砂糖塩味の「楽曲考察・解釈記」

楽曲の歌詞やMVから意味の解釈・考察をしていきます

星野源『ドラえもん』歌詞の意味・解釈と考察

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作者の意図や訴えを知ること、考えることでその音色は何通りにも変化します。
しかしながら多くの方々はメロディーと歌声ばかりに耳が向き、「作曲された意図」を考えていません。
私はそんな方々の代わりに楽曲の解釈・考察をして、新たな音楽の楽しみ方を提供したいと考えています。
「楽曲考察」の文化を一緒に築き上げて行きたいです。

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星野源さんの『ドラえもん』、『映画 ドラえもん のび太の宝島』の主題歌にもなり、話題になりました。

曲名にもある通り、この曲はドラえもんをテーマにして作られています。

今回は、私砂糖塩味が独自に歌詞の解説をしてみました。

 タイトル『ドラえもん』の意味

漫画『ドラえもん』の主人公のドラえもん、彼は、のび太くんの未来を救うために、22世紀の未来からやってきました。

ポンコツで、欠点が多い、それでも、のび太くんの未来のために奮闘するドラえもんは、誰もが欠点を抱えながらも必死に生きている私たちと共通するところがあるのではないでしょうか?

『ドラえもん』のテーマ

ドラえもんは、映画や漫画の中で、色々な人を幸せにしていったり、世界を救ってきました。けれども、ドラえもん自身は、欠点の多いポンコツロボットとして、漫画の中では描かれています。

それでも、ドラえもんは何度も世界を救ってきました。

誰かを幸せにするには、何が必要かが、この曲のテーマになっていると思います。

星野源『ドラえもん』の歌詞の意味

不思議な存在、ドラえもん

少しだけ不思議な
普段のお話
指先と机の間 二次元

落ちこぼれた君も
出来すぎあの子も
同じ雲の下で
暮らした次元
そこに四次元 

皆さんはご存知だと思いますが、ドラえもんは22世紀の猫型ロボットで、のび太くんの家の机の中から、現代にやってきました。

ドラえもんは、周りにうまく溶け込んでいますが、それでも、未来から来たという不思議なところがあります。

現代で普通に暮らしながらも、少しだけ不思議な要素を持っている。

これはドラえもんであるということを端的に表しています。

 ”落ちこぼれた君”がのび太くんを、”出来すぎあの子”が出来杉くんを表しています。

彼らは、同じ時代に、同じ場所で暮らしていました。

そこに突如として、タイムマシンで、異次元である未来からドラえもんがやってくるわけです。

豊かな心を持ったロボット、ドラえもん

機械だって 涙を流して
震えながら 勇気を叫ぶだろう 

 普通の機械やロボットは、涙を流したり、戸惑いながらも、勇気を振り絞ったりなどという複雑な感情はおそらく持たないでしょう。

しかしながら、ドラえもんはなんども涙を流したり、苦しい時でも必死に勇気を出したりなどといったことを何度もやってきました。

そんなドラえもんと一緒だからこそ!

だから
ここにおいでよ
一緒に冒険しよう
何者でもなくても
世界を救おう
いつか 

 ロボットなのに、豊かな心を持ったドラえもんはとても特別な存在であるということがわかります。

のび太たちはドラえもんが来るまでは、普通の小学生として過ごしてきました。

けれども、特別な存在であるドラえもんと一緒に何度も大冒険を繰り広げて、その度に世界を救ってきました。

のび太くんたちは、普通の小学生だとしても、自分の個性や能力を発揮してそれぞれのやり方で、世界を救ってきたのです。

のび太くんたちも、普通の小学生でありながら特別な存在であったというわけです。

もし、ドラえもんと離れ離れになったとしても…

時が流れて
必ず辿り着くから
君に会えるよ
どどどどどどどどど
ドラえもん 

 けれども、ドラえもんとのび太くんたちは本来、別の時代、別の次元に存在している存在です。

ですから、時間が経って22世紀まで行けば、ドラえもんに会えるわけです。

そして、ドラえもんに呼びかけます。

いつだってドラえもんとつながっている!

背中越しの過去と
輝く未来を
赤い血の流れる
今で繋ごう
僕ら繋ごう 

 ドラえもんとのび太くんたちは、時代は違えども、過去と未来で確かにつながっているわけです。

ドラえもんとのび太くんたちが確かな強い絆で結ばれているということがわかります。

欠点があっても、誰かを幸せにできる!

拗ねた君も 静かなあの子も
彼の歌も 誰かを救うだろう

 拗ねてしまっていたり、内気だったりしても、誰かを幸せにすることができるのです。

誰もが誰かを幸せにすることができるのです。

のび太くんたちのように…

だから
ここにおいでよ
一緒に冒険しよう
何者でもなくても
世界を救おう
いつか

時が流れて

必ず辿り着くから

君に会えるよ

どどどどどどどどど

ドラえもん

私たちものび太くんたちのようにそれぞれの方法で誰かを幸せにすることができるわけです。

そして、私たちも、またのび太くんたちと同じように、いつか、未来にはドラえもんのような存在がいる。

この世界が続く限りいつか、ドラえもんに会えるのではないかと、未来に思いを馳せているのだろうと思います。

限りある存在だとしても…

台風だって 心を痛めて
愛を込めて さよならするだろう

君が遺したもの 探し続けること

浮かぶ空想から また未来が生まれる 

 ドラえもんの登場人物に、「台風のフー子」という登場人物がいます。台風というのは、いつか消え去ってしまう限りある存在です。

それでもフー子はドラえもんやのび太くんたちと心をかわし、最後にはフー子は戦って消え去ってしまうわけです。

それでも、フー子の犠牲のおかげで、世界は救われたわけです。

ここでは、そんな、フー子との思い出が語られています。

そして、フー子によって、世界が救われたことによって得られたもの、それはたくさんあります。

悲しみから生まれるものもある

ここにおいでよ
一緒に冒険しよう
何者でもなくても
世界を救おう
いつか

冒険や、人生の中で、嬉しいことや幸せなことだけではなく、悲しいこと、辛いことなどを味わうことも幾度となくあるでしょう。

けれども、そのような感情だって、無駄ではないし、そのような出来事も、誰かを幸せにすることだってあるのではないかと思います。

ドラえもんに会えるために

時が流れて
必ず辿り着くから
君をつくるよ
どどどどどどどどど
ドラえもん 

けれども、ドラえもんとのび太くんたちは、別の時代、別の次元の存在です。

いつか、同じ時代、同じ次元で会えるように、ドラえもんを作るといった決意が込められています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は星野源さんの『ドラえもん』の歌詞の考察をさせていただきました。

歌の中では、のび太くんたちが、今までの冒険で学んだこと、それは、誰でも、それぞれの方法で誰かを幸せにできるということが込められていましたね。

ところどころに散りばめられた、ドラえもんの作品をイメージした詩、ここから、ドラえもんという作品の完成度の高さと星野源さんのドラえもんに対する愛がわかります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。