砂糖塩味の「楽曲考察・解釈記」

楽曲の歌詞やMVから意味の解釈・考察をしていきます

米津玄師『アイネクライネ』歌詞の意味・解釈と考察

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米津玄師さんの『アイネクライネ』めちゃめちゃ良い曲ですよね!

しかし皆さん、曲の内容を意識して聞いたことはありますか?

意識したことがない方のため、私、砂糖塩味が簡潔に『アイネクライネ』の意味考察をしてみようと思います!あくまで自己解釈ですが、読んで頂ければ、一段と良い曲に聞こえますよ!!

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タイトル『アイネクライネ』の意味

アイネクライネ=Eine Kleineはドイツ語だそうです。

 

「Eine」は英語でいうところの「a/an」

また同様に「Kleine」は「small」にそれぞれ該当します。

 

つまりアイネクライネは『小さな』といったところでしょうか!

『アイネクライネ』のテーマ

私、砂糖塩味はこの曲のテーマを『真実の愛』 と解釈しました!

傷ついた過去を持っていて、自分に自信のない「あたし」がある一人の男性に出会ったことによって、初めて本当の幸せを知るまでの心の葛藤を描いたストーリーではないかと解釈しました!

米津玄師『アイネクライネ』歌詞の意味

 出会いは悲しみの始まり

あたしあなたに会えて本当に嬉しいのに

当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ

今 痛いくらい幸せな思い出が

いつか来るお別れを育てて歩く

 「あたし」=女性の主人公が、心から大切だと思える男性に出会いました。

彼と一緒にいる時間は何ものにも代え難いもの。本当に心からの幸せで溢れています。

それなのに「悲しいんだ」と「あたし」は言っています。

 

「いつかきっとこの幸せにも終わりが来るんだろうな。」

幸せの大きさに比例して、それを失った時の悲しさはどんどん大きく育っていくものです!

ちっぽけなあたしなんかよりもっとふさわしい人が

誰かの居場所を奪い生きるくらいならばもう

あたしは石ころにでもなれたらいいな

だとしたら勘違いも戸惑いもない

そうやってあなたまでも知らないままで

 「きっとこんなちっぽけなあたしなんかよりも、もっと彼にふさわしい人がいる。」

 

誰よりも繊細で傷つきやすい「あたし」。

心のどこかで「ずっと彼のそばに一緒にいたい。」と思いながらも、そんな勘違いは有り得ないと言い聞かせることによって自分自身の心を保っているのかもしれませんね。

 

「あなた」を信じきれない「あたし」

あなたにあたしの思いが全部伝わってほしいのに

誰にも言えない秘密があって嘘をついてしまうのだ

あなたが思えば思うよりいくつもあたしは意気地ないのに

どうして

本当は自分の苦しい過去もさらけ出して、全部受け止めてほしい。

でも、それを言ってしまったら「あなた」がいなくなってしまうかもしれない。

 

「あなた」を信じ切ることができない意気地なしの「あたし」なのに、どうしてここまで包み込んでくれるんだろう?

 

そんな風に「あたし」は感じています。

あなたがいればそれだけで幸せ

消えない悲しみも綻びもあなたといれば

それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前の全てがぼやけては溶けてゆくような

奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

「あたし」は過去の悲しみや過ちも彼に出会うために必要なストーリーだったとしたら「これでよかった」と笑い合うことができて嬉しいと言っています。

自分のすべてを包み込んでくれる彼の愛をなんという言葉で表現して良いか、わからないほどの幸せに包まれています。

 

全部ひっくるめて愛していく

あなたが居場所を失くし彷徨うくらいならばもう

誰かが身代わりになればなんて思うんだ

今 細やかで確かな見ないふり

きっと繰り返しながら笑い合うんだ

「誰かの居場所を奪い生きるくらいならばもう

あたしは石ころにでもなれたらいいな」

こんな風に彼のことを想う繊細さを持つ「あたし」。

そんな「あたし」が彼が苦しい思いをするくらいなら誰かが身代わりになればいいと思うほど、彼のことを愛していることが伝わります。

彼が「あたし」の「消えない悲しみと綻び」「誰にも言えない秘密」を包み込んでくれるように、「あたし」も彼の過去ではなく「今」を大切にしていく覚悟が綴られています。

 

「あなた」を失いたくない

何度誓っても何度祈っても惨憺たる夢を見る

小さな歪みがいつかあなたを呑んでなくしてしまうような

あなたが思えば思うより大げさにあたしは不甲斐ないのに

どうして

 そうやって何度誓っても、「惨憺たる」=痛々しい夢を見てしまう「あたし」

ほんの些細な出来事が二人を遠ざけてしまうような夢を。

決意をしたのにまたこんな不甲斐ない夢に傷ついてしまう「あたし」なのに、どうしてそんなに大切に想ってくれるんだろう。

 

そんな風に「あたし」は感じていました。

 

あなたといるために「あたし」出来ること

お願い いつまでもいつまでも超えられない夜を

超えようと手をつなぐこの日々が続きますように

閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために

そのために何ができるかな

あなたの名前を呼んでいいかな

未来はどうなるかわからないですよね。

「閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために」=「夢の中でさえも幸せな時間が続くために」

信じるためには何ができるんだろう、と「あたし」は思います。

あなたに出会うために生まれてきた

産まれてきたその瞬間にあたし

「消えてしまいたい」って泣き喚いたんだ

それからずっと探していたんだ

いつか出会える あなたのことを

産まれてきたその瞬間の記憶はほとんどの人はないと思います。

でも、産まれた瞬間に「消えてしまいたい」と泣き喚いたと表現してしまうほどに「あたし」の過去は辛く悲しい出来事で埋め尽くされていたのかもしれません。

それからずっと、どこにあるかわからない愛を探し続けていたんですね。

 

世界でたった一人の人

消えない悲しみも綻びもあなたといれば

それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前の全てがぼやけては溶けてゆくような

奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

 

あなたの名前を呼んでいいかな

辛いことしかなかった「あたし」の人生。

それも彼に会うために必要なストーリーだったんですね。

彼と出会えたことで、昨日までのすべてを愛することができるようになった。

 

彼には「あたし」よりふさわしい人がたくさんいるかもしれない。

だけど、きっと「あたし」には彼しかいないと、そう思える世界でたった一人の人。

 

「あなたの名前を呼んでいいかな」

 愛されていい存在なんだと自信を持たせてくれた彼に心を委ねる覚悟ができてきたのかもしれませんね。

まとめ

今回は米津玄師さんの『アイネクライネ』を考察させていただきました!

生まれたその瞬間から苦しい過去を生きてきた「あたし」が「真実の愛」を見つけるストーリー。

 

それが米津玄師さんの『アイネクライネ』だと私、砂糖塩味は感じるのでありました。

 

ご拝読、ありがとうございます!!