米津玄師『ピースサイン』歌詞の意味・解釈と考察

 

米津玄師さんの『ピースサイン』めちゃめちゃカッコいい曲ですよね!

特に歌詞が深くて、聴く人によっていろんな解釈ができそう!

そこで私、砂糖塩味が独自の視点から『ピースサイン』の意味を考察してみたいと思います!今回はほとんど私の妄想です!!

新しい読み物を読んでいるような感覚で楽しんでいただけたらなぁと思います!

タイトル『ピースサイン』の意味

「ピースサイン」はボディランゲージの一種で、楽しさや親愛の情を意味します。勝利のアピールや、平和を祈るサインとしても用いられています。

イギリスでは、ピースサインが指でVの形を作ることから「Victory(勝利)」の象徴とされることもあるそうです。

『ピースサイン』のテーマ

米津玄師、メジャー7枚目のシングルであるこの曲。

読売テレビ系列アニメ『僕のヒーローアカデミア』第2期第1クールのオープニングテーマとして起用されました。

登場するキャラクターたちは皆、超常能力「個性」を持っています。しかし、落ちこぼれの主人公緑谷出久の能力は「無個性」。そんな彼が平和の象徴で圧倒的強さを誇るオールマイトに憧れ、ヒーローを目指すという人気アニメです。

しかし今回は!!ピースサインの作中だけの音楽では収まらないと考え、

「もしも米津玄師さんが『ピースサイン』を自分自身と重ね合わせて作っていたとしたら」という仮定で考察してみたいと思います!

あくまでも勝手な解釈ですので、こういった捉え方もあるんだなぁと感じていただければ幸いです。

テーマは『自分との約束』です!

 具体的考察

あの飛行機=大きな夢

いつか僕らの上をスレスレに
通り過ぎていったあの飛行機を
不思議なくらいに憶えてる
意味もないのに なぜか

不甲斐なくて泣いた日の夜に
ただ強くなりたいと願ってた
そのために必要な勇気を
探し求めていた

幼い頃に見た飛行機は、あまりにも大きくて偉大で、理由なんてわからないけどただただ、かっこいい。ただただ憧れる。

そんなものでした。

「あの飛行機=大きな夢」つまり、米津玄師さんにとっての「音楽」と重ね合わせているのではないかと感じました。

自分も憧れのあのミュージシャンのようになりたい、でもまだ遠く及ばない。

自分には何が足りないんだろう。そうやって必要なものを探し求めていたのかもしれません。

叶うかわからない。音楽ができるならそれだけで良いと思った。

残酷な運命が定まってるとして
それがいつの日か僕の前に現れるとして
ただ一瞬 この一瞬 息ができるなら
どうでもいいと思えた その心を

「このまま一生叶わないかもしれない。とてつもなく大きな挫折が自分の目の前に立ちはだかるかもしれない。」そんな不安と戦う毎日でした。

でも、そんなどうなるかわからない未来よりも、たった今この瞬間。

音楽に触れることができるなら(息ができるなら)それだけでもう十分なんだと、米津玄師さんは思ったのかもしれません。

夢なんか叶わなくたって、音楽ができるならそれで良いのかもしれない、と。

自分との約束を忘れたの?

