ポルノグラフィティ 『アポロ』歌詞の意味・解釈と考察

ポルノグラフィティさんの『アポロ』とてもいい曲ですよね。

この曲のリリースが1999年と今から20年近く前の曲です。

それでも現在までカラオケでの定番曲として親しまれているとても人気のある曲です。

しかし、この曲の歌詞はなかなか難解でわかりにくいです。

そんな名曲『アポロ』を私、砂糖塩味が考察していこうと思います。

 

タイトル『アポロ』の意味

アポロというのは、人類が月に着陸したアポロ計画のことを指しています。

人類が月に行くこと。

それはとても困難なことです。


ポルノグラフィティ『アポロ』のテーマ

この曲は本当の愛を求めることの困難さをテーマにしています。

月に行くことと本当の愛を求めること。

スケールは違いますが、どちらもかけがえのないことですし、とても難しいことです。

けれども月に行くことは、必死の努力の末に実現しました。

愛も必死の努力で叶う日は来るのでしょうか?

これがこの歌のテーマです。

ポルノグラフィティ『アポロ』の歌詞の意味

近くにあっても手に入れることができないもの

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう
アポロ11号は月に行ったっていうのに

空に見える月、私たちからあまりにも遠く、手の届きそうにない月。

けれども、その月にはずっと前にアポロ11号が月面着陸をしていたのです。

とても遠い月にはいくことができるのに、できないものがある。

”月に行ったっていうのに”という言葉に、近くにあるものなのに行くことができない、手に入れることができないということを匂わせます。

噛み合わない二人

みんながチェック入れてる限定の
君の腕時計はデジタル仕様

”みんながチェック入れてる限定の腕時計”はとても注目を浴びるような貴重なものということ、デジタル仕様というのは、今風で、移り変わりの激しい様を表しています。

そのような時計を持っている”君”はとても注目を浴びるような貴重で魅力的かつ、とても今風で移り変わりやすい人であるということを表しています。

それって僕のよりはやく進むって本当かい?
ただ壊れてる

けれども、あまりにも移り変わってしまうのが速すぎて、”僕”からしてみたら、壊れている風にしか思えない。

二人の心のすれ違いを表しています。

見通しがきかない現状

空を覆う巨大な広告塔には
ビジンが意味ありげなビショウ
赤い赤い口紅でさぁ

”空を覆う巨大な広告塔”広告塔が、空を覆い尽くして空が見えなくなってしまっています。

これでは、月を見上げることができません。

代わりに見ることができるのは、赤い口紅をした微笑を浮かべた美人。

これは、自分の心の中が、魅力的で移り変わりの激しい”君”に心を奪われてしまって、心が濁ってしまっていると解釈することができるでしょう。

難しい恋愛

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう
アポロ11号は月に行ったっていうのに
僕らはこの街がまだジャングルだった頃から
変わらない愛のかたち探してる

月に行くという難行はずっと前にアポロ11号が達成できているというのに、恋愛というものは、ずっとずっと昔から試行錯誤の連続で、今でも手探りであるということが歌われています。

非常に困難な偉業である月に行くことと、昔から至る所で行われている恋愛の対照がとても印象的ですね。

目先の情報よりも重要なこと

大統領の名前なんてさ
覚えてなくてもね いいけれど
せめて自分の信じてた夢ぐらいは
どうにか覚えていて

今の総理や大統領が誰なのかくらいは一般常識だから、覚えておかなければいけないと世間ではよく言われていますが、それよりもはるかに重要なことがあります。

それは、自分の信じていた夢や信念を覚えておくこと。

自分が何をやりたいかを知っておくことです。

地下を巡る情報に振りまわされるのは
ビジョンが曖昧なんデショウ
頭ん中バグっちゃってさぁ

昔は、地下には何もなかったのに、情報の移り変わりが激しい現代では、地下にある通信ケーブルを通して情報が伝達されます。

そんなあまりにも多い情報に振り回されてしまうのは、自分が何がやりたいかが曖昧だったり、忘れてしまったからです。

まさに混乱してしまい、”頭ん中バグっちゃってさぁ”ということです。

それでも人は高みを目指す

僕らの生まれてくるもっともっと前にはもう
アポロ計画はスタートしていたんだろ?
本気で月に行こうって考えたんだろうね
なんだか愛の理想みたいだね

アポロ計画で月に行くずっと前から、アポロ計画は始動していました。

目標が実現するずっとずっと前から、目標に向かって努力し続けたわけです。

私たちの恋愛も、長い長い苦闘の末に、理想にたどり着くことができるのでしょうか?

進歩に想いを馳せる

このままのスピードで世界がまわったら
アポロ100号はどこまで行けるんだろ?
離ればなれになった悲しい恋人たちの
ラヴ・E・メール・フロム・ビーナスなんて素敵ね

ずっと宇宙計画を続けていたら、どのようなことが可能になっていくのでしょうか?

いつしか、不可能なことも可能になっているかもしれません。

ひょっとしたら、恋愛だって同じようにいつか、あまりにも心が遠く離れても、想い合えるようになるのかもしれません

僕らはずっと最高を求め続ける

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう
アポロ11号は月に行ったっていうのに
僕らはこの街がまだジャングルだった頃から
変わらない愛のかたち探してる

不可能だと思えた月に行くということが、いつしか可能になったことと同じように、恋愛だってずっと追い求め続けているのだからいつかは、理想の恋愛を得ることができるのではないだろうかと最後に考えてこの歌を締めくくります。


まとめ

とても親しみやすい歌詞とメロディーですが、抽象的な表現がとても多く、とても色々な意味を取ることができる奥の深い歌詞でした。

あまりにも遠いけれど、たどり着くことのできる月と、近くにあるはずなのになかなか手の届かない愛という対比がとてもよくできていますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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