が贈った「愛を込めた花束」

昨日までとは違う「私」の本当の気持ちを込めた一言で最後が締めくくられます。

いつまでもそばにいて

最後に

Superflyさんの『愛を込めて花束を』の考察をしてきました。

ただまっすぐに愛を伝えるだけではない女性の心の機微が絶妙に表現されていますね。

思わず共感し、うなずいてしまう方もいらっしゃるのでは?

冒頭から中盤の一見難解な歌詞と、サビのストレートな言葉の対比も表現に深みを出しています。

ツンデレな「私」と優しい「あなた」が歩んでいくのは、花束のように鮮やかな道であり続けるでしょう。



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