砂糖塩味の「楽曲考察・解釈記」

楽曲の歌詞やMVから意味の解釈・考察をしていきます

レミオロメン『3月9日』歌詞の意味・解釈と考察

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レミオロメンの『3月9日』めちゃくちゃ良い曲ですよね!

しかし皆さん、しっかり歌詞の内容まで意識したことはありますか?

今回は佐糖塩味が簡潔に『3月9日』の考察をしてみようと思います!!

あくまで自己解釈ですが、読んで頂ければ、一段良い曲に聞こえますよ!!

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タイトル『3月9日』の意味

まずこの曲は、

レミオロメン3人(当時)のメンバーの共通の友人の結婚披露宴のために作られた曲なのです。

その結婚披露宴がまさに、「3月9日」でこの日付をそのままタイトルにしたのです。

ちなみにこの曲がリリースされたのも 2004年"3月9日" 

 

またなんとこの曲のMVで新郎役として出演している池田鉄洋さんは

2014年"3月9日"に婚姻届を提出しているそうです!

 

『3月9日』のテーマ

 今でこそ超定番の「卒業ソング」としても認知されているこの曲
もともと友人の「結婚」のために作られたこの曲が、「卒業ソング」として定着したのには、その歌詞に結婚や卒業、この時期の全ての新たな門出を思わせる内容が散りばめられているからです。

また、まだ無名の堀北真希さんが起用されたことでも有名なこの曲のMVも

導入が早速「卒業」のシーン
この曲のMVの映像作家 森淳一さんも

あえて結婚に焦点を置きすぎずに、本筋を"姉妹"の物語にしたとしています。
このMVもそのイメージを作った一つの要因でしょう。

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具体的考察

さて、では具体的考察をしていきます!

過ぎていく日々、あなたと進んでいきたい

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

季節の真ん中、これは3月9日という冬から春へという季節の変わり目であることを示す真ん中という意味以上に、

人生の節目」という意味での「真ん中」という意味が強く出ています

そこで私は過去を振り返ります
いろいろあったもんだなと

ただ、ここで「日の長さ」と「せわしく過ぎる日々」という対比が行われています
皆さんも振り返ればいろいろあったんだけど、もうこんな時が過ぎたのか、そんな思いをしたことはありませんか?

「夢を描く」という文言がありますが、これは「将来こうなりたい!」というようなものというより、
せわしく過ぎていくからこそ、1日1日を大切に君と歩んでいきたいという意思の方が強いでしょう

日常と共に近く春

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

桜のつぼみを使って情景描写をしながら、
つぼみはいつか花ひらく、そんな将来を見据えながら、
「新しい門出」を表現しています

このパートは卒業にも繋がる、広い意味での「門出」を思わせます

 

溢れ出す光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

ここで一気に"日常"に焦点を当てます
この「Aメロ」パートのメロディと歌詞はこの曲の世界観を作り出すのにかなり重要な役割を果たしていると思います

穏やかな朝の風景を描き、何気ない日々の尊さを感じながら、こんな朝を何度も二人で送りたいという希望が伝わります

 

新たな世界の入口に立ち
気づいたことは 1人じゃないってこと

そのまま「新たな門出」を表現しています
ここも「結婚」「卒業」全ての門出をイメージさせます

その門出に自分を支えてくれる、仲間、家族、そしてパートナー、

大切な人を想います

 

支えられている実感と、支えたいという静かな想い

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

サビですね!

これはさすがの歌詞、いつも心の中であなたに支えられていた、ということを
眼を閉じて"あなた"を想うわけですが、その"あなた"を
あえて「まぶたの裏に"いる"」、つまり視覚的に見える「存在」として表現しています

自分の中に大きな存在として、あなたが強く焼き付いているのでしょう


いつも支えられていた実感と共に、私もあなたを支えられる存在でありたい、
静かながらも、強い想いが受け取れます

 

再び日常シーン、空を仰ぐ

砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで 見とれました

再びAメロ、日常シーンになります
ここの「昼前の空の白い月は」で目線を空に向けます
この先サビまで視線は空のままです

春の穏やかな空の景色で情景描写しながら、この曲の日常感と穏やかな時の流れのイメージを強くしていきます

 

(「つむじ風」の解説)

少し気象の視点で情景描写に使われる「つむじ風」を捉えてみましょう

つむじ風は「晴れて気温が高く、空気が乾燥した日に発生しやすい」つまり"春"に発生しやすい気象現象です

地表の温度の上昇により地表付近で複雑な乱気流が発生します

この乱気流のなかで空気がぶつかり上昇気流ができる部分、「収束域」という場所が発生します

その周囲で乱気流により偶然回転エネルギーが発生すると、そこで「つむじ風」が発生するのです

つまり、台風と違い、回転方向は左右両方あります

いろいろあるかもしれないけど、きっと大したことじゃない

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

空に向けた視線、広大な空をみて想います

将来何があるか、どんな困難があるかわからない

けれど、それもこんな大きな空に比べればちっぽけ

きっと二人なら乗り越えていけるだろう

 

わからない将来を少しだけ不安に感じながらも、きっと大丈夫と言い聞かせているように感じます

 

日常にある幸せを、ふたりで一緒に感じてたい

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

日常的なおだやかなシーン

「花咲くを待つ喜び」という何気ない幸せもどんなに小さな喜びも

ふたりで分かち合いたいし、それさえあれば何もいらない

それくらい君と一緒にいたい

そんな想いを、サビで穏やかさの中に強い感情を帯びて歌いあげられます

この先も 隣で そっと微笑んで

ここはこの曲のクライマックス、一番ストレートに、

この先もあなたと一緒にいたいんだ!

という想いが溢れ出ています

 

メロデイ面から捉えると、

この曲のサビのメロディは頭は比較的高音で強く、最後穏やかに収束していきます
そのためこのパートが最後2回サビを歌うにあたって、接続かつ徐々にテンションを上げていく役割を果たしています

 

感謝と決意、強くも優しい想い

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

同じ歌詞なので解説は省きますが、
前にも述べましたがこのサビは最後、静かに収束します
このメロディの終わり方も強くも優しいこの曲が持つ想いを表現しているような気がします

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最後に

新たな門出

いつも以上に誰かに想いを馳せる人生の大きな節目

その時感じるのは決意だったり、幸せだったり、感謝だったり、色々複雑に混ざり合いながら、強く優しいものになるのだと想います

歌詞からもメロディからも、多くの人が共感したものであり、かつ文学的な表現が、リリースから14年経った今でも色褪せない曲になっている理由かもしれません