もう一度
遠くへ行け遠くへ行けと
僕の中で誰かが歌う
どうしようもないほど熱烈に
いつだって目を腫らした君が二度と

悲しまないように笑える
そんなヒーローになるための歌
さらば掲げろピースサイン

転がっていくストーリーを

だけど自分の心の中で誰かが話しかけてきます。

「本当にそれで良いの?あの時約束したんじゃなかった?」と。

それは幼き頃の自分でした。

「あんなカッコいいミュージシャンに僕もなりたい!」

そうやって目をキラキラ輝かせていた頃の自分です。

転がりながらだって、自分との約束を守る。

そうやって幼き頃の自分を悲しませないためにヒーローになる決意をした証、それが「ピースサイン」なのではないでしょうか。

しぼんでいく情熱。約束を守れないまま。

守りたいだなんて言えるほど
君が弱くないのはわかってた
それ以上に僕は弱くてさ
君が大事だったんだ

「独りで生きていくんだ」なんてさ
口をついて叫んだあの日から
変わっていく僕を笑えばいい
独りが怖い僕を

今の弱気な自分なんかよりも、目を輝かせていた少年の自分の方がずっとずっと強い心を持っていました。

「独りで生きていくんだ」と強く誓ったはずなのに、今はまるでそんな決心も嘘だったかのように小さくなってしまった自分。そんな姿を見たら少年の頃の自分はきっと笑うんだろう。自信をなくして、臆病になってしまった自分がいました。

君の心=音楽

蹴飛ばして噛み付いて息もできなくて
騒ぐ頭と腹の奥がぐしゃぐしゃになったって
衒いも外連も消えてしまうくらいに
今は触っていたいんだ 君の心に

不甲斐ない自分が情けなくて、やり場のない苛立ち・苦しさを抱えていても、世間からどう思われていようと、自分は音楽がやりたいんだ(今は触っていたいんだ君の心に)と強く思います。

ここでの「君」=「音楽」なのです!

今はまだ見えない。それでも音楽があるなら。

僕たちは
きっといつか遠く離れた
太陽にすら手が届いて
夜明け前を手に入れて笑おう
そうやって青く燃える色に染まり
おぼろげな街の向こうへ
手をつないで走っていけるはずだ
君と未来を盗み描く
捻りのないストーリー

「今はまだ遠いかもしれないけど、音楽があるならきっと夢見たあの場所へ行くことができると信じている。その場所は霞んで見えないけど、音楽となら手をつないで一緒に走っていけるはずだ。ありふれた物語かもしれないけどきっとそうなると信じてる。」

そんな風に自分に言い聞かせていたのでした。

燻っていた音の魂を今、解き放つ

カサブタだらけ荒くれた日々が
削り削られ擦り切れた今が
君の言葉で蘇る 鮮やかにも 現れていく
蛹のままで眠る魂を
食べかけのまま捨てたあの夢を
もう一度取り戻せ

ぐしゃぐしゃになった日々。疲れ果ててボロボロになってしまった心。

立ち直れなくなってしまった心を幼き頃の自分が奮い立たせてくれます。

今にも消えてしまいそうな灯火を、もう一度燃え上がらせるための、音を紡ぎ出します。心の叫びを、鮮やかな音として解き放つ時がきました。

自分との約束を果たすために、もう一度。

もう一度
遠くへ行け遠くへ行けと
僕の中で誰かが歌う
どうしようもないほど熱烈に
いつだって目を腫らした君が二度と
悲しまないように笑える
そんなヒーローになるための歌
さらば掲げろピースサイン
転がっていくストーリーを

君と未来を盗み描く 捻りのないストーリーを

「散々、嘘をついて悲しませてしまったよね。もう君が悲しまないように、笑顔になれるように僕は君との約束を守っていくよ。」

するとさっきまで泣いていた幼き頃の自分が微笑み、強く歩き始めた自分に向かって笑顔で「ピースサイン」をしました。最後はその意志を確かめ合うように、お互いが振り返って笑顔で「ピースサイン」。そうして「あの飛行機」のように大空へ羽ばたいて行くのでした。

自分自身にとってのヒーローになるための歌。

それが、米津玄師さんの『ピースサイン』なのかもしれませんね。


まとめ

さて!今回の『ピースサイン』の独自解釈いかがでしたでしょうか?

米津玄師さんが音楽に憧れ、音楽に触れるそんな情熱的な日々を描いた一曲。

もう、ほとんど私、砂糖塩味の妄想の世界のような解釈でしたね。

こんな物語があっても面白いのではないでしょうか??

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!



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