ほのかりん『夢裡』歌詞の意味・解釈と考察

ほのかりんの『夢裡』とてもいい曲ですよね!

しかし歌詞の意味まで読み解いてる人は少ないと思います。

そこで今回も私、砂糖塩味が『夢裡』の歌詞の意味を解釈してみたいと思います!

 

ほのかりん『夢裡』の意味・テーマ

夢の中。夢のうち。夢中。

(引用:三省堂 大辞林)

幸せだった二人の同棲生活。そんな日々に終止符を打つ決意をした「私」。

「君」が眠っている間(夢裡の中にいる間)に別れを告げる置き手紙を書いている時の感情を綴った楽曲です。

ほのかりん『夢裡』歌詞の意味

約束は守れなかった

思い出せるのはそうだなぁ、君が買ってきたケーキかなぁ
甘いのは二人で苦手ね

好きだったとこはそうだなぁ、君の四角い笑顔かなぁ
迷いもなく溢した幸せ

約束してたのに

まず二箇所みていただきたいです。

“思い出せるのはそうだなぁ” “好きだったとこはそうだなぁ”

つまり、過去の出来事について思いを巡らせていますね。

その他の部分からは「私」と「君」が親密な関係であったことが読み取れます。

そして“約束してたのに”と続きます。

「約束してたのに」ということは「約束を守れなかった」ということです。

何の約束を守れなかったのでしょうか??

次のパートをみていきます。

置き手紙、君は夢裡の中

ベイビーみたいな寝顔と狭すぎた木造四畳半
愛してた愛していた
「裏切った私を忘れてね」と、置き手紙を書いてる途中で
「いつか結婚」君は夢裡の中

ここで「私が君を裏切った」ということがわかりました。
そして“いつか結婚”とあります。
「裏切った」というのは「約束を守れなかった」ことを意味しています。
ここで先ほどのパートの答えが出てきますが、守れなかった約束は「結婚」です。
「裏切った」の一言からは様々な背景が想像できますが、はっきりとわかるのは「私たちはいつか結婚すると約束したのに守れなかった」ことについてのみです。
そこに至るまでに「私」だけでなく「君」の裏切りがあったかもしれませんが、それは描かれていません。
“寝顔”と“木造四畳半”というところから、「二人は同棲していた」と考えられますね。
情景としては「君」が寝ている間に「私」が置き手紙を書いているということがわかります。

下手くそに守った嘘=結婚

寒い日は何時も恨んだなぁ、コートのポッケが狭い事
ふたつ分絡めた幸せ
好きだったとこは何処かなぁ、私は我儘ばかりでさ
下手くそに守った嘘

約束してたのに

ここでは再び、「過去」の幸せだった頃を思い出しています。

難しいのは“下手くそに守った嘘”という歌詞。何のことでしょうか??

一番考えやすいのは、「結婚」ですね。

“下手くそに守った嘘”は“約束してたのに”にかかっていることがわかります。

そして“約束してた”のは「結婚」です。

「いつか結婚しようね」と二人で話しながらも、実際のことはわかりませんからその不安があったのではないでしょうか。

二人の関係性

ベイビーみたいな寝顔と狭すぎた木造四畳半
愛してた、それだけは信じてね
「裏切った君でも愛してるよ」、なんて馬鹿な事言わないでね
冬の季節、君は夢裡の中

二番のサビです。

“裏切った君でも愛してるよ”という歌詞から、二人の関係性が見えてきますね。

そして、合わせてみたいのが一つ上の歌詞パート。

“好きだったとこは何処かなぁ、私は我儘ばかりでさ”

という歌詞。

ここから「君」の性格と二人の関係性が推測できます。

つまり「君」から「私」への愛情の大きさ、優しさ、寛大さが伺えます。

しかし、裏を返せば「優しすぎる、自分がない、優柔不断」などといった側面も持ち合わせていることも想定できます。「私」が別れを決断したことには必ず理由がありますから、その一因も考えなければなりません。複雑な胸のうちがあると想像できます。

なぜ「雷」??

この雷が積もる様に私なんか忘れるわ
愛していた証に指輪を置いていくわ

ここで無視できないのが“この雷が積もる様に”という歌詞。

表記は「雷」なのですが歌っているときは「ゆき」と言っています。

辞書で「雷」の項目をみても「ゆき」という読み方はしません。どう読んでも「かみなり」です。表記を間違えたのかと思い、複数の歌詞サイトをみましたが、どこをみても「雷」と表記しています。

ということは作詞的に何か意味を持たせたかったと考えるのが普通です。

しかし、今の所、この部分に対するほのかりんさんご本人のコメントもないので真実はわかりません。

シンプルに考えるならば、誰かが人に怒られた様子をみて「◯◯さんのかみなりが落ちた」などと言いますから、「怒りが積もる」ということを表現したいのかと思われます。しかし、全体の流れから考えるとやはりここに怒りを持ってくるのは唐突すぎます。「雷」にまつわる神話や古典文学から、何か意味を付加しているとも考えられましたが、『夢裡』のストーリーに繋げられそうなエピソードはありませんでした。

様々なことが想像できますが、現時点でわかることは「ゆき」という言葉に何か意味を込めたかった、ということだけです。

“愛していた証に指輪を置いてい”ったのは、「さよならの証」です。

結婚は夢裡の中

ベイビーみたいな寝顔と狭すぎた木造四畳半
愛してた愛していたのに
裏切った私はもういないの、強がりを言っている手前で
「いつか結婚」君と夢裡の中

「いつか結婚」君は夢裡の中

“強がり”ということは、本当は未練があるんですね。

辛い別れだと思われます。

“いつか結婚”が“夢裡の中”と言っていますから、それは現実にはならないということです。

ほのかりんさんの『夢裡』で別れを決意した背景というのは、本当に様々なことが想定できます。だからこそ、多くの人に「私もこんな経験あったな」とか「これ今の私のことだ」など共感を生んでいるのではないでしょうか?

自分だけじゃないんだと思えることは、とても心強いですよね。

素晴らしい歌でした!

最後に

さていかがでしたでしょうか?

今回はほのかりんさんの『夢裡』の考察をさせていただきました。

歌詞に登場する“夢裡の中”にはいくつかの意味が込められていましたね。

「君が眠っていること」「二人がいた日々が夢のようであったこと」そして「結婚という約束が夢で終わってしまったこと」など。

こういったところにほのかりんさんの作曲能力の高さがうかがえます。

作詞作曲はご自身でなさっているようですね。

ほのかりんさんと言えば、ゲスの極み乙女のボーカル、川谷絵音さんと交際し、既に破局したことが報じられています。

一時的に世の中に出てきたように感じますが、調べてみますと、繊細な感受性をお持ちのお方なようでこういったアーティスト活動に向いておられるのではないでしょうか?

また声も力強く万人ウケしそうですから、今後の活躍に期待したいですね!

今回も読んでいただき、ありがとうございました!



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